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ファシリテーションは“カツアゲ”である?!詩人に学ぶ創造性を引き出すコツ|CULTIBASE Radio|Facilitation #21 CULTIBASE Radio

    • ビジネス

CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radioファシリテーションの21回目では、株式会社MIMIGURIの臼井隆志が、国語教室 ことぱ舎代表の向坂くじらさんとともに、「ファシリテーションは“カツアゲ”である?!詩人に学ぶ創造性を引き出すコツ」をテーマにディスカッションしました。


向坂さんはツイートの中では、詩作のワークショップでの自身のファシリテーションの芸風を、“カツアゲ”に喩えている。「(下手でも良いから)とにかく何か出してみせて」と、”カツアゲ”のように作品を一度出してもらうことを、創造性を引き出すファシリテーションの第一歩としているのだ。臼井はこうした向坂さんのファシリテーションに着目し、そのプロセスやわざについて深堀りしていく。
「これくらいだったら書ける」とワークショップ参加者が思えるような、補助線となる問いを設けることが1つのコツだと向坂さんは言う。例を示すと、「今日1日あったことは?」や、「昨日や今日に名前をつけるとしたら?」などがある。
また、ワークショップでよく見られる現象として、文字にしてお互いの内容を読みあった時に、自分は普通だと思っていることが、相手にとっての普通ではないことがわかるといった場面がある。そうした「当たり前」の感覚の違いの中に、その人にしか出せない感覚が存在している。何を書いて何を書かないか。その選択に、その人らしさやその人のクセが表れているのだそうだ。
さらに、目の前に現れたできごとに対して、少し外れたところにある思考や感情が出てくるようにすることも1つのコツである。本人がありきたりだと考えている思考や感情を一度言葉にしてもらい、あえてその言葉を推敲していく。そうすることで、その人ならではの視点や感性、こだわりなどが見えてくるが見えてくる。「自分が書くことがどれくらい面白いかは、自分が一番わからない」と向坂さんは言う。
それでは、どのように推敲を重ねていくのか。向坂さんは、「まだ詩人が生めていない表現」が詩を書いている人から出てくるよう手助けする姿勢が大切だと言う。その際には、本人がスッキリしていない部分に着目するのだと言う。プロの詩人の側面から、ファシリテーターとして思考の補助線を設けるような問いを投げる関わり方をするときもある。そうかと思えば、いち読者の側面から、”無邪気な読者”として好き・嫌いを素直に表明する関わり方をするときもある。この両側面を使い分けることが効果的だと、向坂さんは話す。
そのような無邪気な読者としての関わり方のひとつとして、「あなたならもっと出せるでしょ」と、今回の主題である“カツアゲ”的なアプローチも用いられる。そのアプローチにより、段々と相手が追い込まれることに楽しさを見出すようになり、あらたな言葉を出すようになる。そのようなプロセスが、“カツアゲ”ファシリテーションであり、創造性を引き出すコツなのではないだろうかと、臼井は述べる。

向坂さんの最新の詩作ワークショップは下記URLよりお申し込みいただけます。関心のある方はぜひご参加ください。

▼【オンライン】鎖に繋がれたまま踊る−盗み書きからはじめる詩の教室
http://playbacktheatre.jp/opencourses/dwriting

CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radioファシリテーションの21回目では、株式会社MIMIGURIの臼井隆志が、国語教室 ことぱ舎代表の向坂くじらさんとともに、「ファシリテーションは“カツアゲ”である?!詩人に学ぶ創造性を引き出すコツ」をテーマにディスカッションしました。


向坂さんはツイートの中では、詩作のワークショップでの自身のファシリテーションの芸風を、“カツアゲ”に喩えている。「(下手でも良いから)とにかく何か出してみせて」と、”カツアゲ”のように作品を一度出してもらうことを、創造性を引き出すファシリテーションの第一歩としているのだ。臼井はこうした向坂さんのファシリテーションに着目し、そのプロセスやわざについて深堀りしていく。
「これくらいだったら書ける」とワークショップ参加者が思えるような、補助線となる問いを設けることが1つのコツだと向坂さんは言う。例を示すと、「今日1日あったことは?」や、「昨日や今日に名前をつけるとしたら?」などがある。
また、ワークショップでよく見られる現象として、文字にしてお互いの内容を読みあった時に、自分は普通だと思っていることが、相手にとっての普通ではないことがわかるといった場面がある。そうした「当たり前」の感覚の違いの中に、その人にしか出せない感覚が存在している。何を書いて何を書かないか。その選択に、その人らしさやその人のクセが表れているのだそうだ。
さらに、目の前に現れたできごとに対して、少し外れたところにある思考や感情が出てくるようにすることも1つのコツである。本人がありきたりだと考えている思考や感情を一度言葉にしてもらい、あえてその言葉を推敲していく。そうすることで、その人ならではの視点や感性、こだわりなどが見えてくるが見えてくる。「自分が書くことがどれくらい面白いかは、自分が一番わからない」と向坂さんは言う。
それでは、どのように推敲を重ねていくのか。向坂さんは、「まだ詩人が生めていない表現」が詩を書いている人から出てくるよう手助けする姿勢が大切だと言う。その際には、本人がスッキリしていない部分に着目するのだと言う。プロの詩人の側面から、ファシリテーターとして思考の補助線を設けるような問いを投げる関わり方をするときもある。そうかと思えば、いち読者の側面から、”無邪気な読者”として好き・嫌いを素直に表明する関わり方をするときもある。この両側面を使い分けることが効果的だと、向坂さんは話す。
そのような無邪気な読者としての関わり方のひとつとして、「あなたならもっと出せるでしょ」と、今回の主題である“カツアゲ”的なアプローチも用いられる。そのアプローチにより、段々と相手が追い込まれることに楽しさを見出すようになり、あらたな言葉を出すようになる。そのようなプロセスが、“カツアゲ”ファシリテーションであり、創造性を引き出すコツなのではないだろうかと、臼井は述べる。

向坂さんの最新の詩作ワークショップは下記URLよりお申し込みいただけます。関心のある方はぜひご参加ください。

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