“いつになく”元気がない、やる気が感じられないメンバー。マネージャーは「元気を出せ!」「やる気を出せ!」と言ってしまいがちです。
こうした発言に繋がる原因が二つ考えられます。ひとつは、元気がないという現象だけを見て反応してしまっていること。つまりメンバーの声に耳を傾け、理解し、原因を探究していないために起きる事象です。また、マネージャーという役割意識によって、チームの業績を上げるために早く元に戻したいという心理も働いています。しかし、この短期的な視点での対応は事態を悪化させてしまいます。
“いつになく”不調のメンバーへの解決方法のひとつは、現象にとらわれず原因を探究するために、メンバーの声にいつも以上に耳を傾け、掘り下げることです。
もうひとつのコツは、振り返ってみれば自分にも“いつになく”メンタルが不調だった経験があるはず。そのときの自分の状態を思い出してください。そこにはきっとメンバーの状態を理解する手がかりがあります。
これらができれば、共感力が高まります。共感力をベースに適切な対応ができれば、遠回りなようでいて実は早くメンバーが復活できるのです。
これらは『7つの習慣』の教えのひとつ、「まず理解に徹し、そして理解される」の究極の姿なのかもしれません。
この番組はSpotify、ApplePodcastsでお聴きいただけます。
『組織ラジオ』のバックナンバーは「いまのたかの」を検索!
Information
- Show
- FrequencyUpdated Weekly
- PublishedJuly 31, 2025 at 9:51 AM UTC
- Length18 min
- RatingExplicit