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アジアの最前線を知るエキスパートをお招きし、リスナーのみなさまと一緒にこの地域についてより深く理解しくことを目指します。政治、経済、外交、文化と幅広いテーマを扱っていこうと考えています。更新頻度は月に一回以上をとりあえずの目標にします。ご感想はasiafrontline@gmail.comまでお送りください。
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#16 「元軍人大統領誕生へ〜インドネシアで独裁体制が復活?」(ゲスト:本名純 立命館大学教授)
今年2月に行われたインドネシアの大統領選挙では、元国軍幹部で現国防相のプラボウォ・スビアント氏とジョコ大統領の長男ギブラン・ラカブミン・ラカ氏の正副大統領ペアが地滑り的圧勝を果たした。
数々の人権侵害疑惑のあるプラボウォ氏の実像はどのようなものか。40歳以上との憲法上の規定を逸脱する形でギブラン氏の出馬が認められるなど異例の展開をたどった今回の選挙は公平なものだったのか。そして、プラボウォ次期政権下でインドネシアはさらに権威主義化していくのか。
インドネシア政治研究で世界的に知られる本名教授に話を聞いた。
収録日 2024年4月4日
【タイムライン】
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1:25 本名先生ご登場
1:53 プラボウォ次期大統領はどんな人物か?
14:05 生成AIが選挙キャンペーンで果たした役割
19:07 「民主化以降最もダーティな選挙」
31:00 ギブラン氏はどういう人?
34:09 次期政権の展望
37:43 権威主義的傾向はどこまで強まるか
43:26 首都移転、外交・安保政策はどうなるか
53:17 おすすめのアジア作品
57:12 エンディング
本名先生おすすめのアジア作品
映画『ザ・レイド』(2011) -
#15「1周年スペシャル:ジャック・マーから地下銀行まで もっと深い『脱中者』の話」
今回は、番組開始1年を記念してまたまた一人語りの回です。中国から脱出する「潤」の人々について、ここでしか聞けない情報満載でお送りします。(収録日2024年3月21日)
【タイムライン】
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0:55 ジャック・マーさんの日本における生活は?
9:46 「潤」によって不動産業界に変化の兆し
16:16 地下銀行に行ってみた
23:13 中国系進学塾業界で競争が激化
33:18 おすすめのアジア作品/エンディング
舛友雄大のおすすめアジア作品
デズモンド・シャム 著『レッド・ルーレット:中国の富・権力・腐敗・報復の内幕」』 -
#14 「インドは『第2の中国』になるのか?」(ゲスト:伊藤融 防衛大学校教授 )
今回は未来の大国インドの実像に迫ります。ゲストは近著に『インドの正体』がおありの伊藤融さんです。
インド経済の潜在力は?内政がどうなっているのか?インドはそもそも自由や民主主義といった価値観を保っているのか?カナダと米国で話題となっているシク教徒暗殺(未遂)事件の背景は?インド外交の展望はどうなのか?といった質問をぶつけました。
インド初心者がインドに興味をもてるような内容になっています。
収録日 2024年2月5日
【タイムライン】
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1:16 伊藤さんご登場
1:53 インドに対する注目度は?
4:45 インドは経済強国になれるのか?
12:03 インドは西側と価値観を本当に共有しているのか?
16:27 インドが「第二の中国」になる恐れ
23:01 欧米を揺るがすシク教徒殺害事件とは
33:28 国名を「バラート」に変更?
38:00 インド外交の展望
44:41 おすすめのアジア作品
50:18 エンディング
伊藤さんおすすめのアジア作品
映画『ガンジー』(1983) -
#13 「カンボジア:フン王朝の行方」(ゲスト:新谷春乃 アジア経済研究所研究員 )
今回は、普段は注目を集めることのあまりないカンボジアの最新情勢に迫ります。
2023年夏には、40年近くにわたって実権を握ってきたフン・セン首相が長男のフン・マナエト氏に権力を委譲しました。
強権政治が続く中で、どういった条件下で変化が起こりうるのか、気になる対中関係を含めた外交政策、そして国内が特殊詐欺グループの拠点となっている現状などについてゲストの新谷さんに聞きました。
収録日 2023年12月22日
【タイムライン】
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1:21 新谷さんご登場
1:53 政権移譲の経緯や背景は?フン・マナエト氏はどういう人物か
12:21 新政権をどのように展望するか?
19:38 カンボジア経済の現状と課題は?
24:39 カンボジア外交をどう見るか?対中一辺倒は続くか?
27:52 特殊詐欺・人身売買の拠点になっている現状
33:06 おすすめのアジア作品
36:07 エンディング
新谷さんおすすめのアジア作品
『カンボジアは変わったのか(仮)』2024年3月めこんより出版予定 -
#12 「新春スペシャル: タワマンだけじゃない!ここだけでしか聞けない『脱中者』の話」
新春スペシャルと題して、今回は一人語りに初挑戦します。テーマは今世界中で話題となっている中国人新移民。
近年、中国から脱出する人々が増えています。いわゆる「潤(るん)」と言われる動きで、シンガポール、タイ、米国へ渡る動きが顕著になっているほか、日本へもこれまでと違ったタイプの中国人移民が流れ込んできています。日本だとまだ「タワマンに住んでいる」くらいのイメージしかないかも知れません。ですが、本編でお伝えしているように、彼ら彼女らのバックグラウンドは多種多様です。
取材を通じて、この大移動は少なくとも今後数年は続き、政治、経済、社会のあらゆる面で影響を与えるメガトレンドになっていくだろうと確信しています。(収録日2023年12月28日)
【タイムライン】
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0:49 「潤」とは何か、世界規模の「潤」
14:20 日本へ脱出する中国人〜パターン①経済的自由を求めて
26:58 日本へ脱出する中国人〜パターン②教育的自由を求めて
31:21 日本へ脱出する中国人〜パターン③言論の自由を求めて
37:16 おすすめのアジア作品/エンディング
舛友雄大のおすすめアジア作品
雑誌New Yorker
エヴァン・オズノス著『ネオ・チャイナ 富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望』
ピーター・ヘスラー著『疾走中国 ─ 変わりゆく都市と農村』など -
#11 「インドネシアでインフルエンサーになるということ」(ゲスト:石井正文元駐インドネシア大使/インフルエンサー佐藤健士氏))
日本ではX(旧Twitter)といった文字主体のSNSがまだまだ根強い人気を誇っていますが、インドネシアではTikTokやインスタといった動画系・画像系のSNSが生活に深く浸透しており、ビジネスや政治といったあらゆる面で欠かすことのできないツールとなっています。
2017年から2020年までインドネシア大使を務められた石井正文さんは任期中にインスタでランチの様子を投稿しインドネシアで大人気になり、BBCインドネシアなどの現地メディアが取り上げるほどになりました。
また、クリエイターの佐藤健士さんは現地でインドネシア語を使って発信を続けていらっしゃり、TikTokのフォロワー数は80万人以上、YouTubeの登録者数は70万人超となっています。
お二人に発信を始められた経緯、インフルエンサーになるためのキーポイント、最近現地で何かと話題のTikTok Shop、来年のインドネシア大統領選におけるSNSの役割など幅広いテーマでお話をうかがいました。(収録日2023年11月20日)
【タイムライン】
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1:26 ゲストのお二人ご登場〜インドネシアにおけるSNSの位置付け
9:09 発信を始めたきっかけ
14:58 TikTok Shop閉鎖の衝撃
17:43 SNSと次期大統領選挙
21:23 インドネシアでSNSを使う難しさ
26:51 インドネシアと日本の交流
38:18 おすすめのアジア作品
46:36 エンディング
佐藤さんおすすめのアジア作品 プラムディヤ・アナンタ・トゥール著『足跡』
石井さんおすすめのアジア施設 福祉友の会(Jl. Tebet Raya No. 30 E/F, Jakarta)