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美大出身の編集者・鈴木〆太郎とプロダクトデザイナーの染谷昌宏が、美術やデザインについてゆるゆる語るポッドキャストです。
毎週月曜17時ごろ配信中! 美術やデザインのトピックや、作家の紹介などをわかりやすく話します。

【染谷昌宏のデザインプロダクト sugata】
https://www.someya-shouten.jp/

アートのミー‪ム‬ 鈴木〆太郎/染谷昌宏

    • Arts

美大出身の編集者・鈴木〆太郎とプロダクトデザイナーの染谷昌宏が、美術やデザインについてゆるゆる語るポッドキャストです。
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    #35-4 【近代美学入門 その4】美はモノに宿るのか?人の心に発生するものなのか? 西洋の「美」の変遷

    #35-4 【近代美学入門 その4】美はモノに宿るのか?人の心に発生するものなのか? 西洋の「美」の変遷

    「美学」がテーマの本シリーズ。井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」といった概念の変遷を追っていきます。第4回目は「美」という概念の変遷を紹介します。



    「美は人の心の中に存在する」と考えた「主観主義美学」/「美は物の中に宿る」と考えた「客観主義美学」/2000年ほど主流だった「客観主義美学」/道徳的な美しさが含まれた古代ギリシャの「カロス」という概念/マジカロス/ピタゴラスは美しさも数で表すことができると考えた/プラトンは「神は世界を想像する時に数学(幾何学)を使った」と考えた/美しさは比率で表現できる、プロポーション理論/レオナルドダヴィンチも描いた「ウィルトルウィウス人体図」



    なぜ客観は主観にシェアを奪われたのか?/科学革命が「美は物の中に宿る」という価値観を育んだ/あれ?宗教の教えと現実が違うぞ/イマヌエル・カントが定義した近代的美学/美は目的や道徳から解放された/美の自律性/美は道徳や政治や社会のルールからは自由であるべきだ/芸術至上主義/僕らはいまだに近代以前のモノサシに影響されている/現代美術に古典的な美を求めると、その欲求は満たされないかもしれない/現代美術を測るモノサシが普及していないのかもしれない



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    • 52 min
    #35-3【近代美学入門 その3】「クリエイター」は人に使う言葉ではなかった、「芸術家」という概念はどのように生まれたのか?

    #35-3【近代美学入門 その3】「クリエイター」は人に使う言葉ではなかった、「芸術家」という概念はどのように生まれたのか?

    「美学」がテーマの本シリーズ。井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」という概念の変遷を追っていきます。



    第三回目の今回は、「芸術家」という概念が生まれた経緯を紹介します。



    18世紀以前、「芸術家」という概念はなかった/世界の創造主に使われてきた言葉が、芸術家にも使われるようになった/「ジーニアス(天才)」「クリエイション(創造)」「オリジナリティ(独創的)」は人間に使われる言葉ではなかった/古来、美術品を作っていたのは職人だった/ほとんどが発注仕事/集団で作品を作っていた/「神のごとき」と讃えられたミケランジェロ/アカデミーの成立や市民革命など、美術を取り巻く社会の変化が「芸術家」を生み出した/17世紀末に生まれた「天才」という概念/「理論や技術では再現できないものこそ価値がある」という思い込み



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    • 43 min
    #35-2 【近代美学入門 その2】アートはいつから「美術」を指す言葉になったのか?

    #35-2 【近代美学入門 その2】アートはいつから「美術」を指す言葉になったのか?

    「美学」がテーマの本シリーズ。井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」という概念の変遷を追っていきます。



    第二回目の今回は、アートはいつから「美術」を指す言葉になったのか? をテーマに、アートという言葉の変遷を紹介します。



    まずは第一回のおさらいから/自由なアートと機械的なアートは、それぞれの時代で変化してきた/新旧論争が変えた「自由なアート」/「機械的なアート」を変えた、社会構造の変化



    シャルル・バトゥーの「同一の原理に還元された美しい諸技術」/バトゥーが論じた3つの技術/18世紀末にようやく、「アート」というだけで「美術」を指すようになった/18世紀のアートと現代のアートは異なるもの/私たちは無意識のうちに近代的な芸術の概念を前提にしている/無意識に西洋を中心に考えている/次回は「芸術家」という概念の変化を紹介します



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    • 50 min
    #35 【近代美学入門 その1】古代ギリシアでは農業も医学もアートだった

    #35 【近代美学入門 その1】古代ギリシアでは農業も医学もアートだった

    今回のシリーズは「美学」。「美しい」とは何なのかを考える哲学の一種です。本シリーズでは、井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」という概念の変遷を追っていきます。



    「なぜこれがアートなの?」その疑問に答えたい/「美しい」という概念は歴史の中で変化してきた/スタートは古代ギリシア・ローマ時代/美術の歴史は西洋社会に引っ張られている/アートとは学芸(人の間で教えられる技術)だった/詩・絵画・演劇・音楽はもちろん、狩猟術・農業技術・料理術・医学もアートだった/ミメーシス(模倣の技術)/精神を使う「自由なアート」と、体を使う「機械的なアート」/ふたつのアートの間にあったヒエラルキー/現代と古代では「アート」の捉え方が大きく違った/「芸術家」という概念は18世紀に入るまで現れなかった



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    • 27 min
    #34 おさるのジョージと子育ての話

    #34 おさるのジョージと子育ての話

    もう一週だけ漫画・アニメ回が続きます。今回は染谷さんが好きなアニメ「おさるのジョージ」と子育てについて話します。



    実はニューヨーク在住のジョージ/舞台設定がよくできている/自身の育児経験と照らし合わせてジョージを見ると……/ジョージを絶対に怒らない黄色い帽子のおじさん/4歳児の頭脳とトップアスリートの身体能力/言葉を喋れないから意図を想像するしかない/もっともらしいことは言えるけど、人は自分の意図を全て説明できない/ドラえもんとは明確に違うキャストの構造/子供は意外と世界の法則を理解している/個々人が独自のルールで動いている/などなど



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    • 55 min
    #33 漫画と身体感覚、あるいはダンジョン飯と野食系YouTuberの話

    #33 漫画と身体感覚、あるいはダンジョン飯と野食系YouTuberの話

    興が乗ってしまったため、前回に引き続き続・漫画回です。

    今回お話しするのは、漫画と身体感覚について。〆太郎がずっと抱えていた漫画に対する違和感を、「ダンジョン飯」にからめて話します。



    漫画の刃物切れすぎ問題/無粋だとはわかっていても、実際そんなに切れないよ/彫刻学科で体験した素材の重さと抵抗感/1mのノコギリで、一日中丸太を切る実習/漫画は記号でできている?/漫画はデータが圧縮されてるから面白い



    「ダンジョン飯」は身体感覚が刺激される/ダンジョンでモンスターを狩って食べていく/腹も減るし、消化もされる、けっこうシビアな世界観/モンスターの臭いや肉を切る抵抗感が感じられる作品/スライムの干物が食べたい



    ファンタジー世界ではいつご飯を食べるんだろう?/魔法で全部解決してる?/「ダンジョン飯」を見ながら野食系YouTuberを楽しむ/この魚やこの野草はどんな味がするんだろう?/ベニテングダケの味を確かめる人々(特殊な訓練をつんでいます)/体験と作品がリンクするから心に響く/多くの人は魔王を倒さない



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    • 41 min

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