佐藤航陽の宇宙会議

【⛩️】日本文化という天然資源を掘り起こす会議(後編):神社とは環境統計センター、縄文人は科学人、実は誰もが石油王、人形劇や能はバーチャルリアリティ、戦争を抑止するIP防

#11「縄文人は科学人、実は誰もが石油王」

◽️主なトピック

神話というマニュアル:日本文化に宿る科学/自然と共鳴する文化:日本人の感性と儀式の力/世界の調整役としての日本/宇宙社会と日本のソフトパワー/常若の知恵ー日本文化と科学の原点/すべてに物語が宿る世界:日本文化の宇宙的思考/"想像"と"創造"の掘削作業/馴化ディフェンス:感覚の再起動/想像の余白と創造の技術/物語が世界を変える-精神の再発見と日本の未来/物語資本と仮想世界が描く未来

◽️コメント

脳科学や医学の研究者との対話で、私が「ブレインマシンインターフェース(BMI)」や人間の“物語への依存”を深掘りしたときと同様に、渡邉賢一さんとの後半のやりとりでは、日本文化が持つ「天然資源としてのイマジネーション」をいかに掘り起こし、活かしていくかが中心的なテーマになりました。渡邉さん曰く、日本が培ってきた相互存在論やアニミズム的な感受性は、いわば科学とスピリチュアルの統合とも言えるもので、地震や台風など自然条件が厳しい島国ゆえの「自然と寄り添う知恵」が祭りや儀式、風習などに内包されているとのこと。たとえば神社が担ってきた暦の科学的意義や、陰と陽、あるいは「晴れとケ(非日常と日常)」の概念が、地域コミュニティの“生き残り戦略”を支えてきたというわけです。さらに、現代の西洋的な還元主義モデルが行き詰まり、地球上で複雑な分断が起こるほど、“日本的な統合的思考”や“物語を通じて争いを回避する”というソフトパワーが注目されるとも指摘。拡大一辺倒の価値観ではなく「持続的な縮小や循環」を受け容れる世界観こそが、宇宙での暮らしやAI時代の価値創造でも求められるのではないかという示唆がありました。言い換えれば、砂漠や亜熱帯では得られない「自然災害が頻発する島国だからこそ培われた持続のロジック」が、日本の強力な武器になり得るということ。そして、その“石油のように眠る文化資源”を掘り起こすには、日常の慣れから抜け出す・他文化の人との接触を増やすなど、視野の広げ方が重要となります。また、古くは脳や仮面文化、神楽や祭りといった“仮想現実”を古来から使いこなしていた日本人こそ、VTuberやアバターといったデジタル時代の表現とも抜群の相性をもつのではないかという視点も。結局、大切なのは日本人が長く培ってきた「物語を編み出し、神秘を取り込む力」であり、これを現代風に解析・加工して流通させることにこそ、日本の未来や平和の鍵があるという結論に収斂。“物語づくり”を職能に据えた新たな人材や組織が生まれ、そこで“石油”のように掘り当てられるイマジネーションを世界に発信していく。それこそが、日本の文化的アップデートと宇宙時代への適応を同時に叶える大きなヒントになるという見解で一致しました。広く薄く話してるので、気になるテーマがあればぜひコメント欄で教えてください!

▼渡邉 賢一(わたなべ けんいち)さんについてKDDI、朝日新聞社、内閣官房を経て独立。Space SAGA代表理事。ジオ・ガストロノミー代表取締役。XPJP代表取締役。内閣府クールジャパン官民連携プラットフォームディレクター、内閣府地域活性化伝道師、国税庁酒類業振興支援事業有識者委員、日本薬科大学特別招聘教授、京都芸術大学マンガ学科/東北芸術工科大学 客員教授、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究所研究員。辻調理師専門学校講師、栃木市政策フェロー、伊勢市スマートシティー有識者委員、大阪・関西万博EXPO2024栃木県公式催事総合プロデューサー。カリフォルニア大学サンディエゴ校、ワシントン大学ビジネススクールBUSIP修了。Facebook/   / nabeken  Instagram/   / nabeken_27  

【プロフィール】

起業家・発明家。人類が宇宙空間と仮想空間で暮らせる未来を目指しています。宇宙ステーション、宇宙ロボット、宇宙シミュレーション(デジタルツイン)の研究開発を行なっています。早大 → ITで起業 → 20代で上場 → 年商200億円 → 宇宙で起業。著書30万部ベストセラーを記録。

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