NFA Bird Podcast 日本語版

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NFA Bird Podcast 日本語版

ウガンダは1000種類以上の野鳥が観察されており、バードウォッチングの名所です。この番組ではウガンダの森林保護区で見られる鳥を紹介していきます。 http://nfa-bird-podcast-jp.blogspot.com/

  1. ٠٩‏/٠٣‏/١٤٣٩ هـ

    #30 ウオクイフクロウ

    ヘルシー志向? そうかも、魚好きなんで。 >>ウオクイフクロウの声を聴いてみる #30 ウオクイフクロウ (online-audio-converter.com).mp3 ウオクイフクロウ (Scotopelia peli) Photo By Francesco Veronesi from Italy (Pel's Fishing-Owl - Malawi_S4E1943) [CC BY-SA 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0)], via Wikimedia Commons ウオクイフクロウはウガンダのどこで見られるの? この鳥は中西部のブドンゴ森林保護区やマーチソンフォールズ国立公園の川沿いに棲んでいます。夜行性なので出会うのはちょっと難しいかもしれません。 ところで、 この地域は、森林の違法伐採が特に問題となっている地域で、残念ながらこの鳥の住処となる森がどんどん減っています。 直接支援をすることは難しくても私たちにもできることがあります。 例えば、森から生産された製品を買う際に、望ましい管理方法で育まれた森からの製品だということを認証されたものを購入することで、世界の森の保全の応援ができます。 詳しくは「FSC認証制度」で検索してみてください! 番組のスクリプトは下記の「もっと読む」をクリック! 30. ウオクイフクロウ (Scotopelia peli) こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。 今日ご紹介するウガンダの鳥は、ウオクイフクロウです。 ウオクイフクロウはフクロウ科の鳥で、アフリカ大陸の真ん中部分と、もう少し南のザンビア、マラウイ付近にも分布しています。ウガンダでは西側に生息しています。 くちばしから尾の先までが60cm前後と、かなり大きめです。 羽を広げると153cmもありますが、体重は2キロ前後なんですね。 黄土色の下地に焦げ茶色の横縞のボディーで、黒目がまんまるなので、かわいく感じます。 ウオクイという名のとおり、魚をとって食べるふくろうなので、川の近くを住処にしているんです。魚が捕まえやすい川の流れが遅めのところで、大きな体を支えるのに十分な大きさの木が生えているところに住んでいます。 このフクロウは魚好きなので、体も漁師仕様になっているんです。 というのも、足は川に入って濡れてもいいように、羽毛がほかのフクロウより少なめです。 そしてツルツルすべる魚を掴みやすいように、足の裏にスパイクのような突起があるんです。 さらに、一般にフクロウというと静かな夜に活動するため、羽がふわふわで先端がギザギザの防音装置のようになっているんですが、ウオクイフクロウは、川沿いで行動するので、水が流れる音で羽の音がごまかせますから、そこまで羽がフワフワでもギザギザでもないんですね。 耳もほかのフクロウより、敏感ではないようです。 さあ、おまたせしました、ここで鳴き声を聞いてみましょう! ウオクイフクロウの鳴き声は、バリエーションがあって、まず、低く響く、楽器みたいな音が聞こえます。 続いて高いトーンの遠吠えのようなのが聞こえます。 いかがですか、最初のなき声はホルンの音色みたいですが、私には不思議とかんぺいちゃんの気の抜けたアヘにも聞こえるんですよね、後半の高いトーンはフクロウとは思えない声で、夜の森で聞くとなんか別の怖い生き物なんじゃないかと勘違いしそうです。 このウオクイフクロウ、最初にお話ししたように、大木が生える川沿いでしか生きられな

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  2. ١٦‏/٠٨‏/١٤٣٥ هـ

    #29 ヨウム

    赤いふんどしでしょうか!? >>ヨウムの声を聞いてみる 自動再生されない場合はここをクリック! #29 ヨウム.mp3 ヨウム Grey Parrot (Psittacus erithacus) 写真提供:秋山知伸さん 無断コピーはお控えください 秋山さんの素敵な写真たちを見てみる↓ http://www.wildlifejapan.com/wildlifejapan/ ヨウムは ウガンダのどこで見られるの? ヨウムはアフリカ大陸中央に横長に分布しています。 ウガンダでは、国土全体に分布していますので、いろんな森で観察することができます。 番組のスクリプトを確認したい方は、「もっと読む」をクッリクしてください ↓ 29.ヨウム Grey Parrot (Psittacus erithacus) こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。 今日ご紹介するウガンダの鳥は、ヨウムです。 ヨウムはオウム科の鳥で、アフリカ大陸の中央部分東西に分布していて、ウガンダは分布の東の端にあたります。 くちばしから尾の先までが30で英語のgrey parrotの名の通り、全体的にグレーなんですが、尾の部分がとても鮮やかに赤いんです。この鳥、わたしの家の近くにも遊びに来るのでよく見かけるんですけど、初めて見た時、その赤い部分がふんどしに見えてしまって、それ以来「赤ふんくん」と勝手に呼んでいます。 この鳥、惜しいのは悪人顔なんですよね、黒目が小さいからかもしれません。 ただ、この目つきの悪さからは想像できないような鳴き声を聞かせてくれます、ちょっと聞いてやってください!! いかがでしょう。朝起きた時にたまにこの鳴き声を聞かせてくれるんですよ。 つい探してしまうんです。でも姿見ると悪人顔で赤フンなんですけどね。 さて、オウムというと人間が話したことを繰り返す、いわゆるオウム返しで知られていますが、今日はそんなレベルを超えたオウム界の天才と呼ばれた並外れた知能を持つヨウムのアレックスの話をします。 アレックスは心理学者のペッパーバーグ博士という人に飼われて訓練されたヨウムで、約150の語彙を習得していて、自分で文章を作り、話す内容にもきちんと意味があったそうなんです。 例えば、色も形も材料も異なるものを見せて、どれが灰色?と聞くと、「クギ」のように、48回の実験で81%の正解率だったそうなんですよ。 面白いのは、こうした実験をやっていて、疲れて嫌気がさすと「もうやめるよ」と言って来たらしんですが、それに対して、実験してた人が困った顔をすると「ごめんなさい」とあやまってきたそうです。 他にも、アレックスがバナナが欲しくなって「バナナ 欲しい」と言った時に、実験者が試しに別のものをあげたら、実験者を見つめてもう一度「バナナ 欲しい」と言って来たり、その別のものを一旦くわえたあと、投げつけてくるなんてきともあったそうです。 なんか、こう一回口喧嘩でもしてみたくなってしまいますね。 最後に真面目な話なんですが、ヨウムはウガンダで残念なことにペットとして転売目的の密猟が絶えないんです、また、森林伐採で住処を追いやられてしまって、本当は森の住人なんですあ、都会で暮らしているものも増えてきました。 この鳴き声がこれからもずっと聞けるように、みんなで守って行きたいですね。 以上、今回はヨウムをご紹介しました。 NFA Bird Podcastこの

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  3. ٠١‏/٠٨‏/١٤٣٥ هـ

    #28 メガネヒタキ

    反射神経が愛の証し! >>メガネヒタキの声を聞いてみる 自動再生されない場合はここをクリック! #28 メガネヒタキ.mp3 Recorded by Mr. James and David Bradley Source: xeno-canto website Brown-throated Wattle eye メガネヒタキ Brown-throated Wattle-eye (Platysteira cyanea) 写真提供:Lars Peterssonさん 無断コピーはお控えください Lars Peterssonさんのアフリカで見られる鳥を見てみる↓ http://www.larsfoto.se/en/gallery/bird-images-from-foreign-trips/cameroon/4622-brown-throated-wattle-eye?res=800 メガネヒタキは ウガンダのどこで見られるの? メガネヒタキはアフリカ大陸中央に横長に分布しています。 ウガンダでは、国土全体に分布していますので、いろんな森で観察することができます。 番組のスクリプトを確認したい方は、「もっと読む」をクッリクしてください ↓ 28.メガネヒタキ Brown-throated Wattle-eye (Platysteira cyanea) こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。 今日ご紹介するウガンダの鳥は、メガネヒタキです。 メガネヒタキはオオハシモズ科の鳥で分布域はアフリカ大陸サハラ砂漠の南を横に長く分布しています。 くちばしから尾の先までが13cmと小さめの鳥であたまから尾に欠けて黒く、お腹は真っ白です。 英語でBrown throated Wattle Eyeというのですが、これはメスの喉から胸にかけてが茶色いことに由来しています。 ちなみにオスは白いんです。 wattle eyeというのが面白くて、wattleは肉の垂れ下がったという意味があるんですが、この鳥は目の上が赤くはれぼったくなっているんです。 メガネヒタキというよりは、「ものもらいヒタキ」と言った方が、覚えやすいのかなと思われます。 おまたせしました、それでは鳴き声をきいていただきましょう。 この番組の英語版で話しているジョニーにいわせると、「Please Come for Breakfast」と言っているように聞こえるとのことなんですが、いかがでしょうか。 この鳴き声、オスとメスのデュエットだったんですがお気づきになりましたか? オスが前半鳴いて、後半メスがかえしています。 なわばりを維持したり、つがいの絆を強めるためにデュエットするんですが、お聞きのように不自然な間がなく、息ぴったりでさえずるので、とても二羽で歌っているとはおもえないんですね。 鳥は人間よりも聴覚の反応がすぐれています。 合図として先行する鳴きに、ビックリする様な早さで反応することができるんです。 すごいことですが、ぼけっとしていられないってことですよね。 自分が鳥だったらパートナーにずっと試されている気がして、「休みくれ」ってストライキ起こしそうです。 以上、今回はをご紹介しました。 NFA Bird Podcastこの番組はNational Forestry Authority と Nature Ugandaの協力でお伝えしました。 参考資料  Bird of East Africa (Book), 鳥の雑学事典 山階鳥類研究所著 Ornithology, Frank B Gill著 IUCN Red Data website,

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  4. ٢٧‏/٠٧‏/١٤٣٥ هـ

    #27 ルリガシラタイヨウチョウ

    コスト計算ならおまかせ! >>ルリガシラタイヨウチョウの声を聞いてみる #27 ルリガシラタイヨウチョウ.mp3 Blue-headed Sunbird (Nectarinia alinae) 写真提供:Kilian Wasmerさん 無断コピーはお控えください Kilian Wasmerさんのアフリカで見られる鳥を見てみる↓ http://ibc.lynxeds.com/photo/blue-headed-sunbird-cyanomitra-alinae/blue-headed-sunbird-cyanomitra-alinae ルリガシラタイヨウチョウは ウガンダのどこで見られるの? ルリガシラタイヨウチョウはアルバータイン地溝帯で付近に分布しています。 ウガンダでは、南西部のエチュヤ森林保護区、ブゥインディ国立公園でも観察することができます。 番組のスクリプトを読むには”もっと読む”をクリックしてください。 #27 ルリガシラタイヨウチョウ (Nectarinia alinae) こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。 今日ご紹介するウガンダの鳥は、ルリガシラタイヨウチョウです。 なんか、くすぐられて笑いが止まらなくなっちゃったって感じの鳴き方じゃないですかね。 ルリガシラタイヨウチョウはウガンダ、ルワンダ、コンゴ、ブルンジの4カ国にまたがる、アルバータイン地溝滞というプレートの境界線部分でしか見られない貴重な鳥です。 タイヨウチョウの仲間は世界に100種類ぐらいいて、ウガンダでは17種類ぐらい観察されています。 ウガンダでは意外と地味な鳥が多いいのですが、タイヨウチョウは配色がカラフルで目立ちますし、羽に光沢があってキラキラしてまして、そのへんが目を引くんですね。 このルリガシラタイヨウチョウは、背中とお腹は焦げ茶色っぽくて地味ですが、あたまから胸にかけてきれいに光るブルーがキラキラまぶしんです。 くちばしから尾の先までが13cmですが、この5分の1はくちばしの長さです。 というのも、この鳥は花の蜜を吸って生きているので、吸いやすいように、くちばしが細長く三日月カーブを描いていて、ストローみたいな形をしています。 同じように蜜を吸い、ストローみたいなくちばしを持っている鳥にハチドリというのがいます。 見た目似ているので、種類として近いのかなと思ってしまいますが、ハチドリとタイヨウチョウは全然違うんですね。 ハチドリは、アマツバメ目ハチドリ科で、南北アメリカにだけ生息している鳥ですが、タイヨウチョウはスズメ目タイヨウチョウ科で、アジア、アフリカ、オセアニアに生息しています。 これ、以前サイチョウを紹介したときに説明した収斂進化というやつで、種類が違っても似たような環境で似た様なものを食べていると見た目が似てくるというやつですね。 でもタイヨウチョウはハチドリほどホバリングが上手ではないそうです。 タイヨウチョウは、計算高い鳥なんです。 まとまって花が咲いているエリアを、2パターンに使い分けます。 その花が咲いている間自分のだけのなわばりとして守りつつ蜜を独占する場合もあれば、特に独占しないで自由に利用する方法をとることもあります。どちらを選ぶか、、これ、コスト計算しているようなんです。 要するに、縄張り守るために使ったエネルギーをきちんと補えるか、それ以上の花の蜜が確保できると判断すれば、縄張り化するし、その見込みがなければ、

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  5. ٢٥‏/٠٦‏/١٤٣٥ هـ

    #26 キムネイロムシクイ

    くちばしで芸術する鳥 >>キムネイロムシクイの声を聞いてみる 自動再生されない場合はここをクリック! #26 (日)キムネイロムシクイ.mp3 キムネイロムシクイ Yellow-breasted Apalis (Apalis flavida) 写真提供:Casper Badenhorst さん 無断コピーはお控えください Casper Badenhorstさんの鳥ガイドサイトを見てみる↓ Birding Limpopo キムネイロムシクイは ウガンダのどこで見られるの? キムネイロムシクイはアフリカ大陸のサハラ砂漠以南にところどころ分布しています。 ウガンダでは北西ナイル地区以外国土全体に分布していているので、森やブッシュがあるところなら、チャンスがあります。森のちょっと高めのところを探してみましょう。 番組のスクリプトを読むには”もっと読む”をクリックしてください。 #26 キムネイロムシクイ Yellow-breasted Apalis (Apalis flavida) こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。 今日ご紹介するウガンダの鳥は、キムネイロムシクイです。 石をカチカチ鳴らしているような、前回ご紹介したタンビコムシクイと良く似た鳴き方ですね。 キムネイロムシクイはちょっと分類が変更されたりして複雑なんですが、セッカ科イロムシクイ属の鳥とされています。 アフリカのサハラ砂漠よりも南側の地域にところどころ分布していて、ウガンダでは北西部をのぞく全域に分布しています。 嘴が黒、頭が灰色、首の後ろからしっぽにかけてうぐいす色をしていて、正面から見ると、首から胸にかけてとってもきれいな黄色が目立ちます。 個体によって、胸の中央部分に黒いワンポイントがあったりなかったりします。 目が赤茶色をしていて、カラーコンタクトですか?と聞きたくなります。 嘴から尾の先までが13cmですが、長さは尾でかせいでいるので、実際見るととても小さく感じます。 この鳥は、森の中だと木の中央から上の部分に、ペアやグループでいることが多いようです。 ムシクイという名の通り、落ち葉を集めて、そこについている虫を食べたりしています。 この集めた木の葉を巣の素材に使っていたりするんですね。 巣の素材には、ほかにもいろんなものを使っていますが、地衣類といって、菌類と藻類が一緒になったものでおじいさんのひげのような形のものが木の幹にはりついていたりするんですけど、これに、嘴や足でクモの糸を器用にからめて、卵形の巣を作るんです。 ここに2、3個卵を産むんですね。 そもそも、鳥が巣を作るのは、天敵や天候不順から自分や卵を守るためです。 卵はだいたい37℃から38度ぐらいに温度を保っておくのが大切なんだそうで、巣の場所、素材や構造がかかわってきます。 キムネイロムシイが作る様な、かごのような巣も、葉っぱをつけて保温に役立たせるんですね。 このほかにも、巣の中の内装に自分の羽毛や他の動物の毛を敷いたりする鳥もいます。 ヨーロッパのキクイタダキの巣では2000枚も羽が敷いてあったそうです。ここまで来ると高級羽毛布団ですね。 また、ガラパゴスには観光客の髪の毛を瞬間的に抜いて内装に使っている鳥がいるそうです。 白髪抜いてくれたら申し分ないんですけどね。 以上、今回はキムネイロムシクイをご紹介しました。 NFA Bird Podcastこの番組はNational Forestry Aut

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  6. ١٨‏/٠٦‏/١٤٣٥ هـ

    #25 タンビコムシクイ

    ちっちゃいけど、存在感あり。 >>タンビコムシクイの声を聞いてみる 自動再生されない場合はここをクリック! #25 タンビコムシクイ.mp3 タンビコムシクイ Grey-backed Camaroptera (Camaroptera brevicaudata) 写真提供:Fran Trabalonさん(無断コピーはお控えください) Fran Trabalonさんのきれいな写真たちとかっこいいサイトを見てみる↓ http://frantrabalon.blogspot.com/ タンビコムシクイは ウガンダのどこで見られるの? タンビコムシクイはアフリカ大陸のサハラ砂漠以南中央部に広く分布しています。 ウガンダでは国土全体に分布していているので、森があるところなら、 下の方のブッシュでコソコソしていることでしょう。 番組のスクリプトを読むには”もっと読む”をクリックしてください。 #25 タンビコムシクイ Grey-backed Camaroptera (Camaroptera brevicaudata) こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。 今日ご紹介するウガンダの鳥は、タンビコムシクイです。 タンビコムシクイはヒタキ科コムシクイ属の鳥です。 アフリカのサハラ砂漠より南側に広く分布していて、ウガンダも全体が生息域になっています。 嘴が黒っぽく、頭から背中にかけて灰色、翼がうぐいす色、お腹は白という、はっきり言って地味な鳥です。 体も小さくて、あたまから嘴から尾までが10cm〜11cmと、日本で最小の鳥と言われるミソサザイとかキクイタダキとかと同じぐらいか、やや小さいぐらいです。 森の下の方の、茂みでコソコソするのが好きな鳥で、鳴き声を聞くことがあっても探そうと思うとなかなか難しい鳥です。 地味でちっちゃい外見とは裏腹に、自己主張が結構強そうな鳥なんです。 運良く見つけられたことがあるんですが、そのときは、背筋ピンと伸びてて姿勢良く立ってたんですね。 小さいくせに、なんかこう胸張って勇ましい感じです。 おまけに頻繁に尾羽を垂直に立ててたり下ろしたりしてまして、目玉の親爺がエクササイズやってるみたいに見えました。 自己主張の強さは姿勢だけじゃなくて、声も大きいんです。 どんなふうに鳴くかというと、石と石をぶつけ合ってカチカチ鳴らすような音だったり、時計のアラームのように鳴いたりします。英語ではGrey backed Camaropteraというのですが、鳴き方が羊のメーメー鳴くのに似ているので、別名「メーメー虫食い」と呼ばれていたりするんですよ。 今日もまたもったいぶってしまいましたが、では、ここで鳴き声のパターンを聴いてみてください。 どうですか? 後半のはたしかにメーメーって聞こえなくもないですね。 さて、きょうは最後に鳥ってどうやって声を出しているのかというお話をします。 わたしたち哺乳類は声帯といって、喉にある筋肉のひだに空気を通して、それをふるわせて声を出していますが、鳥はこの声帯を持っていません。 かわりに、鳴く管と書いて鳴管と呼ばれるものを持っていて、そこで音を出しているんです。 この鳴管は、喉よりも奥の、気管支が肺の手前でちょうど二つに分岐するところについています。 ここで作られた音は長い気管支を通ることによって、より響くようになって、大きな音が出せるようになるというわけなんです。 また、鳥は、「気のう」と呼ばれる空気を肺に入れるポンプの役目をする

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  7. ١٨‏/٠٦‏/١٤٣٥ هـ

    #24 オリーブツグミ

    日本に、わたしに似てるのがいるらしい。 >>オリーブツグミの声を聞いてみる 自動再生されない場合はここをクリック! #24 オリーブツグミ.mp3 オリーブツグミ Olive Thrush (Turdus Olivaceus) 写真提供:THE FLACKSさん(無断コピーはお控えください) THE FLACKSさんのきれいな写真たちとかっこいいサイトを見てみる↓ THE FLACKS Photography http://www.theflacks.co.za/ 鳥のたまごって? 写真提供: Nottsexminerさん http://www.flickr.com/photos/nottsexminer/6865812158/ これはおなじツグミ属の仲間の卵です。 青地に斑点模様 気味悪い? オリーブツグミは ウガンダのどこで見られるの? オリーブツグミはアフリカ大陸の東部と南部に分布しています。 ウガンダでは東西。例えば南西部エチュヤ森林保護区と東北部で見られます。 今日も、たべごろ果実を探していることでしょう。 番組のスクリプトを読むには”もっと読む”をクリックしてください。 #24 オリーブツグミ Olive Thrush (Turdus olivaceus) こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。 今日ご紹介するウガンダの鳥は、オリーブツグミです。 同じツグミ属に日本ではアカハラというのがいるんですけど、それと鳴き声がよく似てますね。 見た目も似ています。 頭から尾にかけてがオリーブ色というか、濃い灰色、嘴と目の周りが黄色です。 アカハラはアカハラって名前がつくくせにお腹の中心部分が白いんですが、このオリーブツグミは全体的にオレンジ色です。 若いオリーブツグミには胸からのどにかけてうろこのような斑点がありますが、大人になるにつれ、消えてゆきます。 この鳥は、東南アフリカに分布していて、ウガンダでは南西部と北東部の標高が高いところに分布しています。 おなじツグミ属では、アフリカツグミというウガンダ全体に分布しているのがいまして、これは毎朝わたしを6時半に起こしてくれます。 オリーブツグミは5m以上の高いところにお椀形の巣をつくって、だいたい2個から3個、青い卵を生むんだそうです。青い卵ってちょっと不気味ですよね。 よし、今日はここで鳥の卵のお話をしましょう。 鳥類はみな、卵を産んで温めてひなを育てます。 魚と違って、鳥の卵は親鳥の体重を支え、かつヒナが壊せる絶妙な固さのカラを持っていて、無脊椎動物や微生物から中のヒナを守る役割を果たしています。 形は卵形と表現されるように、丸いけれども一方の端が他方より尖っています。 巣を作らずに崖に直接産卵するウミガラスの卵なんかはより細長くできていて、転がしてもまっすぐ進まないんですね。円を描くようになっています。これは崖から転がり落ちる可能性を少なくする役割を果たしているんです。 そして、色もいろいろです。さきほどオリーブツグミは青い卵を産むと言いましたが、 うぐいすなんかはアーモンドチョコみたいで食べたくなりますし、ウミガラスなんかは色も模様もひとつずつ違っていたりします。 木のうろなどの暗いところに産卵する鳥は、白い卵を産むものが多くて、これは親鳥が暗闇で間違って卵を潰さないようにするためではないかと言われています。 そして、ツグミ類のように、茶色や黒の斑点がある卵を産むものもいて、これは木漏れ日で陰がチラチラするのにうまくと

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  8. ١٤‏/٠٥‏/١٤٣٥ هـ

    #23 シラボシヤブコマ

    横顔→自信あり。 正面→村山元首相っぽい。 >>シラボシヤブコマの声を聞いてみる 自動再生されない場合はここをクリック! #23 シラボシヤブコマ.mp3 White-Starred Robin シラボシヤブコマ (Pogonocichla stellata) 写真提供: Per Holmenさん Perさんのきれいな鳥の写真たちをもっと見る↓ http://www.pers-birding-pages.com/www.pers-birding-pages.com/Home.html 白い点が、正面からだとまゆげに見えます。 ちょっと損してる気がします。 図鑑で見るより、実物はもっとあざやか。 オスもメスも同じ色です。 シラボシヤブコマは ウガンダのどこで見られるの? シラボシヤブコマはアフリカ大陸の南東部分南北に長細く分布しています。 ウガンダでは東西。例えばエチュヤ森林保護区とエルゴン山国立公園で見られます。 今日ものど自慢していることでしょう。 Press "read more" for the full Script of the program こんにちは NFA バードポッドキャスト、アフリカ、ウガンダから田中加奈子がお伝えします。 今日ご紹介するウガンダの鳥は、シラボシヤブコマです。 いろいろレパートリーがあるんですね。 この鳥はしっかり自分たちのなわばりを持っている鳥で、オスもメスもそれを守るために鳴くんですが、鳴き方には地域によって異なってくるそうです。 シラボシヤブコマは、ヒタキ科の鳥で、胸からおなかが鮮やかな黄色、頭と背中部分が青っぽくも見える灰色をしています。オスもメスも成鳥は同じカラーリングで、鳥の世界では珍しくメスが小さめです。 わたし個人の意見ですが、この鳥は横から見るとシュッとした感じでウガンダ流に言うところの、「スマート」という言葉がしっくりくるんですが、正面から見ると、むかし日本の総理大臣をしていた村山首相に似ています。 というのも目の上に白い斑点があって、これがどうも正面から見るとまゆげに見えるんですね。 この鳥はアフリカの南東部に縦長に分布していて、山岳地帯から海抜0m地帯まで分布しています。12種類の亜種がいまして、ウガンダでは、西部と東部に分かれて分布しているんですが、東の部分にはMtエルゴンという山があって、そこにしか住んでいない亜種もいます。この亜種は尾羽が全体的に黒っぽいんです。 実はこのエルゴン山、高さ4321m、アフリカで8番目に高い山で、森林性の鳥の宝庫の山なんです。 ウガンダでは年に一回ビッグバーディングデイという24時間鳥を観察して何種類鳴き声を聞いたり姿を見たかを競うイベントがあるんですが、昨年はこのエルゴン山でわずか24時間で信じられないんですが、275種類を見たという、史上最高記録が出たほどです。 しかもたった5人のチームだったというので、びっくりなんですが、全員鳥のガイドのだったということなんですね、それならなるほど納得ではありますが。 ちなみに、わたしが参加したチームはすいません、なまけもので4時間しかやらなくて52種類でした。 このエルゴン山には実は在来種の竹が生えていて、そこでもこのシラボシヤブコマを見かけることがあります。 タケノコは日本の代表的なたけのこと違って細長いタイプのもので、食べるのは少数派だけれどそれでもいるそうです。 この鳥はこだわりが少ないみたいで、虫も木の実も、いろいろ食べます。 繁殖の時期は、地域差はあるものの決まっていて、

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