DEIは、性別、人種、年齢、障がいの有無などに関係なく、誰もが平等に機会を得られる社会や組織を目指す考え方ですが、近年DEI目標を取り下げる企業が増えてきています。
反DEIの主張とは?
・ウォルマート、メタ、トヨタ等大企業がDEIを縮小や見直しをしている
一部の人はDEIに反対する意見を持っています。その理由として、主に次のようなものがあります。
・「逆差別」になってしまう
たとえば、「女性やマイノリティ(少数派)を積極的に採用する」というルールを作ると、能力が高くても白人男性(または多数派)が不利になることがあります。これでは「本当の平等」ではなく「特定の人を優遇しているだけ」だと考える人もいます。
・「実力よりも属性が重視される」
本来なら、会社に採用される人やリーダーになる人は「実力」で決まるべきなのに、DEIの考え方が強すぎると「女性だから」「特定の人種だから」という理由で選ばれることがある。それは本当に公平なのか?という疑問を持つ人もいます。
・「多様性のためにお金がかかりすぎる」
多様性を重視すればするほど、事務処理や間接経費が増えます。
事務処理が増える例:社内文章の文言「男性女性」などの見直し、今まで管理していなかった社員の人種などをカウントしたり管理したりする事務工数
間接経費が増える例:LGBTQに配慮した更衣室の設置、男性女性以外の性別を分類するための社内システムの更新費、女性を採用目標を達成するための女性向けの広告宣伝費等
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- FrequencyUpdated Semimonthly
- PublishedMarch 12, 2025 at 5:46 AM UTC
- Length27 min
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