第207回 与えることは変革をもたらす

Official BNI Podcast

【参照】英語版 Episode 880: Giving Is Transformational (Classic)

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第207回は「与えることは変革をもたらす」と題してお送りいたします。英語版のエピソード880をご参照ください。

安:さて、今回は「与えることは変革をもたらす」ということなんですけども、これ、大竹さんがすごく大事にしているテーマじゃないですかね。

大竹:はい、そうですね。今回、BNIの理念であるギバーズゲインということについて、「本質に迫っていこう」っていうテーマだというふうに思うんですよね。安さんもギバーズゲインという言葉に対してどういう考えを持っているかってあると思うんですけども、安さんは「ギバーズゲインって何ですか?」って聞かれたら、どんなふうにお話しされますか?

安:そうですね。やっぱり「与えるものは与えられる」とか、そういう実際にBNIの中で聴いている話もありますけれど、「まず自分のビジネスを応援してもらうためには、自分から応援する姿勢やその行動が大事だよね」っていう話はよくしますね。

大竹:なるほど、いいですね。「ギバーズゲインって何ですか?」って聞かれた時に、それぞれの解釈とか伝え方があるんじゃないかなというふうに思っていて。ちょうど先日、あるメンバーの方から「ギバーズゲインっていう理念はとても気に入ってるんですけど、人によって捉え方が違うので、解釈が違うから、ちょっと話が噛み合わない」「なかなか難しい」と、「コミュニケーションがうまくいかないときがある」っていうふうに相談をされたんです。私はこれに対して、マイズナーさんがギバーズゲインっていうものをどういうふうに考えているかっていう原理原則を大事にするべきなんじゃないかなっていうふうに思っているので。3年くらい前ですかね、マイズナーさんが出された「Infinite Giving」っていう本があるんですけど、「無限のギバーになるための本」です。その本をおすすめすることにしてるんですよ。安さん、読んだことあります?

安:そうですね。それこそ大竹さんから実はお勧めいただいて、少しだけ読んでみたんですけど、なかなかまだちょっと読み切れてないところがあるので、今日はぜひいろいろお話を伺いたいですね。

大竹:ありがとうございます。ギバーズゲインっていうのをより実践するために大事なことを7つの原則にまとめて書かれているんですよね。すごく分かりやすい本なので、皆さんもぜひ読んでいただけたらなというふうに思うんですけど、「ギバーズゲインって実際何なの?」と、「与えるって実際どういうことなの?」とか、「与えて自己犠牲になるのではなくて、与え続けながらも自分も豊かになっていくためにはどうすればいいの?」っていうギバーズゲインっていう生き方を自分が体得するためにはどうしたらいいのかっていうヒントが詰まっている本なんじゃないかなというふうに思うんですよ。そのために必要な普遍的な7つの原則について書かれているんですよね。これ1個でも欠けちゃうとうまくいかないっていう風に言われていて、私、この本を最初読んだ時に、「いや、もうちょっと早く言ってほしかったな」っていうふうに思ったんです。16年間BNIに関わってるんですけど、結構回り道しちゃったかなっていう風にちょっと感じてます。

安:そうなんですね。ちなみに今回のテーマである「与えることは変革をもたらす」っていうことについてなんですけど、それとBNIで言われている「世界のビジネスのやり方を変える」というこの関係性って、大竹さんはどんなふうに捉えていらっしゃるのか、お聞きしてみたいですね。

大竹:はい。BNIのビジョン自体がギバーズゲインっていうことで、与えるものは与えられるということで、与えることが先で、その後に巡り巡って自分にも返ってくるっていう考え方だと思うんですけど、それをより多くの人が実践していくと、どういう世の中が作れるのかっていうことなんじゃないかなというふうに思っていて。私なりの解釈で、すごく卑近な例で恐縮なんですけど、BNIっていうのは、ビジネスの場で大人が真剣にサンタクロースの活動をすることだという風に思っていて、なんだったら「世界サンタ連盟みたいなものを作っていこうよ」と、そういう社会活動なんじゃないかなって、勝手にですよ、これ私の解釈なんですけどっていう風に思ってるんですよね。

安:サンタ同…え? サンタ連盟ですか。

大竹:世界サンタ連盟でも、世界サンタ同盟でもいいんですけど。サンタクロースって子供たちが欲しいものをプレゼントして歩く、そういうおじさんの話だと思うんですけど。でも今、人それぞれが欲しいものってすごく多様化していて、自分一人で自分の周りの人が欲しいもの、必要なもの、困っていることっていうのを全て解決してあげることってなかなか難しいと思うんですよね。なので、小さなサンタクロースなんですよ。小さなサンタクロースなんだけど、一人ではなかなか全ては解決できないんだけど、小さなサンタクロース同士が連盟を組んで、チームを作って、周りの人の全ての困りごとだったりとか、やりたいこと、夢や希望っていうのを叶えていこうということ。それをビジネスの場で経営者が真剣にやっていこうと、そういう社会活動なんじゃないかなという風に思っているんですよね。それのヒントになったのが、ある巨大掲示板に書かれたお話だったんですけれども、こんな質問があったんですよね。「サンタは本当にいるの? と子供に聞かれたときに、どう答えるのが一番いいでしょうか」っていうことが相談されていて、いろんな方が回答されていたんですけども、その中ですごく素晴らしい回答があったんですね。この後ご紹介したいと思うんですけど、例えば安さんだったら、子供から「サンタさんって本当にいるの? 」って聞かれたら、どんなふうに答えられますか?

安:そうですね、「いるよ」って言うかも。私だったら。

大竹:理由はどんな風に答えられます?

安:理由か。そうですね。夢を与えられる存在だと思うので。理由、難しいですね。

大竹:難しいですよね。

安:でも「信じていたら必ずサンタさんはやってくるよ」みたいな。理由、私には答えにくいんですけど、信じているからだよ、みたいなのはある。ごめんなさい。回答がうまくできないです。

大竹:めちゃめちゃいいですね。ありがとうございます。「聞かれて言葉に困る」そういう質問なのかなと思うんですけど、掲示板での素晴らしい回答をご紹介したいと思うんですけど、私の方でお話させていただきます。『サンタはいます。ただ、最近はプレゼントはサンタが直接は関わっていないことも多いんです。昔のようにサンタさんがおもちゃを作り、運び、配っていた時代とは変わりました。まず家の中に入れません。煙突とかないし、鍵かかってるし、そもそも勝手に入ったらダメだし。サンタがプレゼントを持ってきたとしても、玄関で親御さんを呼んで受け渡して、サンタさんの代わりに置いてもらうことになります。そして何より子供の欲しがるものが市販品になったことです。「ゲームが欲しい」とか「スマホが欲しい」とか、こうなるとサンタさんも作れません。サンタさんに作れないなら、「私たちが代わりに作りますよ」とたくさんの企業が作ってくれているわけですが、全国へ運ぶところも運送会社がそのままサンタさんに代わってやっています。つまり、プレゼントを製作して、輸送して、枕元に置くところまで全て「サンタさんの代わりに私がやりますよ」という人たちだけで済んじゃうんです。一人のサンタが全てを行うのではなく、力の小さいサンタ役の人がちょっとずつ役割分担しているわけですね。トナカイで世界中を回るというのは、残念ながら今はイメージだけです。ただ言えるのは、今サンタの代わりにプレゼントを作ってい

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