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映画を見る前に、見たあとに、見れなくても、、、映画について、映画を語り(聞き)、批評を読むポッドキャスト番組。 インタビューや対談の「語り」、映画批評を作り手が読む「音」、映画祭や上映イベント会場の「生の声」などを単発あるいはシリーズでお届けします。 映画ができるプロセスや完成された映画を上映・批評する場を、作り手、観客、批評家など、様々な視点から発信します。 日常生活にほんの少し、ドキュメンタリー映画のざわめき、ドキドキ、ワクワクを!

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  1. 12 АПР.

    「真実はパッションよ」ニューガーデン映画祭2025を振り返る

    エピソード12は、ふたたびニューガーデン映画祭とのコラボ企画第二弾。 2025年3月21日から23日まで3日間に渡り真庭市で開催されたニューガーデン映画祭。翌日24日に、スタッフ、ゲストをはじめ、その場に集っていた人たちが参加して映画祭を振り返りました。「超えて、広がる」というテーマが象徴するように、3年目にして様々な領域を超え、人々の輪が広がった映画祭。ちょっと長いですが、祭の余韻のなかから生まれたことばの数々をお聞きください。 出演者プロフィール (登場順)   山﨑樹一郎(Yamasaki Juichiro)・司会進行 ニューガーデン映画祭プログラム・コーディネーター、映画監督   柴田祥子(Shibata Sachiko) ニューガーデン映画祭実行委員長、ビクトリィシアター支配人   太田達成(Ota Tatsunari) 映画監督   宇和川輝(Uwagawa Hikaru) 映画監督   諏訪敦彦(Suwa Nobuhiro) 映画監督   加藤初代(Kato Hatsuyo) 山形国際ドキュメンタリー映画祭プログラム・コーディネーター、アカリノ映画舎   小田香(Oda Kaori) 映画監督   川上アチカ(Kawakami Atiqa) 映画監督   戸田ひかる(Toda Hikaru) 映画監督   山﨑紀子(Yamasaki Noriko) シネ・ヌーヴォ支配人   出口治(Deguchi Haru) ニューガーデン映画祭PR担当   池田将(Ikeda Sho) 映画監督   河野文雄(Kono Fumio) ニューガーデン映画祭パーティー・ディレクター *2025年3月24日(月) エキマエノマエにて収録 ニューガーデン映画祭2025の詳細は下記↓ https://ngff.jp/ アカリノラジオ公式サイトは下記↓ https://www.acarino.com/podcast/

    1 ч. 9 мин.
  2. 4 АПР.

    フィリピン映画『ウリリは黒魔術の夢をみた』監督インタビュー

    今回のエピソードは、4月5日(土)からシアター・イメージフォーラムで公開が開始するフィリピン映画『ウリリは黒魔術の夢をみた』の監督ティミー・ハーンさんにお話を伺いしました。 フィリピン映画のレジェンドって? 作家であることとは? ハマっているスポーツは? などなど、興味深い内容が満載の回です。 なお、監督の音声は英語のみとなりますが、以下に翻訳テキストを貼ってありますので、合わせてお楽しみください。 『ウリリは黒魔術の夢をみた』 2025年4月5日(土)シアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開 ■公式サイト https://ulili.jp/ フィリピンのインディペンデント映画におけるレジェンドたちとの出会いや関係について教えてください。 [02:44] まず、最も親しいロックスリーから話したいと思います。山形国際ドキュメンタリー映画祭でも上映されたことのある監督ジム・ランベーラと友人になって、ロックスリーを紹介されました。ロックスの家でジムやロックスと会うようになって、私が最初の長編映画を作ったときに、ロックスが俳優として出演してくれたんです。かなり重要な役どころでした。あなたが言った3人のなかで、彼は私にとって一番近い存在です。ロックスは私の友達だし、できれば私もそうでありたい。 [04:04] テディ・コーとの出会いですが、ある映画のプレゼンをする機会を得たのです。CInema One Originalという、いまは存在しない映画祭でした。彼らは私の初めての長編映画をプロデュースしてくれました。テディ・コー は、その時、選考委員のひとりでした。彼はいつも選考委員でしたよ。だから私は何度も何度も、違う作品をテディに自分の映画を売り込みました。実は、『ウリリは黒魔術の夢をみた』の初期のバージョンも売り込んだけれど、残念ながら、その時は選ばれませんでした。でも、最初の作品は、彼が認めてくれたから制作することができたのです。彼はいつもそこにいて、若い映画作家にチャンスを与えようとしてくれました。今の私が若いとは言いませんが、当時はまだ若かったので、彼は私のような作家に声を発するチャンスを与えてくれた一人です。つまり発表する機会、自分自身を表現する機会を与えてくれたんです。それ以来、テディと私は良い関係を築いています。 [05:59] キドラット・タヒミックは、私にとっては最も遠い存在です。でももちろん、とても重要な存在ですよ。彼ら3人とも、私が信じているものを形作った重要な人々です。近年のフィリピン映画の進化にとって大事な役割を果たした方々です。 [06:44] キドラットの息子のカワヤン(『ウリリは黒魔術の夢をみた』のジョージ役)とは友人として仲が良いですよ。カワヤンに、この役をやってほしいと持ちかけた時、最初は躊躇していたけれど説得しました。周りの友人も説得しました。カワヤン、やるべきだよ、と。タヒミックは、息子が出演しているこの映画をまだ観ていないと思います。おそらく。3月29日にバギオで上映会があるんだけど、もし彼が映画館にいたら観てもらえるといいな、と思っています。 [07:35] フィリピンの映画やアートシーンにおいて、自分の役割はどんなものだと考えていますか。また商業映画をどう見ているか教えてください。 フィリピン映画において、私が思い描いている役割は、おそらく、私の芸術表現において、できる限り正直で誠実であることです。そして制作において、自分自身のエゴを排除して、本当の自分を探究することです。答えになってますか。でも、そうなんです。芸術活動をする上で、私はできる限りの自意識やエゴを取り除きたいと思っています。  [08:34] 自分の作品がすべて商業的に広まるようになることを望んでいます。どんなことにも適応していたいと思っています。つまり自分の役割は、自分がやりたいこと、自分が取り組みたいプロジェクトそのものだと思います。そのどれもが私を掻き立てるさせるはずだから。 [09:22] どんな役割を果たすべきかと考えたとき、とても難しい質問だと思いました。なぜなら、それを考えるということは、すでに未来の何かを目指すということだからです。でも、私は「今」、現在にいたいんです。私の目標や役割は、どこにいても「ここ」にいることだと思うのです。 [10:00] 公式インタビューによると、次回作は日本での撮影を予定しているそうですね。どんな映画なのでしょうか。 はい、貨物線の船員が難破する話なのですが、映画の大部分は日本で撮影する予定です。といっても、海の上です。船員をどう分類していいかわからないんだけど、彼らは移民と同じで、国にとどまらず、海にとどまらなければならない。多分、日本の港から出発するかもしれません。そして映画の大部分は日本で撮影する予定です。現在、準備中ですが、長い道のりになりそうです。 [11:12] 趣味はなんですか?特に映画制作への活力になる活動があれば教えてください。 シリアスではないんですが、今トレーニングしているものがあります。プロフェッショナルなものではないけれど、かなり真剣に、ボクサーになるために練習しています。そう、ボクシングです。趣味の一つ…趣味とは言えないですね。いまは趣味以上だけど、職業以下ですね。でも、とても、とても真剣にトレーニングをやっています。基礎的で表面的な、生理学的、肉体的なレベルで、とても役に立っています。なぜなら、思考が明瞭になり、自分自身を落ち着かせ、冷静でいられるからです。特に映画制作では、すべてが混沌としていて、すべてが同時に起こっています。そんな時には、心を落ち着かせ、平和でなければならない。ボクシングはその助けになっています。私の映画監督の友人が、ボクシングのトレーナーでコーチでもあるんです。だから一緒に練習したり、映画の話をしたり、スパーリングもします。お互いの顔を殴り合って、その後、家に帰る。私にとってはとても健康的なことなんです。彼は私より若いですが、ほぼ同い年です。彼はミーゴ・マタスという映画監督で、短編のホラー映画をたくさん作っています。 [13:33] あと、私はバイクに乗るのも好きです。これも趣味とはいえないけど。体を動かすことは、映画を観ること以外にも、映画作りにとても役立っていると思います。それは本当に私を助けてくれます。心をクリアにしてくれ、常に映画制作のことを考えないでいられます。アートや映画のことを常に考えていると、時に圧倒されてしまうからね。時には何も考えず、ただ呼吸することも必要なんです。 [14:42] リスナーの皆さんに一言お願いします。 もしあなたが私の作品や、私が何者であるかに興味があるなら、私たちの映画を見てください。私が監督したり、脚本を書いたりする映画が、多くを語ってくれていますから。 ティミー・ハーン監督 公式インタビュー https://www.cinema-factory.jp/2025/03/12/73624/ 【フィリピン映画のレジェンドたち】 キドラット・タヒミック https://www.yidff.jp/2007/cat011/07c031.html ロックスリー https://www.yidff.jp/2017/cat041/17c066.html テディ・コー https://www.yidff.jp/2017/cat041/17c064.html 出演者:ティミー・ハーン 収録:ZOOM 音楽:ジェレミー・ハーレイ

    16 мин.
  3. 29.11.2024

    早尾貴紀さんが語る パレスチナ特集『ルート181』『ガリレアの婚礼』

    ドキュメンタリー映画の祭典ドキュメンタリー・ドリーム・ショー山形 in 東京 2024と連動したシリーズ。 エピソード6は、パレスチナ特集よりミシェル・クレフィ、エイアル・シヴァン監督の『ルート181』をピックアップ。ドキュメンタリー・ドリーム・ショーで上映後に行われた早尾貴紀さん(パレスチナ/イスラエル研究)による作品解説をお送りします。『ガリレアの婚礼』についてもお話しいただいています。 『ルート181』は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2005(YIDFF2005)のインターナショナル・コンペティション部門で山形市長賞(最優秀賞)を受賞。映画史で重要な作品とされています。『ガリレアの婚礼』は、同じくミシェル・クレフィ監督が1987年に制作した劇映画です。 『ルート181』上映日程:2024年11月16日(土)15:20 - @アテネ・フランセ文化センター ◆ このエピソードを理解するための参考地図(1947 国連パレスチナ分割案・1949年の軍事休戦ライン)はこちらから↓ アカリノラジオ公式サイト https://www.acarino.com/podcast/ ◆ さらに理解を深めるための参考文献・ウェブサイト 1)早尾貴紀『パレスチナ・イスラエル論』(有志舎 、2020年) 2)山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF2005)公式サイト『ルート181』作品情報はこちら↓ https://www.yidff.jp/2005/cat009/05c023.html 3)『ルート181』監督インタビューはこちら↓ https://www.yidff.jp/interviews/2005/05i023.html

    34 мин.
  4. 19.11.2024

    『何も知らない夜』の魅力について 字幕翻訳者・藤井美佳さんが語る(ノイズ削減しました12/9更新)

    *音声のノイズが削減され、藤井さんのお話しが聞きやすくなりました!(2024年12月9日更新) ドキュメンタリー映画の祭典ドキュメンタリー・ドリーム・ショー山形 in 東京 2024と連動したシリーズ。 エピソード5は、インドの新鋭パヤル・カパーリヤー監督の『何も知らない夜』をピックアップ。字幕翻訳を担当した藤井美佳さんが登場し、作品の魅力や知られざるインド事情について翻訳者ならではの視点で語ります。 本作は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2023(YIDFF2023)のインターナショナル・コンペティション部門でロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)を受賞。監督のパヤル・カパーリヤーは、2019年アジア千波万波部門で『夏が語ること』が上映され、今年のカンヌ映画祭で『All We Imagine as Light』がグランプリを受賞しました。 『何も知らない夜』最終上映:2024年11月20日(水)17:30 - @アテネ・フランセ文化センター アカリノラジオ公式サイトはこちら↓ https://www.acarino.com/podcast/ ドキュメンタリー・ドリーム・ショーの上映情報はこちら↓ https://cinematrix.jp/dds2024/program.php?p=1 『何も知らない夜』作品情報(YIDFF2023公式サイト)はこちら↓ https://www.yidff.jp/2023/ic/23ic08.html ポッドキャストの参考情報はこちら↓ https://www.yidff-live.info/4383/

    25 мин.
  5. 16.11.2024

    映画監督リム・カーワイが語る「ミャンマー匿名作品」 / ドキュメンタリーを支える!アジアンドキュメンタリーズ代表に聞く

    ドキュメンタリー・ドリーム・ショー山形 in 東京2024で上映するミャンマーの短編2作品『負け戦でも』『鳥が飛び立つ時』について、山形国際ドキュメンタリー映画祭2023アジア千波万波部門審査委員だった映画監督のリム・カーワイさんが語ります。 番組後半では、アジアのドキュメンタリー映画の配信プラットフォーム「アジアンドキュメンタリーズ」の代表取締役社長、伴野智さんにお話を伺いました。 収録:ZOOM/アテネフランセ文化センター 音楽:Jeremy Harley ⚫️ドキュメンタリー・ドリーム・ショー山形in東京2024とは、山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)2023の上映作品を東京で観ることができるイベントです。 https://cinematrix.jp/dds2024/ ⚫️上映スケジュール『負け戦でも』『鳥が飛び立つ時』 11/20(水)19:35〜@アテネフランセ文化センター ⚫️エピソード内で紹介されたYIDFF作品 『負け戦でも』 https://www.yidff.jp/2023/cat033/23c049.html 『鳥が飛び立つとき』 https://www.yidff.jp/2023/cat033/23c048.html 『理大囲城』 https://www.yidff.jp/2021/cat011/21c018.html 『またたく光』 https://www.yidff.jp/2023/cat033/23c039.html ⚫️エピソード内で紹介されたリム・カーワイ作品 『あなたの微笑み』 https://anatanohohoemi.wixsite.com/official 『すべて、至るところにある』 https://balkantrilogy.wixsite.com/etew 『ディス・マジック・モーメント』 https://magicmoment2023.wixsite.com/official/ 大阪三部作 http://www.cinenouveau.com/sakuhin/lim2022.html ⚫️アジアンドキュメンタリーズはこちら https://asiandocs.co.jp/

    34 мин.

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