本日ご紹介したTV番組はこちら
病院ラジオ(17)東京・渋谷 リハビリ病院編▼サンドウィッチマン
配信期限 :9/14(日) 午後2:59 まで
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《AI要約》
内科医たけおです。今回は、質問リクエストにお答えするのではなく、速報として「絶対に見ていただきたい番組」についてお話しします。
その番組とは、先日放送されたNHKの「病院ラジオ 第17回 東京世田谷リハビリ病院編」です。私自身、これまで放送された「病院ラジオ」の中でも「過去一良かった」と感じており、「全国民必見」の内容だと断言します。
私自身、以前リハビリテーション病院に勤務していた経験があるため、番組で描かれる世界が非常にリアルに感じられました。しかし、一般の方がリハビリ病院の現状を知る機会はほとんどありません。この番組は、患者さん視点のリアルな声が、サンドウィッチマンのお二人によって非常に巧みに引き出されており、素晴らしい内容になっています。
番組の内容を補足すると、リハビリには大きく分けて3つの分野があります。
1. **脳血管疾患のリハビリ**:脳梗塞や脳出血、交通事故などによる脳の損傷からの回復を目指すもの。
2. **整形外科疾患のリハビリ**:高齢者の大腿骨骨折や、人工関節の手術後など。
3. **廃用症候群のリハビリ**:長期の入院などで身体機能が低下した状態からの回復を目指すもの。
今回の番組では、特に1つ目の脳血管疾患の患者さんが多く登場していました。
番組の中で、ある患者さんが「すごいところに来てしまった」「リハビリの合宿所のようだ」と話していたのが印象的でした。これは、リハビリ病院を経験した方の本当にリアルな感想です。
一般的な急性期病院は「治療」がメインで、リハビリは1日1時間程度です。しかし、回復期リハビリテーション病院では、定められたリハビリ時間(脳血管疾患なら1日3時間)以外も、食事や着替えといった日常生活のすべてがリハビリの一環とされます。医師、看護師、セラピストなど多職種が一体となって、24時間体制で患者さんの機能回復をサポートするのです。一見スパルタに思えるかもしれませんが、これが有効な回復につながります。
また、この番組を見て、リハビリ領域における「心理」の重要性を再認識しました。患者さんの「良くなりたい」というモチベーションが回復を大きく左右するため、医療者側には動機づけ面接などの心理的なアプローチが求められます。また、患者さんは抑うつ状態に陥りやすいため、心理の専門家が関わることの重要性も感じます。
さらに、番組で取り上げられた高次脳機能障害(失語など)は、麻痺とは異なり「見えにくい障害」です。外見からは分かりづらいため、社会生活で困難を抱えやすいのです。こうした見えにくい障害や、心臓病などの内部障害に対する社会的な理解がもっと深まる必要があると強く感じました。
百聞は一見に如かずです。この番組は、医療関係者だけでなく、すべての方に見ていただきたい内容です。ぜひご覧になってみてください。
Informations
- Émission
- FréquenceTous les jours
- Publiée7 septembre 2025 à 20:53 UTC
- Durée9 min
- ClassificationTous publics