第75回放送分【2025年9月6日(土)18:10~18:25】
テーマトーク前半
リスキリングとDX:なぜ今、学ばなければならないのか?
リスキリングという言葉を耳にすることが増えました。なぜ、今これほどまでに重要視されているのでしょうか?それは、デジタル化によってビジネス環境が激変し、私たちの働き方が大きく変わったからです。衰退する仕事がある一方で、デジタル関連の新しい職種が次々と生まれています。しかし、この変革の最中に、一つの大きな問題が浮上しています。それは、ベテラン社員とZ世代との間の意識のギャップです。かつて、世界のビジネスを牽引していた日本の企業。1989年には、世界の時価総額トップ50社のうち32社が日本企業でした。金融や製造業がその中心です。この黄金時代を経験してきたのが、今のベテラン社員です。
一方、現在のトップ企業はGAFAMをはじめとする海外のIT企業が独占し、日本の企業はトヨタ1社のみ。Z世代は、この「失われた30年」の日本しか知りません。この世代間の意識の差は、今後の企業経営にどのような影響をもたらすのでしょうか?このエピソードを聴けば、リスキリングとDXの本当の目的が見えてくるはずです。
テーマトーク後半
リスキリングとDX:世代間のギャップを越える鍵とは?
前回の続きです。世界的に取り残されつつある日本のビジネス環境しか知らないZ世代と、かつての日本の成功体験を知るベテラン社員。この両者の意識のギャップは、仕事への取り組み方や重要度の認識にまで影響を与えています。年功序列という安定したシステムの中で、勤続年数と熟練度を高めてきたベテラン社員。
一方で、常に変化するグローバルなビジネス環境とデジタル技術に触れてきたZ世代。彼らが重視するのは、新しいスキルや情報をいかに素早く学び、活用するかです。
この意識の差が、特に顕著に表れるのが「レガシーシステム」という問題です。長年使われ続けてきた古いシステムは、もはや最新の技術に対応できず、企業の成長を妨げています。
今回のエピソードでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の本当の意味に迫ります。DXは単にシステムを新しくするだけではありません。それは、過去の成功体験という鎖を断ち切り、新しい時代に対応するための組織変革なのです。
「過去のやり方には、もう戻れない」。この現実をどう乗り越えていくのか、リスキリングとDXを通じて紐解いていきましょう。
クールダウントーク
歴史を学ぶと、あの頃の時代背景や経営哲学の魅力に出会います。
世界を席巻した日本企業の原動力です。
それも今は昔、知らない人が多くなり。
沖縄県では旧暦のお盆。9/4に先祖を向かい入れ(方言・ウンケー)、9/6にお見送り(ウークイ)します。
「トートーメー」とは、トートー(尊い)先祖のメー(前)という意味。
先祖をお迎えし、お見送りするお盆は、今ここに自分がいる意味を教えてくれる気がします。
だからこそ、未来に希望をたくすために、何をどう学び、活用していけばいいのか、点をどう結んで線にし、未知を示すのか、それが「わからない」を払拭するきっかけだと思うんです。
地上波でかかった曲は、旧盆のウークイなので番組セレクトよりパーシャクラブ『海の彼方』です。
※ポッドキャストでは著作権関連で割愛。
番組メールアドレスは、snow@rokinawa.co.jp
・番組へのリクエストでも意見でも紹介してほしい事でもなんでもいいです。メールを募集しています。
参考文献
for Startups, Inc.「平成最後の時価総額ランキング。日本と世界...その差を生んだ30年」
NTTドコモビジネス株式会社「レガシーシステムとは」
琉球新報_26.社会面「沖尚決勝_人流4割減、沖縄セルラー調査「甲子園愛」証明」(2025.8.29)
Información
- Programa
- Publicado6 de septiembre de 2025, 9:10 a.m. UTC
- Duración10 min
- Temporada3
- Episodio75
- ClasificaciónApto