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「サンマとれすぎて」豊漁で一時休漁…13年ぶり調整 発泡スチロールの箱が不足 1尾88円で販売する店も

「「サンマとれすぎて」豊漁で一時休漁…13年ぶり調整 発泡スチロールの箱が不足 1尾88円で販売する店も」 大ぶりで脂がのっている2025年のサンマ。予想以上の水揚げで価格も安くなる中、13年ぶりにある対応がとられることが決まりました。こんがりと焼けた、脂がのった大ぶりのサンマ。都内の居酒屋では、サンマの塩焼きと刺し身の定食に注文が殺到していました。店主も、サンマのサイズに驚きを隠せません。根室食堂尾山台店・平山徳治さん:10年ぶりくらいにとんでもなく大きい。それで値段も高くないからびっくり。豊漁が続いているサンマ。全国さんま棒受網漁業協同組合全さんまによりますと、8月の全国のサンマ水揚げ量は約5000トンで、2024年の同じ時期の2倍ほど。さらに、9月の水揚げ量は8日までにすでに約5000トンで、わずか1週間で8月の水揚げ量と同じ量になっています。このため、サンマの水揚げ量日本一を誇る北海道・根室市の花咲港ではうれしい悲鳴が上がっていました。杉山水産・古田大輔さん:発泡スチロールの箱が足りなくて。大型のサンマを生食用で出しているので足りなくなった。想定外の漁獲量でサンマを入れる箱が足りなくなり、急きょ箱を追加注文するなど、受け入れ態勢が追い付かない状態だといいます。こうした状況を受け、全さんまは漁獲量を調整するため24時間から48時間の休漁を決め、4日から全国で一斉に実施しています。月曜から木曜の間に水揚げした船は翌朝午前6時まで、金曜と土曜に水揚げした船は2日後の午前6時まで出港を見合わせるということです。この漁獲量の調整は2012年以来で、9月末まで続ける予定だということです。では、現在のサンマの価格は?千葉市内にある鮮魚店では2024年のサンマの値段が1尾198円ほどでしたが、2025年は大ぶりのサンマが1尾88円、税込みでも95円と100円を切っています。石毛魚類千城台本店・山田昌央店長:(Q.値段は?)かなり無理してます。旬なものなので、みんなに食べてもらいたいから安く。秋の味覚が手ごろな値段とあって、客が次から次へと来店。