こどくのあわい ~岡崎という街の生活史~

NPO法人コネクトスポット

このチャンネルでは、岡崎市に暮らす方々をゲストに迎え、「孤独」というワードを切り口にトークセッションを行います。 様々な人たちとの語り合いを通して、この街暮らす人が安心を感じられる時間を作っていきたいと思います。

  1. JUL 25

    #20ゲスト イナサキ「できないことは助けてもらう」

    今回のゲストはお寺の住職をされているイナサキさん。 物心をついた頃からお寺が日常にある生活史を送ってきました。 9才になると、住職であるお父さんとお参り行くようになり、自分も住職をすることへの意識が芽生えたそうです。 住職の他の将来の夢として、警察官に憧れたことはあっても、最終的に大きな葛藤はなく住職の道を進んで行きます。 ただ、高校生の頃に「自分にできるのだろうか」という不安を抱いたことも。 そんな思いをお父さんに打ち明けると、 「立派な人をなろうとしなくても良い」と 言われて気持ちが楽になったそうです。 その後、宗派の大学で同じ道を歩む仲間と過ごし、卒業後は父の元で務めを果たしていき、28歳で住職を継ぎます。 その時、感じたのは重い責任感だったそうですが、 今できることを精一杯やっていく日々を過ごしていくことで何年もかけて受け止め、消化していったそうす。 そんなイナサキさんが住職をするお寺には様々な人が訪れ、悩みを話してくれるそうです。 その時にはただ一生懸命に耳をかたむけることを意識していると話を聴くスタンスを教えてもらえました。 そんなイナサキさん自身も日々迷いや壁を感じる日々もあるそうですが、 少しずつできることをやっていったり、 周りに助けてもらったりすることでそれなりに今日まで歩んでこれたとのことでした。 今後も地域の子どもからシニアにとっての拠り所となるお寺づくりをされていくイナサキさんを楽しみに思いました。 今回のエピソードが、できるようにならないといけないと思っている人が楽になるきっかけになればうれしいです。 ※2025年8月より収録時間と場所が変更になります※ 【今後の収録予定】 8/14 お盆休み 8/28 ゲスト調整中 最新情報は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ローカルメディアつなぎめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠へ 【収録場所】 サリーズベースカフェ(Sally's Base Cafe) 岡崎市伝馬通5丁目66 【公開収録時間】 16:30~17:15 収録後はアフタートークもしていますので、お気軽にお越しください。

    34 min
  2. JUL 12

    #19ゲスト Yumiko「ただ一緒に笑って過ごす」

    今回のゲストは15年間、民生委員を務めているYumikoさん。 元々は、地域の先輩から声がかかったのがきっかけでスタートして、今では地域のおせっかいさんとして大切な存在になっています。 そんなYumikoさんの子どもの頃は乙川などの自然を駆け回り、たっっぷり友達と遊んだそうで、今でも自然の音や匂いに触れることを大切に日常を過ごしています。 学校生活では友達関係ではいろいろあって自分の居場所を作っていかないといけないと感じた体験があり、自分を相手の位置に近づけていく感覚を養っていきました。 大人になってからも子どもや親御さんたちと長い時間を共にしていきながらこの地域のみんなと育ちを見守って来てくれています。 その中で、ただ一緒に笑って過ごすだけでも"居場所"としての充分な価値があると語ってくれています。 そう語るYumikoさん自身も何かあった時に気持ちを吐き出せて安心して過ごせる仲間や居場所が支えてくれているとのことです。 子どもや親御さんに関わる上で大切にしているスタンスとして答えはこちらにある訳ではないこと。 みんながそれぞれの生活の中で何が取り入れることができるのかを見つけられるように寄り添っていきたいと最後までおせっかい心あふれるお話をお聞きできました。 今回のエピソードが、居場所探しを考えている人へのヒントになればうれしいです。 【今後の収録予定】 7/24 お寺の住職さん 8/14 お盆休み 最新情報は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ローカルメディアつなぎめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠へ 【収録場所】マイクロホテルANGLE 1Fカウンター (岡崎市籠田町21センガイドウビル)

    34 min
  3. JUN 28

    #18ゲスト ザイツ「日頃見ている景色をよく観察してみる」

    今回のゲストはデザインを仕事しているザイツさん。 小さい頃から絵を描くことが好きで、暇さえあれば人や自然を描いていて、 その流れで高校では美術クラス、大学では美大と絵の道をまっすぐに歩んできました。 そのまま絵を描く作家としての仕事よりも、 ITの流れも考えて、デザインという新たな手段を身につけるために東京のデザイン会社で修行を積んできました。 結婚をきっかけに東京から地方の街である岡崎に移り住んでからは、地域コミュニティの面白さに触れ、デザイナーとしてできることを探し続けています。 デザイナーと聞くと、好きなことを仕事にしているオシャレな人と遠い存在に思えてしまいますが、 なんとなくでも好きなことを見つけて、まずはやってみるということが、趣味や仕事につながっていくということ 日常のなにげないものでも良いなと思う風景を大事にしていくことなど 誰でもできそうな日常を豊かにしていく工夫を教えてもらいました。 今回のエピソードが、やりたいことを探している人のヒントになればうれしいです。 【今後の収録予定】 7/10 民生委員をしている人 7/24 ゲスト調整中 最新情報は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ローカルメディアつなぎめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠へ 【収録場所】マイクロホテルANGLE 1Fカウンター (岡崎市籠田町21センガイドウビル)

    31 min
  4. JUN 13

    #17 ゲスト 黒柳 「自分にマルをつける」

    今回のゲストはオルタナティブ教育を14年してきた黒柳さん。 子どもの頃はいわゆる良い子で既存の教育にも適応的だったそうです。 大人になって保育士として現場で働いていましたが、 既存の幼児教育や学校教育に窮屈さを感じ始めたのがオルタナティブ教育を始めようと思ったきっかけとのことでした。 まず初めに架空の名刺を作って「岡崎に新しい学校を作ろう」と語ることで、少しづつ仲間を集めて今に至っています。 そんな黒柳さんも始める時には、 「こんなこと言っても良いのか?」という想いを抱きながらスタートしていたり、周囲からの声にへこんだ時もあったりしたようです。 それでも続けてきたことの原動力は、子どもたちの変化して行く姿に力をもらい、 全国に点在するスクール仲間との繋がりも支えになったそうです。 黒柳さんの学校では、何気ない日常を大事にし、自分らしさを育む土壌づくりを大事にしています。 つい目先のことに気が入ったり、早さを求めたりしてしまうこの時代において大切な気づきをいただいた気がします。 「まだ旅の途中」と語る黒柳さんが、子どもたちと何を生み出して行くのか楽しみになる時間でした。 今回のエピソードが、日々不安や焦りを抱いてしまう方の気持ちが楽になっていくきっかけになればうれしいです。 【今後の収録予定】 6/26 デザイナーをしている人 7/10 民生委員をしている人 最新情報は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ローカルメディアつなぎめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠へ 【収録場所】マイクロホテルANGLE 1Fカウンター (岡崎市籠田町21センガイドウビル)

    35 min
  5. MAY 25

    #16 ゲスト モジャ 「どうせなら1回やってみる」

    今回のゲストは40代からコーヒー屋を始めたモジャさん。 「モジャ」という名に恥じないヘアースタイルが場を和ませてくれました。 そんなモジャさんも若い頃は結構ヤンチャしていたと語ります。 ターニングポイントは高校卒業後に自衛隊入隊したことのこと。 そこで感じたのは「親への感謝」だったそうで、今でもそれはよく覚えている気持ちだそうです。 4年の任期で自衛隊に区切りをつけた後、 父が経営している福祉の仕事は「ダサいな」と感じて、別の仕事をしていましたが、 結婚したパートナーからの一声で介護の道を進むことに。 父親から社長を引き継いだ会社で16年間代表職を務めました。 でも実はこの16年間の終わりには、いろいろな不安や寝ても覚めても考え過ぎてしまう日々から、体調を崩して動けなくなってしまう体験がありました。 当時の自分について 「しんどいのはわかっていたけど、止められなかった。」 「助けてと言えなかった。」 と振り返ります。 そこからターニングポイントになったのは、ふとした日に行ったコーヒーの焙煎でした。 それまでは、趣味と言えばバイクでコーヒーは普通に好きぐらいだったそうですが「どうせなら人生に1度はやってみるか」という気持ちで始めたそうです。 ここから少しずつ自分を取り戻していきます。 その後、家族からの「元気にしといてもらえることがうれしい」と背中を押してもらえ、コーヒー屋さんをオープン。 今までの代表職では無意識に良い自分を作ってきたのが無くなり、 楽しく働くことを実現できています。 これまでの人生を振りかった時、 モジャさんが今感じる格好いい(ダサくない)姿は 「死ぬ時まで、まだこれやりたい!」というものを持ち続けることだそうです。 自分の心身を大切にすること=自分の人生を大切にすることだと教えてもらった気がします。 今回のエピソードが、つい自分を追い込んでしまっている人にとって緩やかな気持ちを届けるきっかけになれば嬉し行く思います。 【今後の収録予定】 次回は 6/12 オルタナティブ教育をしている方 6/26  ゲスト調整中 最新情報は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ローカルメディアつなぎめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠へ 【収録場所】マイクロホテルANGLE 1Fカウンター (岡崎市籠田町21センガイドウビル)

    37 min
  6. MAY 10

    #15 ゲスト タカハシ「今考えなくても良いことはいっぱいある」

    今回のゲストは車椅子ユーザーのタカハシさん。 収録会場のアングルへ来訪時、入り口にあった小さい段差に気づき、収録前から車椅子ユーザー目線を教えてもらいました。 生まれつき骨が折れやすい体質で生まれたことから、幼児期はお母さんに抱えてもらって移動していたそうです。 小学生から自分用の車椅子を持ち、自分で移動する選択肢を持ち始めます。 元々、行きたいところには行きたいという好奇心の強いタカハシさんは、家の中の移動に留まらず、これまでに県外、海外にまで出かけることができるようになっています。 岡崎のまち歩きもされており、パン屋さんが好きで入店できるかは分からなくてもまずは行って見るそうです。 時には、階段があって入れない経験もあったそうですが、店の中から出てきて対応してくれることもあり、行ってみる伝えて見るということを大事にされているのを感じました。 いろいろな出会いの中で、時には嫌だなと思う対応をされることもあるようです。 それを受けた上で出会いに行くことを続けていく姿勢にタカハシさんらしさを感じました。 今でもスポーツの試合のボランティアをやっていて、車椅子だからどうかではなく、自分がやりたいかどうかをどうかが大事なのだと感じました。 今回のエピソードが、つい考えすぎてしまって諦めてしまっている人へのエールになれば嬉し行く思います。 【今後の収録予定】 次回は 5/22 コーヒー屋を始めた方 ※収録場所がいつもと違います!    居酒屋さつき(岡崎市伝馬通4丁目7−1) 6/12 オルタナティブ教育をしている方 最新情報は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ローカルメディアつなぎめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠へ 【収録場所】マイクロホテルANGLE 1Fカウンター (岡崎市籠田町21センガイドウビル)

    35 min
  7. APR 27

    #14 ゲスト かよ「特別な声かけをしなくても大丈夫」

    今回のゲストは「きょうだい児支援」に取り組むかよさん。 ※きょうだい児支援とは、病気や障がいを持つ人の兄弟や姉妹にあたる人を支援することです。 自分自身がきょうだい児であり、子どもの頃の経験から 「自分のような想いをしている子の力になりたい」 「あの頃の自分を救えたら」 そんな想いを抱き、取り組んでいます。 かよさんが、特に関わりたいのは小学生や中学生のきょうだい児さん。 大人と違い、自分でそう言った場に行けなかったり、自然と我慢することが当たり前に思っている子たちにフォーカスしたいとのこと。 実際に開催したイベントでは、ただ話すだけでなく、遊びなど行きやすいきっかけも用意していくなど工夫を重ねています。 参加した家族からも感謝してもらえ、支援しているようで自分自身も助けられているような優しい場になっているようでした。 今後も多くのきょうだい児さんへ光が当たることが増えていくと良いなと思います。 今回のエピソードが、つい自分を後回しにしてしまう誰かの助けになったら嬉しく思います。 【今後の収録予定】 次回は 5/8 車いすユーザーの方 5/22 コーヒー屋を始めた方 最新情報は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ローカルメディアつなぎめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠へ 【収録場所】マイクロホテルANGLE 1Fカウンター (岡崎市籠田町21センガイドウビル)

    26 min
  8. APR 11

    #13 ゲスト Tomo「自分を客観的に見てみる」

    今回のゲストは「本」「対話」をキーワードにサードプレイスづくりに取り組むTomoさん。 子どもの頃から自然の中に身を置くこと、読書が好きで、そういう意味では孤独(=自分1人でいること)を好むタイプだったとのこと。 大学では文学系に進んでいますが、それに関わる仕事に就く訳ではないですが、「学びへの探究心」は常に持ち続けています。 この溢れ出る探究心の源泉について Tomoさんは「人の可能性が開くのが面白い」と語ってくれています。 現在も目標に向かって推進していく力を持ちつつ、 一方で曲線的にいろいろなことや考え方を取り入れる柔軟性を持ちながら丁寧なサードプレイスづくりをしています。 そんなTomoさんでも、ドライブをかけ過ぎてしまっているなと感じてしまうう場面もあるとのこと。 そんな時には、孤独に本を読む、散歩する、自然の中に入る、コーヒーを眺めるなど様々な手立てで自分が心地よく感じるゾーンを取り戻しています。 それを身につけるにはどうしたら良いのか。 そのヒントとしてTomoさんは、自分の気持ちに素直になること、自分の五感が喜ぶかを考えることだと語ってくれました。 日々の記録を書き出してみることで、自分を客観的に見ることができたり、気づきがあったりするそうで、探究心というTomoさんらしさを活かしたステキな方法だなと感じました。 今回のエピソードが自分のことを深めたいなと思っている方へのヒントになればうれしいです。 【今後の収録予定】 次回は 4/24 きょうだい支援に取り組む方 5/8 ゲスト調整中 最新情報は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ローカルメディアつなぎめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠へ 【収録場所】マイクロホテルANGLE 1Fカウンター (岡崎市籠田町21センガイドウビル)

    32 min

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