日曜劇場19番目のカルテ
第7話
https://www.netflix.com/title/82072592
https://www.tbs.co.jp/19karte_tbs/story/ep7.html
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《AI要約》誤字はご容赦!
内科医たけお氏が、自身のラジオ番組で日曜劇場「19番目のカルテ」第7話の内容を医学的に解説しています。今回のテーマは、作中で登場した「ショック」です。
まず、一般的に使われる「驚いた」「残念だった」という意味の「ショック」と、医学用語としての「ショック」は全く意味が異なると説明。医学的なショックとは、「血の巡り(循環)が悪くなり、全身の臓器に酸素や栄養が届かなくなることで生命に危険が及ぶ状態」を指します。
ショックは原因によって大きく4つに分類されます。
1. **循環血液量減少性ショック**: 大量の出血などで体内の血液そのものが減ってしまう、最も典型的なショックです。
2. **血液分布異常性ショック**: 感染症による敗血症やアナフィラキシーなどが原因で、末梢の血管が異常に広がり、血液の分布バランスが崩れて重要な臓器に血液が届かなくなる状態です。
3. **心原性ショック**: 心筋梗塞などで、血液を送り出すポンプである心臓自体の機能が低下して起こるショックです。
4. **閉塞性ショック**: ドラマで主人公が疑ったのがこのタイプです。血の巡りのどこかが物理的に塞がれたり、心臓の動きが外部から妨げられたりすることで起こります。
話者は、研修医時代に師匠から教わったという、ショックの種類を迅速に見分けるための3つのポイントを紹介しています。
1. **手足を触る**: ショックでは通常、手足は冷たくなりますが、「血液分布異常性ショック」では温かいことがあるため、鑑別の手がかりになります。
2. **胸の音を聴く**: 聴診器で胸の音を聞き、特に「心原性ショック」で起こりうる肺のうっ血(肺に水が溜まった状態)がないかを確認します。
3. **首の頸静脈を診る**: 首にある静脈の張り具合を観察することで、心臓の状態を推測します。
ドラマでは、ショック状態の患者の足を高く上げる「下肢挙上」という処置が行われていましたが、これは心臓へ血液を戻しやすくするための有効な初期対応であり、医学的に正しい描写であると評価しました。
最後に、今回はドラマをきっかけに、緊急性の高い「ショック」という病態について、その分類や見分け方を詳しく解説したと締めくくっています。
資訊
- 節目
- 頻率每日更新
- 發佈時間2025年9月2日 下午8:57 [UTC]
- 長度11 分鐘
- 年齡分級兒少適宜