けそとノビオのやまんばラジオ

映画『シンシン/SING SING』を語る

【Episodio53】今回は映画『シンシン/SING SING』について、徒然なるままに語らいます。

日常生活で「男らしさ」を演じさせられている男性たちは少なくない/加害以外で自分の存在を示し人の心を動かす方法/あるといいかも、カラオケの演劇版/刑務所の更生プログラムで喜劇に取り組む意味

===

『シンシン/SING SING』(2023年製作、アメリカ)

【ざっくり内容&映画のみどころ】

NYのシンシン刑務所では芸術を通じた更生プログラム(通称RTA)が実施されており、収監者の一人“ディヴァインG”はそのうち舞台演劇グループに所属している(このプログラムは実在するシンシン刑務所でも実施されている)。

精力的に活動してきた主要グループメンバー“ディヴァインG” は、新規グループ所属希望者の面接も担当しており、ある日希望者の“ディヴァイン・アイ”と話すことになる。“ディヴァイン・アイ”は周囲から恐れられる存在だったが、彼との会話を通じて可能性を感じた“ディヴァインG” は「プログラムに参加してもらおう」と周囲のメンバーに話す。新メンバーを迎えたプログラムの公演は、果たしてうまくいくのだろうか?

主要キャストの85%以上が映画の舞台となるシンシン刑務所の実際の元収監者であり、本人役を演じている人も多い。出演者たちの表情やたたずまいからは各々の人生の歴史が感じられそれ自体がとても豊かで、この映画の存在そのものがプログラムの成果を堂々と示している。

ジョン・“ディヴァインG”・ホイットフィールド役はコールマン・ドミンゴ、クラレンス・“ディヴァイン・アイ”・マクリン(本人)役はクラレンス・マクリン。

監督はグレッグ・クウェダー、原案はジョン・“ディヴァインG”・ホイットフィールド、脚本はクリント・ベントリー、グレッグ・クウェダー。

===

※ラジオ内で触れた作品等について、けそがブログで補足する可能性があります。

https://queso-samba.hatenablog.com/

 もしこの配信が気に入って、もっと続けてほしいと思ってくれた方がいたら、OFUSEというサービスのファンレター機能を使って応援してもらえると、とても助かります。(無理はしないでくださいね!) https://ofuse.me/quesoynovio