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冷暖房効率30%改善…山梨大学が実用化へ、「地中熱エアコン」とは?

「冷暖房効率30%改善…山梨大学が実用化へ、「地中熱エアコン」とは?」 山梨大学の舩谷俊平准教授は、一定温度に保たれる地中熱を利用し、簡易な工事で省エネルギー化を実現する新型の「地中熱エアコン」を開発した。地中2メートルの深さで冷媒を循環させて室外機の機能を補い、冷暖房効率を20―30%改善する。掘削の深さを従来の地中熱技術の50分の1に抑えた。猛暑日のエアコンの性能低下も防ぐ。大学発ベンチャーを設立し実用化を目指す。