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初公開となる“初代タイガーマスクの真実”を佐山サトルが講演!「ちんどん屋がなにやってんだと人生の恥を感じていた」「嘘をついて日本に帰るのを断っていた」

 23日、東京・神田神社(江戸総鎮守 神田明神)にて『佐山武道 初代タイガーマスク 佐山サトル特別講演会“精神論”“タイガーマスクの真実”“修斗”』が開催された。 2020年からスタートした神田明神と“初代タイガーマスク”佐山サトルとのコラボレーション。『初代タイガーマスク 勝守』の授与やデビュー40周年を記念した神田明神資料館での『佐山武道~初代タイガーマスクの武道精神と日本文化~展』などが毎年行われてきたが、毎年行われる佐山サトルの講演会が今年も実施されることになった。 この講演に関して佐山サトルは「いよいよタイガーマスクの姿を、真実を語る講演をやりたいと思います。前の講演の時に、しんまさんが意見を述べて『今度タイガーマスクのことを聞きたい』と。だったらその真実、今まで話したことないような真実をそこで話してみたいなと思って。今のプロレスと我々がやってたプロレスはどっちが強いとかじゃなく、スタイルがまるで違うので、そこの秘密を広めていきたいなと思います。新日本プロレスで育ったタイガーマスクが、メキシコ、イギリス、そして世界を飛んで、ニューヨークまで飛んで行って、全盛を極めたタイガーマスク。そのタイガーマスクの時代と今のプロレスがどう違うのか?実力的には代わりはありません。スタイルが違うだけです。そのスタイルを、亡くなったしんまさんとともに直したいなぁ、もっと面白いプロレスを皆さんに、戦いのプロレスを提供したいというのが私の夢です」とコメントを残していた。 当日登壇した佐山サトルは「しんまさんの遺言通りタイガーマスクについて語りたいと思います」と、ポツポツと生まれの山口県・下関市時代から語り始める。子供の頃から『プロレスラーになるんだ』と祖母にも誓い、家出するようにしんま寿さんに電話してプロレス界の門を叩いたという。 藤原喜明にスパーリングでけちょんけちょんにされると「体力をつけてもう一回来い」と言われ、東京でバイトをしながら体力をつけ、再度受けたときにグラン浜田さんやふじなみたつみが海外に行っており雑用係がいなかったため受かったようなものだと当時を振り返る。 その後目白ジムで藤原敏男と会い、総合的に使えるステップやタイミングを学んだ事で総合格闘技の技術が自分の中で確立し、20歳でメキシコに行って来いとの命令で2年間現地へ。