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#03 ひとつの音から広がる想像を共有する / ボイスアーティスト 細井美裕

3回目は、声というメディアの特性や可能性と、エンジニアや作曲家など、さまざまな目的を持つチームでの制作についてお聞きしました。「音の解釈の可能性を残したい」と話す細井さん。『Lenna』以降の活動で取り組んでいる、音から広がる想像を共有するワークショップや、音に行きつく体験を設計することについてお聞きしました。

<参考リンク>

『Erode』(2020年)
https://miyuhosoi.com/portfolio/erode/

<出演者情報>

細井 美裕 / ボイスアーティスト
1993年生まれ。マルチチャンネル音響をもちいた空間そのものを意識させるサウンドインスタレーションや、舞台公演、自身の声の多重録音を特徴とした作品制作を行う。22.2chで制作した《Lenna》はNTT ICC 無響室、YCAM、東京芸術劇場コンサートホール、国際音響学会AESなどで発表。SHURE24 : 世界のオーディオカルチャーをプッシュする24人に選出。第23回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞受賞。
https://miyuhosoi.com/

<パーソナリティ>

田中みゆき / キュレーター・プロデューサー
「障害は世界を捉え直す視点」をテーマにカテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。価値が定まる前の表現を通して、表現の見方や捉え方を障害当事者や鑑賞者とともに再考する。近年の企画に、『音で観るダンスのワークインプログレス』(KAAT神奈川芸術劇場、2017〜19)、映画『ナイトクルージング』(19)など。21_21 DESIGN SIGHT「ルール?展」にて展覧会ディレクターを務める。  
https://miyukitanaka.net/