「市民を介護で困らせない ミンナの介護」社会福祉法人 小田原福祉会 潤生園

井口健一郎の「ミンナの介護」358_20250827

今回は犬堂監督作品の楽しみ方をご紹介します。

映画「つむぐもの」は他分野から映画監督になられた犬堂監督が、「人生を豊かにさせてもらっている」と感じる映画作りの醍醐味を込めた作品です。特に、介護業界をテーマにしており、知らないことで誤解され、傷ついている人々、例えば介護のことや、犬堂監督のデビュー作である同性愛のカミングアウトの作品のように、スポットライトが当たらない日陰の部分に焦点を当てることを意識しています。認知症や発達障害など、イメージや知らないことでしんどい思いをしている人々に「知って欲しい」というメッセージが込められています。

単なる「介護って素晴らしい」というキラキラした内容ではなく、介護現場のリアルな意見を取り入れ、職員が手を上げてしまうような切り込んだ描写も含まれています。これは厚生労働省の正式タイアップ作品でありながらも、等身大のリアリティを追求しています。映画を観た後には、自分の身近な人や家族について思いを馳せ、実生活の中で映画のことを思い出してもらえるような作品です。

この映画『つむぐもの』は、シネマ館にて9月18日まで上映中です。この貴重な機会に、ぜひ足をお運びください。