今回も、ゲストの汐月聡子さんにお話を伺います。汐月さん「しお姉https://x.com/Shioko5」は、元看護師で現在は看護師や医療関係者の転職支援「ハンドル」の代表を務めていらっしゃいます。前回は、大反響でした。
きょうは2回。就職を選択する際のポイントについてです。僕の時代の就職は、30〜40年務められるかどうかを考えていました。自分の好きなことに出会えるかどうかは、僕にとってはとても大切なことでした。
さあ、そこでです。最前線で転職の実態を見ている汐月さんに、就職先を選ぶ際のポイントをお聞きしたいと思います。
汐月さんは次のように話してくれました。
年収や休日数など、求人票に書かれている内容を基準にしないことがポイントだと思います。なぜなら、それが叶っているにもかかわらず、他の「何か」に満足せず、他の仕事を探しているからこそ、これだけ転職市場が儲かっているのですから。
結局、「求人票では読み取れないこと」が一番大事だと思います。それは、自分が大事にしたい長期的な時間軸でのビジョンが何かわかっていて、それを叶えるプロセスがたどれる環境か?を見極めるということです。
例えば、「必要とされ続ける大人でありたい」という長期的かつ抽象的ビジョンを持つ人が二人いたとして、一人は、「このためなら多少のパワハラ文化も休みが少ないのも受け入れて、圧倒的な実績と経験が詰める職場がいい」と思っている。
一方で、「必要とされ続けるためには、まず社内で安心して意見が伝えられて、いろんな価値観を吸収し合える文化と、いままでの経験からじっくりと時間をかけた対人業務に磨きをかけたい」と思っている人もいるわけです。
いまお話しした二人が選ぶ職場は確実に違うでしょう。結局、こういった抽象的で個人的な考えが、会社の文化や方向性と合っているかは面接で話してみないと互いに判断ができないんです。
確かに、エントリー先の選定のためにある程度の求人読解力は必要ですが、そのあたりはプロに頼ることもできるので、最終的には会話の中から「OK」「NG」を判断する自分の中の物差しがはっきりしていることで、自分が求める仕事に巡り合えると思います。
会話のなかで判断するということは、面接が重要になります。つまり、面接では自分をアピールするだけでなく、面接担当者の内容や話しぶり、人柄などから会社の風土を嗅ぎ取る嗅覚が必要ということでしょうか。こちらから断る選択肢もあるということですね。
いかがでしたか?
次回は、面接を受ける際のポイントについて、お話をお伺いします。どうぞお楽しみに。
情報
- 番組
- 頻度アップデート:毎週
- 配信日2025年2月3日 2:43 UTC
- 長さ20分
- 制限指定不適切な内容を含まない