空き家を相続したらどうする? 売却には税優遇も

REINAの「マネーのとびら」(日経電子版マネーのまなび)

日経電子版「マネーのまなび」⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞 金融・市場ユニットの露口一郎です。

今回のテーマは「相続空き家」です。少子高齢化や相続、都市部への人口集中などを理由に、空き家は増え続けています。なかでも問題は、売却や賃貸といった使用目的がなく居住世帯が長期不在の「放置空き家」で、昨年10月時点で385万戸と20年で1.8倍に増えています。では空き家を相続したらどうすればいいのでしょうか。

家は人が住んでいなくてもコストがかかります。固定資産税はもちろん、火事に備えて火災保険にも入る必要があります。「思ったよりお金がかかるので大変そう」(REINAさん)。空き家を相続しても適切に管理できていればいいのですが、自治体に「管理不全空き家」と見なされ是正勧告にも応じないと、固定資産税が通常よりも高くなってしまいます。

一方、最近は人手不足や資材費高騰の影響で住宅価格が上昇しています。このため割安な空き家に注目する人が増えています。空き家を売却するチャンスが増えているといってもいいでしょう。番組では、空き家を売却した時の税金面での優遇措置、3000万円の特別控除などを解説しています。

番組後半のコーナー「Playback〜思い出のあの年」は、プロ野球で福岡ダイエーホークス(現福岡ソフトバンクホークス)が中日ドラゴンズとの日本シリーズを制した1999年を取り上げました。当時、露口は名古屋支社で企業取材を担当していました。南海時代からファンだったホークスが球団としては26年ぶりに日本シリーズに出場するとあって、名古屋ドームでの試合を観戦。今のホークスからは想像もできませんが、78年から97年まで20年連続Bクラスという暗黒時代があっただけに、王貞治監督の胴上げには感動のあまり涙を流したそうです。なおREINAさんは野球はあまり見ませんが、関西のテレビ番組の仕事が多い関係で、阪神タイガースとオリックス・バファローズには詳しいそうです。

当時11歳だったREINAさんの印象に強く残っているのは「Y2K(2000年)問題」。西暦2000年になるとコンピューターが誤作動する可能性があるとされ、預金のデータが消えるのではといった懸念の声も上がるほどでした。REINAさんは「父がコンピューター関連の仕事をしていたのでよく覚えていますが、結局は大変な事態には至りませんでしたね」と振り返っていました。

なお今回の「空き家の活用」についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの日経電子版の関連記事もお読みください。

■稼げる空き家、そこに有り 「負動産」を再生

■空き家の売却・管理、サービス担い手拡大 選択多様化

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