テツアンドガク~ふつうに哲学ですけど何か?

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テツアンドガク~ふつうに哲学ですけど何か?

身近なテーマを哲学的に考察してみる番組。脱線はしますが基本的には伝統的な哲学の概念やテキストを軸に議論しています。 勉強に身が入らない10代20代、どこにも居場所のない30代、惑いまくっている40代、人生の意味を見失った50代、素直になれない60代、道徳のかけらもない70代向け。 不定期にエピソード更新。長いエピソードの時は準備期間が空きます。 【ハイデガー/芸術作品の根源2ndシリーズ】 Lichtungについて気になった方はこちらもどうぞ:https://note.com/gas_t/n/n41c0acec1512

  1. 12/14/2024

    番外編ゲストEpi3『人生の意味の哲学入門』

    ゲスト回:今回のテーマの『人生の意味の哲学入門』の執筆者のひとりであり、某大学で「倫理学」を教えている俊ちゃんをお迎えして話していきます 【番外編・3回目 『倫理学』の旬のテーマから話していきます】 【動物倫理について】 ・倫理学のテーマでもモヤモヤするテーマの一つ。 ・いろんな立場や考え方、地域や宗教の文化的側面もある ・J.M.クッツェー(南アフリカの作家/ノーベル文学賞受賞)の小説形式のスピーチ/講演 「動物のいのち(The Lives of Animals)」 ・ピーターシンガーの反論やコーラ・ダイアモンドの解釈 ・地域の食文化も根深い ・ベンジャミン・フランクリンの例 ・小説のような形態だからこそ理解・表現できることもあるのかもしれない→理論は芸術や実例を抽象化する作用があり、そこからはみ出してしまうものもある 【理論と現実の行動・実践における『倫理学』が果たす役割】 理論と現実の行動について ・行動のチェックリストから「あなたは○○主義者」と見極める傾向を見極めるものってあるの? ・医療現場の中である「臨床倫理分割表」 ・小・中学校で学ぶ『道徳』と高校で学ぶ『倫理』と大学以降で学ぶ『倫理学』との違いは?

    29 min
  2. 11/21/2024

    番外編ゲストEpi2『人生の意味の哲学入門』

    ゲスト回:今回のテーマの『人生の意味の哲学入門』の執筆者のひとりであり、某大学で「倫理学」を教えている俊ちゃんをお迎えして話していきます 【番外編・2回目の話題は「人生の意味」から「哲学をすることの意味」へ】 【哲学者のふたりが今後気になってるものは?】 ・長期主義(Long-termism)、効果的利他主義、Wellbeing ・実際に起きている社会・環境問題へのアプローチ。 【倫理学は「倫理を説く」のではなく、「説かれてる倫理を批判すること」】 ・哲学も批判的姿勢が大事。 ・多くの人が「これが人生の意味だ」と語ることに対して批判的な姿勢をとることに意義がある。 【哲学をすることで人生の意味を感じるとき】 ・考える、意味を知ることの喜び。 ・他者や社会に左右されない「考える」幸せ。 ・哲学や倫理学が誰かとつながるきっかけになる。 【「人生の意味」を問うことで生まれる場がある】 ・答えを見出すものではない。 ・過去の人物、違う地域、違う時代に生きてきた人物の生き方・考え方を知ることができる。 ・ここに集まった人々は「人生の意味」をどうとらえてる? 【哲学者の二人が哲学に興味をもったきっかけは?】 ・小説から哲学へ~人間の本質を知るために。 ・医学部志望から哲学科へ~ヴィトゲンシュタイン・永井均先生との出会い。

    34 min
  3. 10/11/2024

    番外編ゲストEpi1『人生の意味の哲学入門』

    ゲスト回:今回のテーマの『人生の意味の哲学入門』の執筆者のひとりであり、某大学で「倫理学」を教えている俊ちゃんをお迎えして話していきます 【人生の意味の哲学、今、どんな場面で語られるの?】 ・ミッドライフクライシス(中年の危機) ・人生の終末期~医療現場など 【存在感を放つ南アフリカの研究者】 ・分析哲学で問う人生の意味の哲学 ・言葉の意味・定義をまずしっかり行わないと話が始まらない ・「過去のギリシャ哲学や実存哲学でやってきたこと(大陸系)」と「分析哲学」でのリバイバルとのせめぎ合いもある 【「大陸系」と「分析系」】 ・哲学業界の中で存在するジャンル分け:「大陸系」と「分析系」 【春秋社『人生の意味の哲学入門』について】 ・「人生の意味は在る」ということに対してのカウンター的な側面を持つ本 ・メッツの「人生の意味を満たすために必要な要素」に対しての議論 ・俊ちゃんが「5章・人生の意味と幸福」を書いたモチベーション ・そもそも「意味」という言葉について ・個人主義=近代的な「私」=個人という存在が意識されてきたことから「私の人生」という概念が出てきたのでは? ・ヴィトゲンシュタインの最後の言葉「wonderful life」は「幸福な人生」か  ・人が「人生の意味を考えるとき」て? 【訂正】会話の中で下記の人名の言い間違いがありましたので訂正します。 (誤)セオドア・メッツ (正)サデウス・メッツ

    47 min
  4. 06/21/2024

    【2-9】M.ハイデガー『芸術作品の根源』第3章 芸術作品と真理

    哲学ポッドキャスト、テツアンドガクは身近なテーマを哲学的に考察してみる番組です。 脱線はしますが基本的には伝統的な哲学の概念やテキストを軸に議論しています。 【今回の概要】 ・前章までで、芸術作品とは、それにおいて真理が生起するもの、と特徴づけられた ・世界と大地が闘争する(隠そうという動きと露わにしようとする動きが戦う) ・それによって、ゴッホの絵であれば農婦の暮らしが露わになった ・ギリシアの神殿であれば、その共同体の在り方が露わになった ・この章では、まず道具と芸術作品が比較される ・道具は目立たない。一方、芸術作品は異様なものとして非日常感がある ・また、芸術作品には、「見守る人」が必要とされる ・観賞する人ではなく、その作品の衝撃を受けて人生が変わっちゃうような人たち? ・芸術作品によって、ある民族(人間の集団)が立ち上がる ・ハイデガーとナチスの関係 ・詩(言語芸術)は芸術作品のなかでも特別な存在 ・今(講演の当時)、ドイツ人にとってはヘルダーリンの詩を考えることが重要 ・ヘルダーリンの呼びかけに答えないのか、と問いかけておしまい

    32 min

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身近なテーマを哲学的に考察してみる番組。脱線はしますが基本的には伝統的な哲学の概念やテキストを軸に議論しています。 勉強に身が入らない10代20代、どこにも居場所のない30代、惑いまくっている40代、人生の意味を見失った50代、素直になれない60代、道徳のかけらもない70代向け。 不定期にエピソード更新。長いエピソードの時は準備期間が空きます。 【ハイデガー/芸術作品の根源2ndシリーズ】 Lichtungについて気になった方はこちらもどうぞ:https://note.com/gas_t/n/n41c0acec1512

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