第216回 チームの成長を考える

Official BNI Podcast

このポッドキャストは、コンビニの人材育成を支援するこんくり株式会社とビジネスの自走化を支援するActionCOACHの提供でお送りいたします。

第216回はチームの成長を考えると題してお送りいたします。

安:さて、大野さん、大竹さん、本日もよろしくお願いします。

大野、大竹:よろしくお願いします。

安:今回は「チームの成長を考える」というテーマなんですが、大野さん、ぜひお願いいたします。

大野:そうですね。今回は実は、これまでの過去4回のある意味総括と捉えています。なぜそれがチームの成長なのかということなんですけども、この過去4回で、ある意味BNIの基本中の基本をお伝えしてきたつもりなんですね。なぜそうしたかというと、BNIが提供している便利なツールとか仕組みというものが、非常にパワフルだとは思うんですけども、BNIを誤解させてしまっている部分がもしかしたらあるんじゃないかなというふうに感じていたことがありまして、これまでの4回のお話をお伝えしてきました。

安:そうなんですね。

大野:はい。何かというと、どうしても、ビジネスを伸ばす、自分たちのビジネスを成長させるってところがBNIとしては、目的になっていると思うので、そうすると、BNIを使って、どうやってそれを実現していくかということを考えると思います。それと、先ほど言った、例えば便利なツール、一つ例を挙げるとすると、メンバートラフィックライトとかチャプタートラフィックライト。これってすごく便利で、私が初めてそれを見たときに、さすがBNIだなと。ビジネスを目的とした会であるだけのことはあって、やっぱり数字をトラッキングしていくというのは、これなかなか普通の会社でもできてないことじゃないかなと思うんですよ。目標は立てるかもしれないけど、その目標の実現達成に向けて、トラッキングしていくってことはなかなかできないと思うんですよね。それがしっかりされている組織だなと感じたので、僕はすごく感動したんですね。ところがそのWHYを、目的が置き去りになってしまうと、ちょっと変なことになってくる。それは何かというと、数字のために行動し始めてしまうということなんですよね。例えばBNIでいうと、「GREENが全てだ」「100点取るのが素晴らしい」これは確かに間違いではないと思うんですけど、それが手段じゃなくて目的になってしまうと、変な手段になっちゃうじゃないですか。

安:そうですね。

大野:なのでそこを改めて、このお聞きのメンバーの皆さんにWHYですね、なぜ自分たちがそうしているのかというのは、やっぱり原点であるギバーズゲインというものなんだということを忘れないでいただきたいのと、人脈を増やしていくとか、あるいは人脈を耕すってこともカバーしましたけども、前回のペイフォワードにつながっていく、そういう自分の人脈の作り方というか、人との接し方というかということが大切だということ。それが結果としてチャプターの成長というのを作っていくんだということなので、決してチャプターを成長させるためにビジターを呼ばなくちゃいけないとか、メンバー数を増やさなくちゃいけないとかというのを考えてしまうのは順序が違うという話ですよね。なのでこれまでトレーニングなんかでもメンバー数を増やすとビジネス増えるよという説明もしてきているので、そこもちょっと、誤解されやすかった部分の要因の一つになってるのかなという反省もありますけれども、決して間違ったことではない。人数が増えれば、2倍になったら3倍になるとか、ビジネスが。という話は統計に基づいた話なので、それは価値のある情報ですし、知っておくべきなんですけども、それが直接目的じゃなくて、心掛けるべきところは「How can I help you」のギバーズゲインの精神だと思うんですよね。

大竹:本当にそうですね。メンバー数が増えれば、ビジネスが増えるということではなくて、メンバー数が増えることによって、「How can I help you」、関係構築をする機会が増えることによって、信頼関係が結ばれた数が増えて、結果としてビジネスが増えるということだと思うんですよね。さっき大野さんが、手段が目的化してしまうという話があったと思うんですけど、マイズナー博士がおっしゃっていて、「BNIはビジネスを得るための素晴らしい方法というだけではなくて、より良くビジネスをする方法なんだ」というふうにおっしゃってるんですよね。成果が上がれば何でもいいのかということではなくて、その成果を得るプロセス、過程、その旅路、それをより良くしていくということがすごく重要なんじゃないかというふうにおっしゃっているんですよね。私たちのビジネスの旅路というものが、辛く苦しいものではなくて、自分の周りの人の手助けをしながら、それを楽しみながら、実は自分のビジネスも豊かになっていくと。そういう過程、そういうプロセス、そういう手段を取っていこうということなんじゃないかなというふうに思っています。

大野:一つ、お話を紹介したいんですけど、ある国のメンバーさんが3人で人材紹介の会社をやられてたんですよね。その社内で営業のミーティングというのが当然あったんですけども、売り上げの数字とか契約の数字とかって一切しないんですって。何を話したかというと、ギブの数字だけ。ギブの数字を毎月みんながそれぞれが報告をして、目標も外部のギブ。例えばさっき言った、他の人にどういった形でお役に立てたか、リファーラルを提供できたとか、あるいは1to1も数に入れてるって言いましたかね。1to1というのは、実は行動じゃないですか。KPIとしては、実は先行指標と遅行指標と2つ種類あって、多くの場合、この遅行指標である、例えばメンバー数であったり、企業でいうところの売り上げというところが意識しやすいんですけども、本当はそれを出すために結果を出すためには先行指標、多くの場合行動なんですよね。なので、1to1の数とか、あるいは「How can I help you」という質問をできた人数とか、そういうものも数字として追っていく価値があると思うんですよね。そうすると、なぜ自分たちがメンバー数を増やすのかだけでなくて、その手段ですよね。ギバーズゲインとか、「How can I help you」のところが毎回思い出しながらできるというところもあるかなと思いますね。

安:なるほど。だからやっぱりミーティングの最後の後半で貢献の発表をするということが重要視されてるんだなというのが今結びついた気がします。

大野:ただ、リファーラルもある意味、先行指標か遅行指標かというと、遅行指標という捉え方もあると思うんですね。リファーラルに結びつけるための行動っていろいろあって、そちらでトラッキングするというのもKPIとして、有効かなと思いますよね。

安:確かに。中には「何人と1to1しましたよ」ということを言ってくださる方もいて、まさにそれは、貢献の結果を生み出していくためのプロセスの行動として発表されているのかなというふうに捉えると、すごく大事なことを言ってくださったんだなというふうに思います。それでは、そろそろ終わりの時間に近づいてまいりましたが、大野さんや大竹さんからメンバーの皆さんへメッセージはありますか?

大竹:はい。この5回のシリーズを通して、BNIがビジョンにしている「世界のビジネスのやり方を変える」ということの意味がすごく深く分かったような気がしたんですよね。今日、大野さんが先行指標、遅行指標という話をされていましたけれども、自分たちが取り組んでいくことというのはギブなんだと。その結果として得られるものがゲインなんですね。先行指標はギブで測ると、遅行指標は何が得られたかということで測るということ。これまさにビジネスのやり方を変えているなというふうに思ったんですよね。通常は先行指標も遅行指標もゲインですよね。何が得られたかということで測ると思うんですけども、それをちょっと変えていこうということなのかなというふうに感じました。

安:はい、ありがとうございます。では、大野さんからもぜひお願い

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