ヒトゴトラジオ

Kosei Oku, Kento Ikeda
ヒトゴトラジオ

人間関係というものは、テクノロジーでは解決しづらい問題です。 時間の流れが早く、変化が求められる中で、人間関係は時間を省くことができないものとなっています。 我々2人はその重要性について考えていますが、声を大にして発信することのできる実績と行動力は持ち合わせていません。 ですが、人とつながる仕事をしていることから、「ヒト」の「コト」には日頃から興味を持って考えています。 このラジオを聞いても、人間関係の問題を解決することはできないかもしれませんが、その人間関係に向き合う姿勢や態度については「新たな気付き」が生まれたらいいなと思います。 「ヒト」の「コト」を深掘るという意味で「ヒトゴト」。 是非、耳のお供にしてみてください。 【自己紹介】 ★奥 光聖★ 部活動、産業リハ、クリニック、急性期病院、ヘルニアリハ、介護予防、生涯スポーツ、基礎研究、といった領域で主に医療分野で活動しています。 Twitter:@LcnpGVptDa01mf5 ★池田 健人★ 大学院で哲学を勉強している学生です。科学哲学を専門に活動しています。 研究室HP: http://kisoron.hus.osaka-u.ac.jp/people/Ikeda/ KAKEN: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21J12091/

  1. 29/01/2023

    #29 合意形成の難しさ part4

    おはようございますおはようございます🌞こんにちわ⛅こんばんわ🌓 合意形成の難しさについて話していますが、考えれば考えるほど難しいですね。 社会で多様性が重要視されて長いですが、多様性の解釈がとても希薄なものに感じます。 ただ、「相手の価値観を受け入れる」のは本当の意味での多様性ではないと思います。なぜなら、それだけでは価値観が全く違う場合に、権力などで意思決定が成されるからです。価値観が異なる場合のでそもそも関わらないという行動も出て来ます。おかしな考えかもしれませんが、相手の価値観を知ったまでは良いが関わらないというのも社会の多様性に対する認識となっていると感じます。 多様性を重んじる上で大切なことは、第3案まで見つけてこそだと思います。第3案を見つけるためには、相手の意見の背景をとことん知る必要があります。これです、そうですね、対話です。だいたいの社会や組織では、この第3案を見つける対話が省かれており、上の意見で決定されることが多いと思います。 第3案を見つけるための対話がなぜ省かれるのでしょうか。一番は資本主義の構造上、効率化がどんどん加速する仕組みだからではないかと思います。効率化つまり労働生産性が大切なので、対話する時間が丸々省かれてしまうのです。必要ないから省くという意思決定が生じているならまだしも、必要性すらわかっていない場合も多いと思います。 合意形成をする場合に大切なのは、対話であることはこのシリーズでずっと書いていますが、対話をするためには、相手の価値観を知ろうとする姿勢と、第3案を生むための時間や余裕が必要です。自分の価値観を疑うことができないと全てができません。 合意形成をするには、自分の価値観をまず疑うことが必要なのではないでしょうか。そう気づかされた対話だったなと思います。 最後がうまくまとめられておらず、申し訳ないですm(__)m ラジオのご感想は以下URLまで!ぜひお願いいたします!(所要時間は1分です。) https://forms.gle/KHdBdZCJGwuwRSGM9

    23 min
  2. 01/01/2023

    #28 合意形成の難しさ part3

    おはようございます🌞こんにちわ⛅こんばんわ🌓 尊重する姿勢で、やはり大切なのは「対話」だと思います。 相手の言動自体を、氷山の一角だけを、見て、判断するのではなく、氷山自体を知る必要があると思います。 その背景や裏側を知るためには、自分の価値観からはみ出して、相手の立場、価値観を知ろうとする必要があります。 これらには、「短期的には生産性の無いように思われる会話」も多く含まれています。 完全に知ることは絶対的に不可能ですが、知ろうとする姿勢があるだけで十分だと思います。 この姿勢を取れる時点で、尊重できているのかもしれません。 コロナ禍が加速させた印象はありますが、今の社会での職場内での「短期的には生産性の無い会話」は、個人的にも組織的にもコストと捉えられ、どんどん省かれているように思えます。 これらの行動は、既に文化となりつつある印象があり、生産性の無い会話はしない方がコスパが良いという価値観が生まれつつあるような気がしています。 チームのリーダーとしての役割の一つとしては、周りのせいにするのではなく、短期的には生産性の無いような会話(ただし、背景を知ろうとする姿勢が存分に込まれてる会話)が多く生まれるような環境設定を整えることかと思います。 ラジオのご感想は以下URLまで!ぜひお願いいたします!(所要時間は1分です。) https://forms.gle/KHdBdZCJGwuwRSGM9

    12 min
  3. 26/12/2022

    #27 合意形成の難しさ part2

    おはようございます🌞こんにちわ⛅こんばんわ🌓 合意形成に必要不可欠な”相手を尊重する姿勢”ですが、皆さんはどのくらい意識されていますか。 尊重する姿勢なんて、意識するものでなく、無意識に生まれるものである可能性も高そうです。 今回例でも挙げさせていただいた、「挨拶」を一つとっても、挨拶をする習慣が無い人の性格自体を批判するつもりは全くないですが、 「心理的安全性」や「帰属意識」を大事にしようとしている人が、挨拶をしないという行動をとる人を見ているとその人の意見はどんなものであれ”尊重”できなくなってしまう私(奥)がいます。 収録中には言語化できませんでしたが、価値観や固定観念という「取り外したり、新しいものに変えたりできる色眼鏡」があるとしても、そもそもその色眼鏡をかけていることに無自覚であったり、違う色眼鏡をかけようとしなかったりと、自分の価値観だけで物事を判断し、他責傾向のある人を全く尊敬できないということが言いたかったことです(笑) 池田が、尊敬できないのは「自分に危害を加える人」と言いましたが、自分に危害が及ぶと感じる範囲も人によってバラバラなんだと思います。(当たり前か) とは言っても、どんな人でも尊敬でき、意見を尊重できる人になりたいし、そう思われる人になりたいなと思います。 ラジオのご感想は以下URLまで!ぜひお願いいたします!(所要時間は1分です。) https://forms.gle/KHdBdZCJGwuwRSGM9

    13 min
  4. 30/10/2022

    #24 伝える・伝わるとは? part4

    欲求のままに動くか、常識のままに動くか。自分も含め、その境界は分からない。 個人的には、「ikigai」はある方が良いと思っていて、そのためには欲求に気づくことが必要だと勝手に確信的に思っていました。 しかし、池田との対話の中で、常識に動いている途中で自分の欲求の解像度が高くなり、常識とのギャップを感じた時に起こるのは「苦しさ」の方が強いのではないかということに気づきました。 常識のまま動いている方が、幸せなこともたくさんあるのではないか。 そう考えると、社会に対して、こうした方が良いと考えるのはエゴかもしれないなと思いました。 ソーシャルグッドなアイデアを常に考えてはいるのですが、大変難しいですね。 こうして、自分だけで考えるとどうしても偏ってしまうことは少なくないなとつくづく思います。 日常生活と仕事上でのコミュニケーション方法は変えた方が良いかもしれませんが、仕事上でも、伝える・伝わることが必要な場面は毎日あると思います。 組織の「何か」を進めるにあたってはメンバーと「対話」をする姿勢は常に持っておきたいです。 最近の流行りで言うと、”心理的安全性”ですかね。まずは、自分の組織の心理的安全性を高めたいなと思います。 また、語彙力も大切だなと思いました。知っているだけでもダメで、相手もそれを知っていないといけないし、定義が共有されていることが望ましい。これも対話的な姿勢が無いとどちらかが置いてけぼりになってしまうなと。 三木先生のご著書で言われている、約束事を形成するためのコミュニケーションにおいてはより語彙力は重要ですね。 対話をする中においては、相互にマニピュレーション能力も必要だなと。相手を傷つけるときって、いつも無意識だと思うんです。無意識に自分の価値観を押し付けて相手側の価値観を侵害してしまう。それって、相手のことを思ったり、自分以外の価値観があることにも気づけていれば生じにくいし、侵害してしまったとしても、配慮があったことは伝わるんだと思います。 ここでも心理的安全性を考える上での重要なことが含まれているなと感じます。とても勉強になりました。 ラジオのご感想は以下URLまで!ぜひお願いいたします!(所要時間は1分です。) https://forms.gle/KHdBdZCJGwuwRSGM9

    18 min

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人間関係というものは、テクノロジーでは解決しづらい問題です。 時間の流れが早く、変化が求められる中で、人間関係は時間を省くことができないものとなっています。 我々2人はその重要性について考えていますが、声を大にして発信することのできる実績と行動力は持ち合わせていません。 ですが、人とつながる仕事をしていることから、「ヒト」の「コト」には日頃から興味を持って考えています。 このラジオを聞いても、人間関係の問題を解決することはできないかもしれませんが、その人間関係に向き合う姿勢や態度については「新たな気付き」が生まれたらいいなと思います。 「ヒト」の「コト」を深掘るという意味で「ヒトゴト」。 是非、耳のお供にしてみてください。 【自己紹介】 ★奥 光聖★ 部活動、産業リハ、クリニック、急性期病院、ヘルニアリハ、介護予防、生涯スポーツ、基礎研究、といった領域で主に医療分野で活動しています。 Twitter:@LcnpGVptDa01mf5 ★池田 健人★ 大学院で哲学を勉強している学生です。科学哲学を専門に活動しています。 研究室HP: http://kisoron.hus.osaka-u.ac.jp/people/Ikeda/ KAKEN: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21J12091/

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