「リバプール、エキティケとビルツが持つ共通の理解とは?」 新加入選手がクラブに馴染むまでには時間を要することが多い。今2025/26シーズンからプレミアリーグのリバプールに加わったドイツ代表MFフロリアン・ビルツも、その過程にあるように見える。ここまでの試合での出来も決して悪いものではないが、現在までのところ存在感を示すには至っていない。とりわけ、プレミアリーグ特有の試合の速さが、同選手にとって大きな壁になっているのかもしれない。 一方で、同じく新戦力であるフランス人FWウーゴ・エキティケは、ここまで4試合で3ゴールと順調な滑り出しを見せている。そのエキティケはクラブ公式サイトのインタビューでビルツに言及した。 「彼は本当に素晴らしい選手だ。僕と同じようにサッカーを理解していると思う。国は違うがサッカーの考え方が共通しているから、自然と連携が生まれる」と語った。 さらに「まだ彼のすべては見えていない。これからもっと良い日々が来るはずだ。僕らは同世代で、ピッチ外でも良い関係を築けている」と続け、ビルツへの信頼を強調した。 エキティケの言葉からは、チーム内の一体感がうかがえる。加入して間もないにもかかわらず率直に語る姿勢は、エキティケの真摯な人柄を示しているだろう。さらに、両者のプレーが絡んでチャンスを生み出す場面が多い点も、発言に裏付けを与えている。 リバプールにとって、ビルツは中盤からボックスに入り込みゴールを演出できる存在として期待されている。昨2024/25シーズンのブンデスリーガで披露したその資質は、加入後にチェックされたハイライト映像からも明らかだ。中盤からの創造性が不足していたチームにとって、ビルツの特徴は大きな武器となり得る。 ビルツが本領を発揮するにはもう少し時間が必要かもしれない。しかし、エキティケをはじめとするチームメイトの信頼を得ていることは心強く、その評価は今後の飛躍に向けた後押しとなるだろう。
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- FrequencyUpdated Daily
- PublishedSeptember 14, 2025 at 8:30 AM UTC
- Length2 min
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