日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 声明
「非がん性呼吸器疾患に対する緩和ケアの重要性について」
https://www.jsrcr.jp/news/file/jsrcr_seimei_20250823.pdf
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《AI要約》誤字はご容赦!
内科医たけお氏が、緩和ケア、特に「非がん性呼吸器疾患」におけるその重要性について、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会が発表した声明文を基に解説しています。
**緩和ケアに関する大きな誤解**
まず、緩和ケアには「人生の最終段階の医療(終末期医療)である」「がん患者だけが対象である」という大きな誤解があると指摘します。しかし本来の緩和ケアは、病気と診断された早期の段階から、つらい症状や精神的な苦痛を和らげるための支援であり、患者がその人らしく尊厳をもって生活を送れるように支えるものです。
**非がん性呼吸器疾患と緩和ケア**
近年、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や間質性肺炎といった、がん以外の呼吸器疾患によって、長期にわたり呼吸困難や生活の質の低下に悩む患者が増加しています。これらの疾患は進行すると症状が重くなりますが、緩和ケアの必要性が十分に認識されていない現状があります。
**学会が伝えたい3つのこと**
声明文では、緩和ケアについて以下の3点を強調しています。
1. **どの段階でも受けられる**:病気の進行度に関わらず、症状緩和や生活のサポートを目的としたケアを早期から受けられます。
2. **多職種で支える**:医師、看護師、理学療法士、薬剤師、公認心理師、ソーシャルワーカーなどが連携し、患者の生活の質を支える体制が整えられています。
3. **患者と家族の希望に寄り添う**:「どのように生きたいか」「どんな暮らしを大切にしたいか」という患者と家族の価値観や希望を尊重する医療です。
**解決すべき3つの課題**
さらに、非がん性呼吸器疾患の緩和ケアを普及させるために、以下の3つの課題を挙げています。
1. **呼吸リハビリテーションの普及**:専門医療機関だけでなく、かかりつけ医などのプライマリーケアの場でも呼吸リハビリテーションを提供できる仕組み作りが必要です。
2. **緩和ケアへのアクセス改善**:現在の診療報酬制度は主にがんを対象としていますが、がん以外の疾患でも公平に緩和ケアを受けられるよう、制度を見直す必要があります。
3. **オピオイド使用の保険適用拡大**:呼吸困難の緩和に有効な医療用麻薬(オピオイド)を、がん以外の呼吸器疾患にも保険適用で使えるようにすることが求められます。
**国民へのメッセージ**
最後に、たけお氏は「緩和ケアは最期の手段ではなく、生きる力を支える支援である」という学会のメッセージを伝えます。呼吸器の病気を抱えていても安心して暮らすための支援があるため、一人で悩まずに医療者に相談してほしいと呼びかけています。
Informations
- Émission
- FréquenceTous les jours
- Publiée30 août 2025 à 20:51 UTC
- Durée8 min
- ClassificationTous publics