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佐藤浩市の前に現れる“かえるくん” 幻想と現実が交錯 「アフター・ザ・クエイク」本編映像

「佐藤浩市の前に現れる“かえるくん” 幻想と現実が交錯 「アフター・ザ・クエイク」本編映像」   2025年10月3日より劇場公開される、2000年に刊行された村上春樹の短編集「神の子どもたちはみな踊る」に収録されている4つの短編をベースに、オリジナルの設定を交えて映像化した映画「アフター・ザ・クエイク」から、佐藤浩市演じる片桐とのんが声を務める“かえるくん”が、30年ぶりに再会を果たすシーンの、本編映像が公開された。 舞台は歌舞伎町の裏路地。早朝にゴミを拾う片桐が、うさぎのぬいぐるみを拾おうとしたその瞬間、網に覆われたゴミの山から「ははははは」と不気味な笑い声が響き、緑の細い手がゆらりと現れる。ゆっくりと立ち上がったのは、かつて片桐と東京を救ったという“かえるくん”だった。驚きのけぞる片桐を前に、かえるくんは「またこうして再会できて嬉しいです」「もしかして僕のこと覚えていないんですか」と穏やかに語りかける。片桐は驚きながらも言葉を探すものの、記憶に結びつかないため困惑する。