#69 暗号は武器か民主主義の盾か?匿名性を守り抜いた90年代Cypherpunkの闘い|伊藤穰一(前編)

Joi Ito's Podcast

ビットコインの生みの親とも言われるCypherpunk。今回は特別企画として、Joiさんが一人語りでその歴史を前後編でお届けします。

1991年、フィル・ジマーマンが開発したPGP(Pretty Good Privacy)。一般ユーザーでも使える暗号化ソフトウェアの誕生は、アメリカ政府の猛反発を招きました。強力な暗号技術は「武器」とみなされ、輸出が禁じられていたのです。

「匿名性がなければ、反体制的な動きができない。反体制的な動きがないと、国家は死ぬ」

アメリカの国家が暗号の規制を強めると、「これは民主主義じゃない」とCypherpunkたちは怒り狂いました。民主主義の根幹を支える匿名性を守るため、彼らは暗号化技術の普及に全力を注ぎます。RSA暗号をTシャツにプリントして販売したり、歌にしてCDとして発売したり、体に刺青として刻む人まで現れました。

なぜ政府はこれほどまでに暗号を恐れるのか?

なぜCypherpunkたちは民主主義存続のために暗号が必要と訴えたのか?

なぜスパムメール対策の技術がビットコインにつながったのか?

技術革新の裏に隠された、民主主義、暗号、そして経済を結ぶ深い謎。90年代シリコンバレーでJoiさんが実際に体験したCypherpunkコミュニティの熱気から、現代の暗号通貨ブームへとつながる物語など、ここだけでしか聞けない話をぜひ。

【編集ノート】

編集ノートでは難しい用語や人物名などの詳しい解説をお伝えしています。https://joi.ito.com/jp/archives/2025/06/30/006076.html

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