漫画家ためになるラジオ

マンガスクリプトDr.ごとう

マンガってどうやって作るの?漫画制作の裏側に興味がある人へ、プロがストーリーを作る時のちょっとした工夫など、知るとより深くマンガを楽しめる「ためになる気づき」をお届けしています! 語り手・ごとう隼平(マンガスクリプトDr.)/元漫画家・東京ネームタンク代表・コルクスタジオ編集長・京都芸術大学准教授 @goto_junpei 聞き手・ヨシキ/Web編集者 @moriri_nyo

  1. 4 DAYS AGO

    読者の批評やレビューはどこまで受け入れ、どこから無視する? 判断軸は自分自身が「ギクッ」としたか #268

    自分の作品へのレビューや批評。「読者の意見は全て受け止めねば」となる必要はもちろんありませんが、「批判要素は全て無視」というのも改善につながりにくくなる可能性もあり、なかなか悩ましいところです。 そんな時におススメな判断軸となるのが、「その指摘に対し、ギクッとしたかどうか」です。なぜならその反応は、自分自身も薄々感じていた痛いところを突かれたからこそ、自然に出てしまうものだからです。 ギクッとなるような指摘であれば、作品のほうに改善の余地がある部分となるので、真摯に向き合うといいでしょう。 逆に、ギクッとならない指摘というのは的外れなものであったり、いわゆる本筋ではない重箱の隅をつつくようなものになるので、そこまで気にしなくていい場合が多いはずです。 勿論そういう指摘や意見が出てくること自体を、「自分が伝えたかったものが伝わらなかった」として受け取ることも大切ですが、全くギクッとしないものは「さすがに気にしなくてもいいか」ぐらいで捉えてみると、少し気持ちが楽になるかもしれません。 ただし、関係者や編集者など「同じ船」に乗っている人からの言葉の場合は、また全然違う話になってきます。どういう関係性の相手の言葉なのか、という部分も意識しつつ、上手く整理をしていきましょう!

    21 min
  2. 5 SEPT

    キャラの感情と自分の感情、描きやすいのはどっち? ネガでもポジでも自分に合った方法で描き方を探す #266

    キャラの感情を描くとき、描き手としての自分は「これは自分の感情だ」と読者を共感させようと描いているのか。「このような感情を持っているキャラは尊いな」と思って描いているのか。 両者の感覚には大きな差があり、どちらかの方法では絶対に描けない、という人も多いと思います。 逆に、例えば共感の方向で描くのが難しいという人も、「このキャラがこの感情になっている!このシーンたまらない!」という、キャラの感情ごと愛してあげて描くという方法であれば、上手く描けるかもしれません。 「自分がそうは思っていない感情を描くのが難しい」という方も多いと思いますが、ポジティブな感情とネガティブな感情をうまく指定して描くことで、表現のしやすさを高める方法もあります。 また、ポジティブでもネガティブでもいいので、とにかくどちらかに振り切って「差」を生み出すことで、読者を楽しませるポイントとして明確にする方法もあります。 漫画は感情を描くのが大事だとこのラジオでも繰り返しお伝えしていますが、自分に合わない方法で感情を描くのは非常に苦しく難しいことだと思います。 ぜひ自分に合った感情の描き方について、一緒に考えていきましょう!

    30 min
  3. 27 AUG

    「なぜ漫画家デビューできないのか?」9割以上の漫画家志望者が脱落してしまうシンプルな3つの要因 #262

    どれだけ素晴らしい漫画の学校や講座で学んでも、そこから漫画家としてデビューできる人は1割にも満たないでしょう。では、なぜ9割以上の漫画家志望者はデビューできないままなのか? まずは商業レベルとされる絵が描けるようになるまで、鍛錬を続けることができるかどうか。おそらく5割ぐらいの人がここで挫折します。 絵を描く仕事がしたいのに、全然上手く描けない現実に直面してしまうと、多くの人は描くことをやめてしまうのです。 次に、知識や技術の未定着の問題。それらをしっかり身に付けるためには、復習と反復は欠かせません。しかし、多くの人はそこを省略したまま「挑戦」をして、結果が出ずに心が折れていってしまうのです。 最後に、自分の「癖」に気づくことができるかどうか。誰かに指摘されないとわからない欠点は誰しも持っていますが、フードバックを受けられる環境にいないかぎり、自分ではそれに気づくことができません。 どれも非常に難しい工程ばかりだからこそ、全てをクリアできた人なら、きっと漫画家としてデビューできるはず……! というわけで今回は、なぜ志望者の多くがデビューできないのか、その根本的な要因を解説していきます。

    21 min

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マンガってどうやって作るの?漫画制作の裏側に興味がある人へ、プロがストーリーを作る時のちょっとした工夫など、知るとより深くマンガを楽しめる「ためになる気づき」をお届けしています! 語り手・ごとう隼平(マンガスクリプトDr.)/元漫画家・東京ネームタンク代表・コルクスタジオ編集長・京都芸術大学准教授 @goto_junpei 聞き手・ヨシキ/Web編集者 @moriri_nyo

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