暮らす実験室ラジオ

暮らす実験室
暮らす実験室ラジオ

大分県竹田市という片田舎で、暮らす実験室というシェアハウスを営む私たちが、自分たちにしっくりくる暮らし方、生き方を探求するため、あれこれおしゃべりするラジオです。

  1. その牛の名前をつけて肉を売る 残酷なのか?ならどこが?

    APR 7

    その牛の名前をつけて肉を売る 残酷なのか?ならどこが?

    ゲスト:宝牧舎 山地さん 宝牧舎のこだわりのひとつ、牛たちには名前をつける。そして、屠殺した後にお肉として売る時には、その名前も添えて売る。 「悲しくなって、美味しく食べられなくなるからやめて欲しい」という声もあるそう。 「でも、やっぱり、つけたいんですよね」 《ふつう》とは大きく違うこのやり方に、どんなふうにしてたどりついたのでしょう? 前回、離島で放牧畜産で牛を飼うことを、半ば偶然、スタートするところまでお話を聞きましたが、今回はその続き。 資本主義的な正義<あまりにも生産性が低いことはしない>ということ。 それと、出会った「放牧での牛飼い」はあまりにもぶつかり合うことを知ってしまった、山地さん。 毎日働いても、年間の売り上げが100万円に満たない先輩の農家さんたち。手取りは? 一旦は、牛舎で牛を飼い、地球の反対側で育った穀物を与える、通常に近い形での牛飼いをしますが、ずっと疑問は残ります。 「自分は、こんなにも自然に生きたいと思って、わざわざサラリーマンを辞めて、こんな田舎に住んでいる。どうして牛たちには、こんなにも不自然なことをさせているんだろう?」 通常の畜産、放牧での畜産の方法、両方学びながら模索。この大分の地で、宝牧舎をスタートしたのは牛を飼い始めてから12年後のことでした。 ▼ 絶対、大変だったでしょう。どんな熱い想いがあるんだろう?受け取る人に、何を届けたいんだろう? 質問してみたところ 「そんな、高邁なこと、考えてないですよ」とケロッと、どこか自虐的な山地さん。 「ただ、自分が、自然に生きたいってだけで。ただのわがままな、自己満なんじゃないかって思うことあります。だって、かわいいかわいいって育てた牛を、殺して食べてるんですから。正義感とか、いいことしてるとか、思えないですよ。」 そっか。食べることが、命をいただく=殺して食べる、ってことを私たちは、なるべくなかったことにして暮らしている。スーパーにずらりと並ぶ肉たちが命だったこと、知ってるけれど、そのエグさを麻痺させて忘れようとして生きている。 山地さんの「自然に生きたい」には、牛とも自然に生きたい。そして、生き物として生き物を殺めて生きることも、ないことにしない。そこにある残酷さもなかったことにしない。でも、それでも、人は「うめぇうめぇっ」て、ありがたがって、よろこんで肉を味わえるんだってこともなかったことにしない。ぐるっと丸めた、自然に生きたいなんだなぁ。 ▼ アフタートークで(40分くらい話してた) 「自分の活動を、なんて言って伝えたらいいのか、わからないんですよ。言語化も苦手だし。でも、」と言ってた山地さん。 近々ぐるずぶ市に出てもらえることになったので、インタビュー&ディスカッションタイムを取ろうと思います。 みんなで、食べること、伝えること、経済活動することについて、お話できたらいいなぁ~。 ーーー 暮らす実験室のしほとまさしが おしゃべりする「暮らす実験室ラジオ」。 2017年に東京から大分県竹田市に移住してきた私たち家族。 今では2つのシェアハウスを運営し 田舎暮らしとたくさんの出会いを楽しんでいます。 今の思考をはき出し、聞くひとと話すような時間になりますように。 https://www.instagram.com/kurasu_iki/

    45 min
  2. 宝牧舎 山地さんに聴く半生 放牧畜産をはじめる話。 ある日、牛をもらった。

    MAR 31

    宝牧舎 山地さんに聴く半生 放牧畜産をはじめる話。 ある日、牛をもらった。

    今回のラジオには宝牧舎の山地 竜馬さんにゲストに来てもらいました! 牛たちを放牧して飼い、畜産をしている。舞台は、別府と久住。 牧草を植えた広々とした大地で、草を喰む牛たちの光景がとっさに思い浮かんだんですが、そうではなく、牧場があるのは誰も使わなくなった山! 山に勝手にはえている、笹とか、あらゆる葉っぱたちを食べて牛さんたちが育っているんだそう。 ???? 畜産業界の中じゃ、異端中の異端。 今回は、どうなふうにして、そんな放牧畜産を始めることになったのか、と言うお話を聞いていってみました。 「牛が好きだから、通常の畜産がかわいそうでならなかった?」と予想するかもしれませんが、そんなことはなく。 偶然訪れた離島で、おじさんに牛を貰って飼い始めた。その離島での牛の飼い方が、日本ではもうほぼ残っていない<放牧>という飼い方だった! という、一瞬理解に苦しむはじまりでした。 「自然に生きたい」という欲求をただただ求めていった。そこには牛という命が共にあった。そんな話。 詳しくはラジオで話しています! Spotify でもapple podcastでも聴けるので、ぜひ。 ーーー 暮らす実験室のしほとまさしが おしゃべりする「暮らす実験室ラジオ」。 2017年に東京から大分県竹田市に移住してきた私たち家族。 今では2つのシェアハウスを運営し 田舎暮らしとたくさんの出会いを楽しんでいます。 今の思考をはき出し、聞くひとと話すような時間になりますように。 https://www.instagram.com/kurasu_iki/

    31 min
  3. 最近 熱中してますか? ここのね自由な学校の劇を見て 信じる眩しさにクラクラした話

    MAR 10

    最近 熱中してますか? ここのね自由な学校の劇を見て 信じる眩しさにクラクラした話

    我が家の次女は、去年からフリースクールに通いはじめました。 名前は「ここのね自由な学校」。 小1の半ばから、いわゆる不登校になり、学校に行く時間になるとうずくまってしまっていた彼女。 「見学いってみる?」と誘って向かったのが、ここのね。 ここが、めちゃくちゃよかった。合ってた。 (ここのねについては、また別の機会にゆっくりと) 今回のラジオは、そんなここのねで、生徒が企画して作り上げた劇があり、みんなで観劇に行った感想。 ほんとはいろいろ雑談しようとしたんだけど、劇がアツすぎて、劇の話で終始してしまった。 劇を通して、私は、人はどうやったら生を輝かせることができるのか?ってことを突きつけられた気がする。だからこの回のラジオは単なる劇の感想というより、あなたはどう学び、どう生きるか?って突きつけられた話でもあるのだ! 教育に興味があるひとにも、聴いてみてほしいなー ーーー 暮らす実験室のしほとまさしが おしゃべりする「暮らす実験室ラジオ」。 2017年に東京から大分県竹田市に移住してきた私たち家族。 今では2つのシェアハウスを運営し 田舎暮らしとたくさんの出会いを楽しんでいます。 今の思考をはき出し、聞くひとと話すような時間になりますように。 https://www.instagram.com/kurasu_iki/

    37 min
  4. 自分の心と言葉の距離 しっくり話してる?書けてる

    FEB 27

    自分の心と言葉の距離 しっくり話してる?書けてる

    自分の気持ちを、うまく言葉にできてる感じ、してますか? これ、結構難しいですよねぇ。言葉って、技術や手段として力を持ちまくってる。生産や自己承認を得るための言葉の使い方はやたらとノウハウ溢れてるけど、、 自己理解や、個人的な表現のために、どう言葉を使うかって、案外、軽んじられてきてるんじゃないでしょうか。 今回のラジオテーマは言葉。 久々に住人ひーちゃんがゲスト。 「言葉について、ラジオでしゃべってみたいんやけど」とメッセージがきて、ぜひぜひと実現。 最近、言葉との付き合い方が変わって、楽になったし、楽しくなったと言う彼女。 おしゃべり史帆×おしゃべりひーちゃんの、通常回の3倍濃縮ラジオになってます。 聴いたら、紙とペンを取りたくなる。ラジオになってるんじゃないかな。 ーーー 暮らす実験室のしほとまさしが おしゃべりする「暮らす実験室ラジオ」。 2017年に東京から大分県竹田市に移住してきた私たち家族。 今では2つのシェアハウスを運営し 田舎暮らしとたくさんの出会いを楽しんでいます。 今の思考をはき出し、聞くひとと話すような時間になりますように。 https://www.instagram.com/kurasu_iki/

    31 min
  5. 夫婦すれ違いあるある 失礼なことの許可取るって 聞いた時点で終わってる

    FEB 20

    夫婦すれ違いあるある 失礼なことの許可取るって 聞いた時点で終わってる

    今回は、史帆の反省と、夫婦の関係の話。 「最近、まさしへの感謝が足りてなかったな~」と。 感謝というか、いかにしてくれていたかという認知がまず浅いし薄かった。 音楽を始めたことが楽しくて、みんなで作ることにも夢中になって 外を向いていて、家のことをかなりまさしさんに任せていた史帆でした。 しかも体調も壊したりするから 寝てたと思ったら、起きてきて、ギター弾いてたり、いなくなったりするって。 まじで、なんじゃそりゃだよなぁと。 ご飯を作るとか、洗濯物干したりはするけど。 ポイントポイントの仕事をしても、全体の家事を二人でやり遂げるっていう責任や認識がなくなっていた。 家事の全体を把握しようとしているか、していないかっていうのは、大きな違いがあると思う。 私はこれとこれをしている、相手はこんなにたくさんしてくれているっていう、相手への感謝につながるもんね。 毎回「行ってきていい?」「これやってもいい?」って聞くんだけど、これ、聞いてる時点で、もう何か終わってるってことに、不機嫌になってきたまさしさんのオーラを見て気づいた! これ、よく妻側が、夫側への不満として、いうことだよなぁ~~~。 ラジオで、長々と反省と感謝を伝えられてよかった。 夫婦の役割分担や、もやもやについて気づきがあるんじゃないかな。 ぜひ聞いてくださいませ~! ーーー 暮らす実験室のしほとまさしが おしゃべりする「暮らす実験室ラジオ」。 2017年に東京から大分県竹田市に移住してきた私たち家族。 今では2つのシェアハウスを運営し 田舎暮らしとたくさんの出会いを楽しんでいます。 今の思考をはき出し、聞くひとと話すような時間になりますように。 https://www.instagram.com/kurasu_iki/

    25 min
  6. ラジオで夫婦喧嘩 いきなり怒るしほ いいとこに落ち着きました

    FEB 13

    ラジオで夫婦喧嘩 いきなり怒るしほ いいとこに落ち着きました

    このラジオ、夫のまさしさんと話すことが多いんですが、時々心が折れるのです。 まさしさんのコミュニケーションが省エネすぎて、聞いてるの!??とむかつくことがあるのです。 今回は、収録中に、塩なまさしに史帆がキレて怒り出すという、夫婦喧嘩導入ラジオとなりました。 でも、その後に色々話して<私は今、自信がなくなっているんだなぁ>ということに気づいたり。 (だからまさしさんからの肯定の少なさがカチーンと悲しく感じたのだなぁ) 話す中で、焦る必要はないなと、腑に落ちてきたりとしました。 対話を通して、小さな一端の答えが出て、心が落ち着くことがある。 そんな対話の働きを見出せる回になったのではないでしょうか。 いや~。普通に、自分で聴くのは恥ずかしいが。 ーーー 暮らす実験室のしほとまさしが おしゃべりする「暮らす実験室ラジオ」。 2017年に東京から大分県竹田市に移住してきた私たち家族。 今では2つのシェアハウスを運営し 田舎暮らしとたくさんの出会いを楽しんでいます。 今の思考をはき出し、聞くひとと話すような時間になりますように。 https://www.instagram.com/kurasu_iki/

    27 min
  7. 雑談回 ゲスト:石橋遼平 比較癖、子どもの頃のことなどなど

    FEB 6

    雑談回 ゲスト:石橋遼平 比較癖、子どもの頃のことなどなど

    2回目。 今回は、雑談です。 「比較癖があって、ついつい他人と自分を比べて落ち込んでしまう」って話。 が印象に残っています。 私もそうだな~と思うことがあります。 人間の本能だろうから、なくなることはないけれど、これだけ広く人々が繋がり、かつ比較が目に見えやすい社会になっているから、比較癖をしあわせなものにするのは工夫が必要だろうなぁ。 私は、比較して自分が低いなっと思ったら、すぐに諦めてきた人生。 でも、最近苦手だと思ってた音楽に触れてみたら、めちゃくちゃ楽しかった。 秀でてないという理由で敬遠してきたことは、秀でてないままでも、楽しみをくれるものだった。 比較じゃなく、味わうとか、楽しむとか、深めていきたいなぁ。 とか、この回のラジオに関係あるのか!?ちょっと話してから3日くらい経ったので内容忘れたんですが、楽しく話しています! ぜひ聞いてみたくださいませ~ ーーー 暮らす実験室のしほとまさしが おしゃべりする「暮らす実験室ラジオ」。 2017年に東京から大分県竹田市に移住してきた私たち家族。 今では2つのシェアハウスを運営し 田舎暮らしとたくさんの出会いを楽しんでいます。 今の思考をはき出し、聞くひとと話すような時間になりますように。 https://www.instagram.com/kurasu_iki/

    24 min

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