英語は話せないのに、発音のせいでネイティブに絡まれて困ってます…
「大して英語を話せるわけじゃないのに、発音だけはちょっと上手い。そのせいで、ネイティブスピーカーにマシンガンのように話しかけられて、いつも困っています…。」
こんにちは!発音ディレクターのDr. Dです。
突然ですが、あなたにはこんな経験ありませんか?…って、普通はありませんよね(笑)。
でも、意外と同じような経験をされている方がいらっしゃるようで、YouTubeのコメント欄などでたまに見かけることがあります。僕からすると、「なんて贅沢な悩みなんだ!」と、思わずにはいられません。
なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?
おそらく、これは日本での出来事でしょう。日本に住んでいるネイティブスピーカーが普段接するのは、いわゆる「日本語訛り」の英語がほとんど。だから、コミュニケーションがギクシャクしてしまい、フラストレーションが溜まっていることが多いんです。
そんな中に、あなたのような発音が綺麗な人が現れたら…?
彼らは「お!この人は英語が話せる人だ!」と、水を得た魚のように、堰を切ったように話し始めるのです。
だって、挨拶でいきなり “Hey, how’re you doing, man!” なんて、めちゃくちゃ滑らかに言われたら、誰だって「この人、デキる…!」って思いますよね。もう、全身からそんなオーラが出ちゃってるんです。
でも、実際はボキャブラリーが追いつかず、相手が何を言っているのかさっぱり…。仕方なく “Oh yeah…” なんて適当に相槌を打ちながら、そーっとフェードアウトする…。
きっと、こんな感じではないでしょうか?
その悩み、実は「最強のアドバンテージ」です
でも、諦めないでください!そんなあなたは、普通の人の何倍ものポテンシャルを秘めているんです。
なぜなら、それだけ発音が上手になったということは、あなたがきっと英語が好きで、無意識のうちにたくさん英語の音に触れてきた証拠だから。
好きな洋楽を口ずさんだり、海外ドラマのセリフを真似したりしているうちに、理屈じゃなく「ノリ」で発音できるようになったんですよね?
だとしたら、あとはボキャブラリーを増やすだけ。
すでに発音の基礎ができているので、聞いた英語をどんどん真似して、スポンジのように言葉を吸収していけるんです。
普通の学習者が1時間かけて習得するフレーズを、あなたならわずか10分で自分のものにできるかもしれません。
通常、新しいフレーズを覚えるときは、意味を理解してから、スムーズに言えるようになるまで何度も音読練習が必要です。でも、あなたはこの「スムーズに発音する」という一番時間がかかる部分を、一瞬でクリアできてしまう。
これは、英語習得においてとてつもないアドバンテージなんです。
だから、必要に迫られれば、あなたの英語力は一気に開花します。
仕事の面接で英語が必要?
→ 面接関連の動画を観まくって真似すればOK!
プレゼンで使いたい?
→ 自分の分野のプレゼン動画をコピーしまくればOK!
日常会話を楽しみたい?
→ 海外ドラマ『フレンズ』を毎日2時間、数ヶ月も真似すれば、かなり流暢になっていますよ。
発音力は、そのまま英語力に直結する
逆に言えば、多くの人が英語学習に苦労するのは、この**「発音」でつまずいている**からです。
発音がスムーズにできないから、お手本の音声を真似できない。
真似できないから、シャドーイングなどの練習が成り立たない。
結果、いつまで経っても「話せる」ようにならない。
言語の習得は、どの言語であれ**「発音」が基礎中の基礎**。まず音を理解し、真似できるようになってから、単語やフレーズを覚えていくのが自然な流れです。
それを無視して、ローマ字読みのような感覚で単語を覚えても、残念ながら「使える英語」にはなりません。
だから皆さん、まずは発音をしっかりやりましょう!
英語の「声」を作る!喉を開く基本フォーム
せっかくなので今日は、英語を発音するための「フォーム作り」をやってみましょう。
英語と日本語では、そもそも声の出し方が違います。英語は口の中の空間を広く保ち、喉の奥から声を出すイメージです。
さらに、英語のリズムは**ストレス(強弱)**によって生まれます。この2つを意識するだけで、あなたの英語は一気にネイティブらしくなります。
喉を開く!3ステップ・エクササイズ
① あくびをする
まずは、思いっきりあくびをしてみてください。喉の奥がグッと開く感覚、わかりますか?これが「喉を開いた」状態の基本です。
② 軟口蓋(ソフトパレット)に息を当てる
次に、口の上あごの奥の柔らかい部分(軟口蓋)に息を当てるように、「Hah, Hah, Hah」と発音してみましょう。息が抜けるような、深い声質に変わるはずです。
③ 喉を脱力させ、音程を下げる
②の状態のまま、喉の力を抜き、音程を少しずつ下げるように「Hah↘︎, Hah↘︎, Hah↘︎」と言ってみましょう。
このフォームが英語の基本です。この声で、アクセントをつけてみましょう。
Hah ha↘︎, Hah ha↘︎, Hah ha↘︎
Mah ma↘︎, Mah ma↘︎, Mah ma↘︎
Higher, Higher, Higher
It's higher than the mountains.
息をたっぷり吐きながら発音するのがポイントです!
【実践】海外ドラマ『フレンズ』で応用練習
このフォームを使って、実際のセリフを練習してみましょう!発音のコツもカタカナで書いておくので、参考にしてください。
Hey Monica, the knob was broken, so I just turn it off from underneath. I hope that’s all right.
Hey Monica,
/hei mah ni ka/
the knob was broken,
/the nahb wuz brou kun/
so I just turn it off
/so-ai jus(t) tern di dahf/ (tとd、tとoが繋がって「ターニドッフ」のように聞こえます)
from underneath.
/frum-un der neeth/
I hope that’s all right.
/ai houp thats-ahl rai(t)/
(ここに動画の切り抜きなどを埋め込み、細切れに再生しながら読者が練習できるようにすると、さらに効果的です)
さいごに
いかがでしたか?
このチャンネルでは、ほとんどの動画で今日のような**コピーイング(お手本の音声をそっくり真似する練習)**を取り入れています。ぜひ、過去の動画もさかのぼって、たくさん練習してみてくださいね。
もし、「一人での練習は難しい…」「自分の発音が合っているか不安…」という方は、僕が運営する発音スクールでトレーナーと一緒に学ぶのが一番の近道です。3ヶ月で発音の基礎を固めることができます。
ネイティブのような発音を手に入れたい!英語をスムーズに聞き取り、話せるようになりたい!
そう思う方は、ぜひチャンネル登録をして、このチャンネルの動画をとことん活用してください。
それでは、また来週お会いしましょう!
情報
- 番組
- 頻度アップデート:毎週
- 配信日2025年8月26日 22:00 UTC
- 長さ13分
- 制限指定不適切な内容を含まない