バトル・ニュース(プロレス&格闘技)

上野勇希が樋口和貞を破り、KO-D無差別級王座奪還も…「いつでもどこでも挑戦権」行使の平田一喜が奇跡のベルト奪取!

 DDTプロレスが8月3ついたち、東京・後楽園ホールで夏のビッグマッチ『れっする PETER PAN 2025【DAY2】』を開催した。これぞまさしく『ドラマティック・ドリーム・チーム』の真骨頂か…。DDTのバラエティ部門をけん引してきた平田一喜が「いつでもどこでも挑戦権」を行使して、最高峰KO-D無差別級王座をまさかまさかの初戴冠を果たした。 前日の【DAY1】(ひがしんアリーナ)で同王者の樋口和貞が秋山準との激闘を制し、2度目の防衛に成功。樋口はその一戦から約13時間後の【DAY2】でうえのゆうきの挑戦を受けた。上野にとって樋口はデビュー戦の相手で、両者により同王座戦は2022年12月29日、TOKYO DOME CITY HALL大会以来、約3年ぶり。その際は王者の樋口が防衛に成功している。前日の激しい戦いで、樋口は首と右手にダメージを負ったようでテーピングを施して登場。 開始間もなく、上野がドロップキックで場外に落とすとプランチャ。鉄柱に樋口が痛めている右手をぶつけ、ムーンサルトアタックを発射。樋口は痛みなどお構いなしに右手でチョップを連打していく。樋口がジャーマン、串刺し式ラリアット、アバランシュホールドとたたみかけ、ダイビング・ボディプレスは剣山で阻止された。上野はフロッグスプラッシュ、ブラックアウトスリーパーもエスケープ。さらに上野はコーナーに上った樋口を肩に担ぎ、シットダウンひまわりボムもカウントは2。樋口は怒涛のチョップ連打、投げ捨て式変型ドクターボムも2カウント。そして樋口はボディスラム3連発からクロースラムを狙うも、かわした上野は背中にドロップキック、顔面に強烈なドロップキックを決めた。上野のWRを回避した樋口はラリアットもカウントは2。樋口はラリアット3連発、4発目は上野がキャッチして電光石火のWRを決めてすりーかうんとを奪取。20分超えの熱闘を制した上野は1年ぶりの王座奪還を果たした。 試合後、2人がお互いの健闘を称え合うと、やおら入場ゲートから「いつどこ(黄)」を保持している平田が現れリングイン。その場でも行使するかしないか迷う平田だが、「長く持ちすぎてるせいで、ファンの期待が膨らみ過ぎてるんです。僕も愛着沸いちゃって。取られるのもイヤだし、神田明神とかで燃やしてもらあおうかなと思ったんですけど、それもしのびなくて。