
渋沢栄一ゆかりの旧黒須銀行 復元修理工事費捻出へ市民参加型プロジェクト 「見る」から「参加する」へ“文化財”保護の新たなカタチ 埼玉・入間市
「渋沢栄一ゆかりの旧黒須銀行 復元修理工事費捻出へ市民参加型プロジェクト 「見る」から「参加する」へ“文化財”保護の新たなカタチ 埼玉・入間市」 15日は、あの歴史的な実業家にゆかりのある「文化財」の話題です。埼玉・入間市にある「旧黒須銀行」。市の指定文化財にも登録されています。この「旧黒須銀行」は明治33年に設立され、創業時に顧問を務めていたのが、一万円札にも描かれている実業家・渋沢栄一です。その縁もあって、渋沢栄一の一万円札が発行された時は盛大にイベントも開かれました。そんな歴史的な建物も2025年で築116年。現在復元修理の工事中です。その事業費は約3億円なのですが、入間市はこの多額の費用の一部を捻出するある取り組みを行っています。それが、市民参加型のプロジェクト。復元修理の工事で1万円以上寄付すると、生まれ変わった建物の屋根瓦に自分の名前を残せるというものです。習字の筆で寄付した本人が自分の名前を書くことができます。入間市博物館 学芸員・三浦久美子さん:(瓦に)寄付者のお名前を書いて載せることで、長く伝えられるし、とてもいい記念になると考えた。このプロジェクトへの参加申込みは11月7日と8日に行われる記名会まで行われています。文化財を「見るもの」から「参加するもの」へ。保護の新しいカタチが始まっています。旧黒須銀行の復元工事は2026年秋に完了予定だということです。
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- FrequencyUpdated Daily
- PublishedSeptember 15, 2025 at 3:26 AM UTC
- Length2 min
- RatingClean