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【人類学サロン vol.1】マルチスピーシーズ人類学と“人間以上“という視‪点‬ エコミームチャンネル

    • Society & Culture

人間の文化を研究してきた人類学は、大きな転換期を迎えています。これまでページの隅に留まっていた人間以外の存在が、「人間的なるもの」を構成する主体として出現し始めたのです。複数の種を扱う人類学とはどのようなものなのか。本セッションでは、人類学の系譜や国内外の取り組みを手がかりに、過去数十年間のマルチスピーシーズ民族誌の基礎や課題に光を当てることで、「more-than-human(人間以上)」の諸世界を理解するための視点やキーワードを再考します。





リーディング:



・奥野克己「人新世の時代におけるマルチスピーシーズ民族誌と環境人文学」

・ティム・インゴルド『人類学とは何か』第1章「他者を真剣に受け取ること」、第4章「社会的なるものを再考する」



*お時間のある方は、人類学者アナ・ツィンらが共同で構築したインタラクティブ・データベース「Feral Atlas: The More-Than-Human Anthropocene」もぜひご覧になってみてください。

*奥野さんのテクストはこちらからもお読みになれますが、今後のセッションのためにも書籍をご購入されることをお勧めします(リーディングは「序論」のみ)。

*インゴルドの書籍は各自でご用意ください(購入する、図書館で借りる)。それが難しい方には英語PDFまたは日本語スキャンをお渡ししますので、shuhei@ecologicalmemes.meまでお問い合わせください。

*上記の必須リーディングの他に、任意のリーディングを紹介しています。詳しくは下記のリストをご参照ください。



<ナビゲータープロフィール>

・田代 周平 Shuhei Tashiro(ハイデルベルク大学人類学・越境文化学修士課程、Ecological Memes共同代表)

ハイデルベルク大学、人類学・越境文化学(Transcultural Studies)修士課程。16歳のときに国際的な教育を求め日本の高校を中退、奨学生として香港に渡航し United World College にて国際バカロレアを取得。その後ユトレヒト大学のリベラルアーツプログラムを通じ、学際的な教育を受ける(専攻は人類学・社会学・哲学)。ポルトガルの有機農家でのボランティアや通訳としての地球一周などを経て、現在はハイデルベルク大学の人類学・越境文化学の修士課程に在学中。研究テーマとして、環境人文学やインテレクチュアル・ヒストリーなどを学際的に横断しながら、人新世における人間と人間以外の存在の関係性をグローバルな視点で探究している(修論のテーマは海女文化)。また研究活動の傍ら、一般社団法人 Ecological Memes の共同代表としてディレクションやライティングを手がけたり、国際海洋環境NGO Sustainable Ocean Alliance 日本チャプターの旗振り役として若者の海洋活動をアシストしたりしている。日常のくらしのなかで自給自足を実験するのが好き。ダイバー。個人のnoteでエッセイや記事を執筆中



・牛丸 維人 Masato Ushimaru(オーフス大学映像・マルチモーダル人類学修士課程)

リクルートにて大規模メディア・SaaSの事業企画、営業戦略、調査プロジェクトを担当。現在はケア、身体性、感覚、科学技術論の交差点で映像人類学的研究に従事。フィリピン北部地域の視覚障害者によるマッサージ実践をフィールドとしている。その他、日本企業とともにエスノグラフィ等の定性調査手法を用いた新規事業開発やリサーチ、ビジュアルデザインを活用した制作プロジ

人間の文化を研究してきた人類学は、大きな転換期を迎えています。これまでページの隅に留まっていた人間以外の存在が、「人間的なるもの」を構成する主体として出現し始めたのです。複数の種を扱う人類学とはどのようなものなのか。本セッションでは、人類学の系譜や国内外の取り組みを手がかりに、過去数十年間のマルチスピーシーズ民族誌の基礎や課題に光を当てることで、「more-than-human(人間以上)」の諸世界を理解するための視点やキーワードを再考します。





リーディング:



・奥野克己「人新世の時代におけるマルチスピーシーズ民族誌と環境人文学」

・ティム・インゴルド『人類学とは何か』第1章「他者を真剣に受け取ること」、第4章「社会的なるものを再考する」



*お時間のある方は、人類学者アナ・ツィンらが共同で構築したインタラクティブ・データベース「Feral Atlas: The More-Than-Human Anthropocene」もぜひご覧になってみてください。

*奥野さんのテクストはこちらからもお読みになれますが、今後のセッションのためにも書籍をご購入されることをお勧めします(リーディングは「序論」のみ)。

*インゴルドの書籍は各自でご用意ください(購入する、図書館で借りる)。それが難しい方には英語PDFまたは日本語スキャンをお渡ししますので、shuhei@ecologicalmemes.meまでお問い合わせください。

*上記の必須リーディングの他に、任意のリーディングを紹介しています。詳しくは下記のリストをご参照ください。



<ナビゲータープロフィール>

・田代 周平 Shuhei Tashiro(ハイデルベルク大学人類学・越境文化学修士課程、Ecological Memes共同代表)

ハイデルベルク大学、人類学・越境文化学(Transcultural Studies)修士課程。16歳のときに国際的な教育を求め日本の高校を中退、奨学生として香港に渡航し United World College にて国際バカロレアを取得。その後ユトレヒト大学のリベラルアーツプログラムを通じ、学際的な教育を受ける(専攻は人類学・社会学・哲学)。ポルトガルの有機農家でのボランティアや通訳としての地球一周などを経て、現在はハイデルベルク大学の人類学・越境文化学の修士課程に在学中。研究テーマとして、環境人文学やインテレクチュアル・ヒストリーなどを学際的に横断しながら、人新世における人間と人間以外の存在の関係性をグローバルな視点で探究している(修論のテーマは海女文化)。また研究活動の傍ら、一般社団法人 Ecological Memes の共同代表としてディレクションやライティングを手がけたり、国際海洋環境NGO Sustainable Ocean Alliance 日本チャプターの旗振り役として若者の海洋活動をアシストしたりしている。日常のくらしのなかで自給自足を実験するのが好き。ダイバー。個人のnoteでエッセイや記事を執筆中



・牛丸 維人 Masato Ushimaru(オーフス大学映像・マルチモーダル人類学修士課程)

リクルートにて大規模メディア・SaaSの事業企画、営業戦略、調査プロジェクトを担当。現在はケア、身体性、感覚、科学技術論の交差点で映像人類学的研究に従事。フィリピン北部地域の視覚障害者によるマッサージ実践をフィールドとしている。その他、日本企業とともにエスノグラフィ等の定性調査手法を用いた新規事業開発やリサーチ、ビジュアルデザインを活用した制作プロジ

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