英語発音専門ドクターDイングリッシュ

もうブツ切れ英語に悩まない!ネイティブのようにスラスラ話せる2つの秘訣

言葉に詰まる問題を解決

発音ディレクターDr. Dです。

英語を話す時に、言葉がすぐに出てこないから

途中で音が詰まってしまう。

音読する時なんかは滑らかに発音できる様になったけれど、

結局話したら元のぶつ切れの発音になってしまう。

わかります!言葉に詰まると結局ブツ切れの発音に戻っちゃいがちです。

話のペースが比較的遅いノンネイティブと話す時は大丈夫かも知れない。

TOEIC900レベルとかだと、むしろあなたがリードして話せるくらいかも知れない。

でも、問題は相手がアメリカ人の場合です。

あなたが英語をある程度話せるということがわかった途端、

水を得た魚の様に、だ〜!っと話し始める日本在住、または日本を旅行中のアメリカ人の勢いは止まりません。

普段押し殺していた言葉が一気に溢れ出した時の話の展開スピードは恐ろしいです(笑)

私自身も全然ネイティブじゃないので、「ちょ、まってまって!」ってなります。

ちなみにこの状況、私はしょっちゅう経験します。

ドクターDイングリッシュ以外に、インバウンド向けの遊漁船業もやっているので、

それがアメリカ人だった時に、というか釣り客の9割はアメリカ人なんですが、

How can you speak like that?ってしょっちゅう言われます。

そしてストレスの吐口にされます(笑)

なので相手の話のペースが早すぎた時に、言葉に詰まって発音が戻ってしまう気持ち、よーくわかります。

今回はこれに関して、私なりの2つの解決方法を提案しようと思います。

1つめは「単語を組み立てながら話すな」ということ

2つめは「相手のペースに飲まれない様に冷静さを失わない」ということです。

まず英語を話す時の大前提として、「単語を組み立てながら話すな」

ということなんです。

日本人の英語上級者は文法にうるさい人が多いです。

そこに並々ならぬこだわりやプライドがあるんですね。自分がそこが得意だから。

まぁ別にいいんですよ。無いよりあったほうがいいですから。

ただ会話レベルでは、その知識の高さが仇となることが多々あります。

文法にこだわりの強い人は、無意識に「いかに言葉を綺麗に並べるか」ということに

こだわってしまいます。

文法に沿って単語を並べて話すことをしていると、

とにかく文章が長くなりがちで、会話レベルでは相手にダイレクトに意味が伝わりにくい。

会話は読書とは違いますからね。

こういう話し方をしていると、どこまでいってもブツ切れの発音はなおりません。

文を組み立てるのにエネルギーを使いすぎて、全く余裕がなくなりますしね。

そうすると変なところで音に詰まり、言葉の切れ目も非常にわかりづらくなります。

この「言葉の切れ目」は英語を話す上でものすごく大事な要素で、

これは、2つ前の「チャンク」に関しての動画でも詳しく話しましたが、

英語は単語を組み立てて話すのではなく、「チャンク」を積み上げて話すのだということです。

チャンクというのはその一言で意味が成り立つ単語の集まりみたいなものです。

ちょっと例文を用意しました。

普段私がやっている釣り客に釣行内容を説明しているシーンです。

狙うメインターゲットはハマチとカンパチで

もうすぐ下げ潮が走り出すから、そこから11時の潮止まりまでの

4時間半ほどがチャンスです。って話をします。

What I’m thinking today

getting out on the water

catching yellowtail and amberjack

and it’s coming pretty soon

the best current conditions for them

best to get those fish to bite

is out going tide

until the slack tide at 11 am

we still got 4 and a half hours

so let’s launch the boat

「チャンク」単位で話すと、それ一つ一つで意味がちゃんと成り立つので、

文法なんてまったく考えなくても話せる様になります。

そして普段の会話レベルでは、ただこいつらをテキトーに思いついた順に出すだけです。

これは多分ネイティブが普段英語を話す時の感覚だと思います。

そうなるためには普段から「チャンク単位での発音」に慣れておく必要がありますし、

言葉を覚える時も「チャンク単位」でインプットしておかなければ、それを出してくることはできません。

この様に英語を普段からインプットし、話すことが出来ると発音が崩れることは少なくなります。

次はマインド的な話になります。

あなたはネイティブでは無いのだから「ネイティブのペース」で話せなくて当然です。

私も無理です。てか日本語でもあのペースでは言葉が出てきませんわ。

極力相手のペースに飲まれない様に「冷静さを失わないこと」

相手のマシンガントークが始まったら、話の流れを把握することに務め、

自分が言えることだけをしっかり伝えていきましょう。

無理にネイティブぶるのが一番良くない。(と、過去の私に伝えたい)

だって無理なもんは無理ですから(笑)

ただ話が早いペースで進みすぎて、要点が掴み切れなくなる前にまったをかけられる様にしましょう。

そこで一度、You mean … といって、一度話の流れを相手と確認するようにもっていく。

こういう切り返しができる様になると、非常に便利です。

冷静になって、自分がよく知っているチャンクで話す。

文法なんて考えない。内容を伝えることが最優先。

この方向で日頃から練習していると、かなり英語の運用能力はアップすると思います。

今日はひたすら文法は必要ないなどと話してきましたが、

それはあくまで「会話する場面において文法を持ち出すな」ということです。

もちろん基礎知識としては最低でも英検2級レベルの文法知識は必要でしょう。

ボキャブラリーに関しても3000語くらいはないとそもそもスピーキングの練習すら成り立たないかも知れない。

なので今日の内容はある意味、「英語はある程度知っているけど、実践でうまく話せない」という人に向けたものであります。

これを前提とした、効果的な日頃の練習方法を紹介します。これは私がずっと今でもやっている方法で、またドクターDイングリッシュとしても伝えていることです。

それが「コピーイング」です。

練習方法はいたって単純です。動画をフレーズごとに停止させながら真似るだけです。

しかしこれがやってみるとそう簡単にはいきません。

まず、間違いなく言葉に詰まります。

2、3回やっても普通はまだ詰まるでしょう。

これを一息でさらっと言える様になるまで練習しなくてはなりません。

じゃないと自分がいざという時に使えるレベルでは体にインプットされません。

ネタは自分が好きな海外のYouTubeを使えば良いと思います。

実際に私がどの様にやっているかをお見せしますね。どうぞ。

ーー

この様に一言一言、何も見なくてもスムーズに言える様になるまで繰り返します。

その時に大切なのは「意味もしっかりと噛み締めながら」発音を真似ることです。

そうすることで、自然と気持ちが入り、イントネーションも自然と体に入ってきます。

そして余裕があれば、少し言い換えたりして遊んだりもします。

これを自分が習得したいと思ったシーンで行っていけばいいわけです。

この練習はシャドーイングみたいに流しっぱなしで練習するわけではないので、

とにかく時間がかかります。

ワンシーンがスムーズに言える様になるまでに1時間くらいかかるかも知れません。

でもこういうのが大事なんです。

どれだけ「深く体得するか」がものすごく大切です。

シャドーイングでさらさらーっと練習しても体になにも残りません。

リスニングに慣れるためには良いかも知れませんが、それで話せる様にはなりません。

自分自身で気持ちを込めてスムーズに言える言葉をどれだけ増やせるか!

これに尽きます。

これ以上の効果的な練習方法はありません。頑張ってください。

このチャンネルでは、ほとんどの動画でこのコピーイングを練習するセクシ