
53本のエピソード

水に学ぶ呼吸学校 黒坂洋介
-
- 教育
-
-
3.0 • 2件の評価
-
水に学ぶ呼吸学校では、脱力法、立ち方、基本呼吸についての情報をお届けします。声楽、管楽器、弦楽器、邦楽などに役立てていただけます。人前で話すとき緊張しがちな方にもお薦めです。テキストとして「水の呼吸」シリーズを刊行。「リアルタイム」「双方向」のオーディオセミナーも準備中です。https://bit.ly/3aY9fvQ
-
#53 リネーム(3)世界をカスタマイズする
リネームには「位置付け直し」「名付け直し」という2つのステップがあります。既存の分類法から新しいくくり方に変更したり、それまでにはなかった概念を創出するのが位置付け直しです。そこに新しい名前を与えるのが名付け直し。そのとき、名付けられる対象とそれ以外のものの差を際立たせることが大切になります。
---
Send in a voice message: https://anchor.fm/mizunimanabu/message -
#52 リネーム(2)意味を買う
消費生活において、私たちはモノを買っているようで、じつは「意味」を買っています。たとえば、名前を変えただけで売れるようになった商品がたくさんあります。それらは名前を変えただけではなく、ユーザーにとっての位置づけも変わっています。人間は名前がないと認識できないし、名前の通りに認識してしまうのです。
---
Send in a voice message: https://anchor.fm/mizunimanabu/message -
#51 リネーム(1)トレーニング用語
リネームは、ただ名札を付け替えることではありません。それは「位置づけ直し」のプロセスでもあります。混乱した情報に秩序を与え、差異を明確にし、イメージを与え、記憶に定着させる。名前を変えることで、世界はこれまでと異なる様相を呈し始めるのです。毎日繰り返し使う用語は特に配慮が必要でしょう。
---
Send in a voice message: https://anchor.fm/mizunimanabu/message -
#50 矛盾を超えて
「A」が正しいとき、「無A」もまた正しい場合があります。このとき呼吸の比喩を使って、Aと無Aを「呼気と吸気」の関係で考えると興味深いことが見えてきます。「Aか無Aか」という水平比較から、Aでも無AでもないBへ抜け出る垂直移動の可能性が開けるのです。これが二者択一から「往復」への移行です。
---
Send in a voice message: https://anchor.fm/mizunimanabu/message -
#49 ルールを捨てる
なにもかもが高速で変化する「動的無常観」を前提とするとき、私たちはどのように学習を進めるべきでしょうか。まず身体運動のメカニズムなど呼吸のルールを学びます。次にそれらのルールから今度は離れます。頭で覚えた知識を身体に染み込ませるプロセスです。学んだものにとらわれないことが大切だからです。
---
Send in a voice message: https://anchor.fm/mizunimanabu/message -
#48 呼吸の無常性
呼吸のプロセスは一瞬たりとも同じ状態ではありません。吸いと吐きは正反対の運動です。吸いでも肺内の空気量が多いときと少ないときでは、身体の使い方がまったく異なります。吐きも同様です。細かく観察すれば一回一回の呼吸も内容が違うことに気づきます。今回は呼吸トレーニングにおける「動的無常」についてお話しします。
---
Send in a voice message: https://anchor.fm/mizunimanabu/message