漫画家ためになるラジオ

ヒットする漫画は「先に応援してくれる人がいる場所」で戦略的に描く! 主人公が顔になる界隈を決めろ #250

大ヒット作と呼ばれる作品でさえ、ある界隈ではめちゃくちゃ認知されていても、一歩その界隈を出ると全く知られていない、というものばかりになりました。

SNSのレコメンド機能の強化などで趣味嗜好の分断が進んだ結果、自分が興味のある範囲のものしが視界には入ってこなくなり、本当の意味で「全員」が見るようなコンテンツはなくなってしまったように思われます。

そんな時代だからこそ、コルクが創作の指針の1つとして掲げる「その主人公が顔となる業界を決める」という言葉は、大事なヒントになるのではないでしょうか。

応援してくれる人がいる業界・分野を見つけ、そこにしっかり刺さるコンテンツを制作する。逆にそれ以外の方法では、どう作品を届けるのかがわからなくなってきたような時代とも言えます。

「界隈を狙う」と聞くと、何だか狭い取り組みのような印象を受けるかもしれませんが、そうではありません。「先にファンがいる場所」を目指すというのは創作活動上の重要な戦略ですので、ぜひ意識してみてください!