Story Telling おとぎ話 みき
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- キッズ/ファミリー
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拙い声ですが、日本を初め、世界のむかし話やおとぎ話を読みますので、どうか聞いてくださいね。
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ピノキオ
ピノキオは、イタリアのカルロ・コロッディが1881年に『あやつり人形物語』というタイトルで、子ども新聞に連載したものです。初めは、ピノキオが木に吊るされるところで終わっていましたが、好評のため次々に加筆されたそうです。
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ピーターパン
ロンドン郊外に住む少女ウェンディの元に、ある夜、おとぎ話のピーターパンが、妖精のティンカーベルと共にやって来ました。ウェンディと弟たちのジョンとマイケルは、妖精の粉を振りかけてもらって、ネバーランドへ飛んで行きました。
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一休さん
京都のむかし話。このお話は『和尚と小僧』という題でも語られています。子どもが知恵を働かせて、大人に勝つ話です。昔の人たちは、見たところ弱そうなもの、小さいものに勝たせて、自らを励ましたのでしょう。一休さんはその代表になりました。一休さんは応永元年(1394年)京都に生まれ、のち小松天皇の皇子と言われますが、わけがあって安国寺の小僧となりました。一休さんの育った時代は、乱れに乱れていました。一休さんは、このような世の中を直さなければならないと『とんち』を使って教えを広め、人々を励ましました。それが、各地に『和尚と小僧』の話になって、今も語り継がれているのです。
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みにくいあひるの子
アンデルセンの童話には、自伝的な部分が多分に含まれていますが、中でもこの作品は、アンデルセンの生涯そのものを表現しているように思えます。貧しい靴屋の子として育った彼は、14才の時にデンマークの首都コペンハーゲンに旅立ちました。なんとかして舞台に立ちたいと思ったのですが、俳優になる望みも歌手になる望みも断たれ、絶望のどん底に陥りました。そこで劇場の支配人のコリンという人に見出されて大学にまで通うことができました。卒業後、旅に出て、その旅の印象から『即興詩人』が生まれて評判となり、それから童話作家として世界的な名声を得るようになりました。「僕がみにくいあひるの子だった時は、こんな幸せがこの世にあるなんて、夢にも考えたことはなかった」という感慨は、そのままアンデルセンの感慨なのでしょう。