Book Lounge Academia(ブック・ラウンジ・アカデミア)

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ブック・ラウンジ・アカデミアは人文学・社会科学の研究者の著作を、著者自らが語る音声メディアです。学生や研究者はもちろん、知の世界に関心を持つ一般の方々にも楽しんでいただける内容になっています。新しい知の世界をどうぞお楽しみください。 【ウェブサイト】 ブック・ラウンジ・アカデミア https://www.bookloungeacademia.com/ 【SNS公式アカウント】 更新予定や最新情報をお届けしています。ぜひフォローお願いします。 - Twitter: https://twitter.com/BookAcademia - Facebook: https://www.facebook.com/bookloungeacademia/ Youtubeでも配信しています。チャンネル登録・高評価をお願いします。 - Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCJNdi5wo6RvmhLBYy2pZHdA

  1. ١٥ يوليو

    第92回 仙波希望さんインタビュー『ありふれた〈平和都市〉の解体〜広島をめぐる空間論的探求』

    今回は2024年に以文社より出版された『ありふれた〈平和都市〉の解体〜広島をめぐる空間論的探求』の著者である仙波希望さんにお話を伺いました。インタビュアーは清水亮さんです。 【著作概要】原子爆弾投下という人類史的悲劇を経験した広島は、なぜ〈平和都市〉を標榜し、体現しようとしたのか。本書は、まさに所与のものとして語られてきた〈平和都市〉としての広島を主題に、その系譜・景観・空間構造を成り立たせてきた存立基盤を解体することで、未だ「問う」べき対象としての都市・広島の姿を明るみに出す。第一部の理論編ではこれまでの広島研究を「記憶」と「復興」の両軸から再審し、ここに見る課題(〈平和都市〉の二分法)を昨今の都市研究の成果を補助線に、本書の課題として位置づける。そこから第二部の事例編では〈平和都市〉化のプロセスを「8月6日」を貫通しながら展開したものとして位置づけなおし、その一つの帰結としての「原爆スラム」の生成と消滅、また〈平和都市〉自体の正統性を問い直す空間的実践としての〈平和塔〉の存在について論じた。 【ゲスト:仙波希望プロフィール】1987年広島県生まれ。札幌大谷大学社会学部地域社会学科准教授。東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程国際社会専攻修了。博士(学術)。専門は都市研究、カルチュラル・スタディーズ。 本書『ありふれた〈平和都市〉の解体』が初の単著となる。主な著書に『惑星都市理論』(共編、以文社、2021年)、『忘却の記憶』(共編、月曜社、2018年)。主な業績に「『平和都市』の『原爆スラム』」(『日本都市社会学会年報』第7回日本都市社会学会若手奨励賞受賞、2016年)。 https://researchmap.jp/nozomu_semba 【インタビュアー:清水亮プロフィール】1991年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部専任講師。東京大学人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。主著に『「予科練」戦友会の社会学〜戦争の記憶のかたち』(新曜社、2022年)、『「軍都」を生きる〜霞ケ浦の生活史1919-1968』(岩波書店、2023年)、『戦争のかけらを集めて〜遠ざかる兵士たちと私たちの歴史実践』(共編著、図書出版みぎわ、2024年)など。その他詳細は、https://researchmap.jp/smzr/

    ٣٥ من الدقائق
  2. ٢٤ يونيو

    第91回 増渕あさ子さんインタビュー『軍事化される福祉(ウェルフェア)〜米軍統治下沖縄をめぐる「救済」の系譜』

    今回は2025年にインパクト出版会より出版された『軍事化される福祉(ウェルフェア)〜米軍統治下沖縄をめぐる「救済」の系譜』の著者である増渕あさ子さんにお話を伺いました。インタビュアーは松田ヒロ子さんです。 【著作概要】本書は、米軍統治下沖縄(1945-1972年)における住民の医療福祉や衛生に関わる制度や言説、人びとの実践を分析対象とし、生活・生命を守り、心身をケアする様々な「福祉(ウェルフェア)」実践が、沖縄を「反共の砦」として軍事要塞化しようとしていた米国の軍事拡張主義・冷戦政策と複雑かつ密接に結びついていた事態を、「軍事化される福祉(militarized welfare)」という言葉で理論化・問題化している。 沖縄戦開始と同時に米軍施政下に置かれた沖縄では、大規模なマラリア防遏を皮切りに、性病・結核・ハンセン病など主に感染症対策を中心とする公衆衛生政策が矢継ぎ早にとられていった。しかし、沖縄での医療衛生政策は、米軍人の健康維持を第一義としたものであり、住民福祉の復興は沖縄の医療者の手にゆだねられた。沖縄における社会政策の不整備は、それを補完する形で、沖縄内外を結ぶ官民による多様な援助活動・救済運動を引き起こす。海外沖縄移民やキリスト教団体、国際機関によるこうした活動は、しばしば米軍当局や日米政府の思惑に絡め取られながらも、統治側も予期しない、領土的境界をこえた人的・物的ネットワークも生み出していた。軍事の論理が優先されたことで沖縄の福祉の現場に生じた〈歪み〉を、様々な力学が輻輳する〈磁場〉として分析することで、沖縄米軍統治の歴史を生命・生活をめぐる政治という最も親密で身体的な次元から再検討することが、本書を貫く問題視座である。 【ゲスト:増渕あさ子プロフィール】トロント大学東アジア研究学部博士課程修了(Ph.D.)。現在、立命館大学産業社会学部准教授。同志社大学〈奄美-沖縄-琉球〉研究センター研究員。専門は歴史社会学、戦後沖縄史、医療史、エスニシティ研究。 主な著作として、“Stamping Out the ‘Nation-Ruining Disease’: Anti-Tuberculosis Campaign in US-Occupied Okinawa”, Social History of Medicine 34 (4), 2021、「公衆衛生看護婦の経験から考える沖縄の戦争と占領」『社会事業史研究』(61号、2022年)、「医療衛生から再考する沖縄米軍占領」歴史学研究会編『日本復帰50年琉球沖縄史の現在地』(東京大学出版会、2024年)。 【インタビュアー:松田ヒロ子プロフィール】神戸学院大学専任教員、ブックラウンジアカデミア事務局 プロフィール詳細→https://researchmap.jp/hirokomatsuda

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  3. ٣ يونيو

    第90回 二井彬緒さんインタビュー『ハンナ・アーレントと共生の〈場所〉論(トポロジー)〜パレスチナ・ユダヤのバイナショナリズムを再考する』

    今回は2025年に晃洋書房より出版された『ハンナ・アーレントと共生の〈場所〉論(トポロジー)〜パレスチナ・ユダヤのバイナショナリズムを再考する』の著者である二井彬緒さんにお話を伺いました。インタビュアーは林大地さんです。 【著作概要】1940年、ハンナ・アーレントは何を思いパレスチナ人とユダヤ人の共存国家論を論じたのか。初期論考が収められた『ユダヤ論集』から『革命について』『エルサレムのアイヒマン』までを分析し、シオニズムへの批判から連邦制の理論が紡がれるまでの洞察を読み直す。〈場所〉を失い難民となった一人の思想家による、他者と共生する〈場所〉の未来像を示す。 【ゲスト:二井彬緒プロフィール】東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(表象文化論)「人間の安全保障」プログラム博士課程修了。博士(国際貢献)。現在は同プログラム助教。専門は社会思想史・政治思想、ハンナ・アーレント研究。関心はイスラエル・パレスチナ紛争、ユダヤ人問題、難民問題、場所論、ポスト・コロニアリズム。既刊論文・記事として「『倫理的なもの』への地図〜ジュディス・バトラーのパレスチナ/イスラエル論」(『現代思想』2024年2月号)、「〈クレオール〉の声を聴くアーレント思想へ〜ed. by Marilyn Nissim-Sabat and Neil Roberts, Creolizing Hannah Arendt を読む」(『政治思想学会会報』59号、2024年)など。https://researchmap.jp/akio-futai21 【インタビュアー:林大地プロフィール】京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程三年。専攻は20世紀ドイツ思想史。趣味は古本屋めぐり。著書『世界への信頼と希望、そして愛〜アーレント「活動的生」から考える』(みすず書房、2023年)、主な論文に「世界への気遣いとしての活動的生〜ハンナ・アーレント『活動的生』における活動の場所指定の重要性」(『社会システム研究』第25巻、2022年)など。京都大学生協発行の書評誌『綴葉』の元編集長。現在も同誌の編集委員として、毎月書評活動を行なっている。 ◎ブック・ラウンジ・アカデミア ☆ 月2〜3回水曜日配信 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.bookloungeacademia.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Podcastでも配信中 Apple ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://apple.co/3srJkpY⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ Spotify ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://open.spotify.com/show/0BI0ASpdhqQy1f116PGA3f⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎X ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/bookacademia⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Facebook ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.facebook.com/bookloungeacademia/⁠⁠

    ٤٥ من الدقائق
  4. ٢٠ مايو

    第89回 飯島真里子さんインタビュー『コナコーヒーのグローバル・ヒストリー〜太平洋空間の重層的移動史』

    今回は2025年に京都大学学術出版会より出版された『コナコーヒーのグローバル・ヒストリー〜太平洋空間の重層的移動史』の著者である飯島真里子さんにお話を伺いました。インタビュアーは松田ヒロ子さんです。 【著作概要】本書は、世界的に有名な高品質コーヒーの産地として知られるハワイ島コナから、グローバル・ヒストリーを描き出す試みである。200年近くコナで栽培されてきたコーヒーの歴史には、日英米帝国の植民地主義、アジアやラテンアメリカ地域からの労働移民、スペシャルティ・コーヒーという概念の浸透などグローバルな規模で展開されたヒト・モノ・思想の「移動」が重層的に絡み合っていた。異なる時期・規模・背景のこれらの移動から、日欧米地域やラテンアメリカ地域からコナ、コナからアジアの亜熱帯地域(南洋群島や台湾)やラテンアメリカ地域へと、コナという極めてミクロな地域が、太平洋空間の多方向的移動の結節点となったことが浮き彫りとなる。これにより、産地名によって固定化されてしまった「コナ」コーヒーの認識を、200年という時間軸、太平洋地域という空間軸、越境という移動軸を投入することで深化させ、没背景化された歴史を浮き彫りにする。 【ゲスト:飯島真里子プロフィール】専門は歴史学。上智大学外国語学部卒業後、英国オックスフォード大学にてMPhilとDPhil課程修了。主な業績として、「戦後沖縄における糖業復興〜製糖経験と沖縄ディアスポラの連続性」野入直美編『引揚げエリートと戦後沖縄の再編』(不二出版、2024年)、「二つの帝国と近代糖業〜ハワイと台湾をつなぐ移動者たち」『農業史研究』(55号、2021年)、 “Japanese Diasporas and Coffee Production,” The Oxford Research Encyclopedia for Asian History (2019)などがある。経歴詳細はhttps://researchmap.jp/read0150098を参照のこと。 【インタビュアー:松田ヒロ子プロフィール】神戸学院大学専任教員、ブック・ラウンジ・アカデミア事務局 経歴の詳細→https://researchmap.jp/hirokomatsuda ◎ブック・ラウンジ・アカデミア ☆ 月2〜3回水曜日配信 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.bookloungeacademia.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Podcastでも配信中 Apple ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://apple.co/3srJkpY⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ Spotify ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://open.spotify.com/show/0BI0ASpdhqQy1f116PGA3f⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎X ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/bookacademia⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Facebook ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.facebook.com/bookloungeacademia/⁠⁠

    ٣٧ من الدقائق
  5. ٤ فبراير

    第88回 森類臣さんインタビュー『北朝鮮を解剖する〜政治・経済から芸術・文化まで』

    今回は2024年に慶應義塾大学出版会より出版された『北朝鮮を解剖する〜政治・経済から芸術・文化まで』(礒﨑敦仁 編著)の著者のお一人である森類臣さんにお話を伺いました。インタビュアーは長澤裕子さんです。 【著作概要】北朝鮮研究は、これまで行われてきた政治・外交・経済分野はもちろんのこと、近年では映画や音楽分野など裾野が広がりつつある。本書は、所属先や出身大学の垣根を超えた第一線の日本人研究者が協同して、同国に対する新たな視座を提供する。北朝鮮の政治・外交・経済・文化を描く。一般教養書と研究書の中間的な役割を担う書籍でありつつ、学生が北朝鮮に関して知るときに手引きとなるであろう。 【ゲスト:森類臣プロフィール】摂南大学国際学部国際学科准教授。同志社大学大学院社会学研究科メディア学専攻博士後期課程退学、博士(メディア学)。専門は歴史社会学・地域研究(韓国・朝鮮)。主な著作として『北朝鮮の対外関係〜多角的な視角とその接近方法 』(中戸祐夫・森類臣編著 、晃洋書房、2022年)、『韓国ジャーナリズムと言論民主化運動〜『ハンギョレ新聞』をめぐる歴史社会学』(日本経済評論社,2019年、単著)、『韓国ドラマの想像力〜社会学と文化研究からのアプローチ』(平田由紀江・森類臣・山中千恵著、人文書院、2024年) 【インタビュアー:長澤裕子プロフィール】高麗大学大学院政治外交学科修了、博士(政治学)。元東京大学大学院総合文化研究科特任准教授。現在、早稲田大学国際和解学研究所 招聘研究員。専門は日米韓外交史、朝鮮半島の政治と文化政策。著作に外村大・長澤裕子『<負の遺産>を架け橋に〜文化財から問う日本社会と韓国・朝鮮』(ころから、2024年)、「金日成唯一支配体制期の学術定期刊行物と「1965年体制」批判〜「日米韓帝国主義」批判と歴史学・考古学研究」『北朝鮮の対外関係〜多角的な視角とその接近方法 』(中戸祐夫・森類臣編著 、晃洋書房、2022年)など。 ◎ブック・ラウンジ・アカデミア ☆ 月2〜3回水曜日配信 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.bookloungeacademia.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Podcastでも配信中 Apple ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://apple.co/3srJkpY⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ Spotify ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://open.spotify.com/show/0BI0ASpdhqQy1f116PGA3f⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎X ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/bookacademia⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Facebook ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.facebook.com/bookloungeacademia/⁠⁠

    ٢٩ من الدقائق
  6. ٢١ يناير

    第87回 崔誠姫さんインタビュー『女性たちの韓国近現代史〜開国から「キム・ジヨン」まで』

    今回は2024年に慶應義塾大学出版会より出版された『女性たちの韓国近現代史〜開国から「キム・ジヨン」まで』の著者である崔誠姫さんにお話を伺いました。インタビュアーは長澤裕子さんです。 【著作概要】朝鮮半島の女性たちは、さまざまな困難に直面してきた。韓国併合、戦争協力と犠牲、南北分断による家族の離散、独裁政権、民主化運動、フェミニズム…現代もなお女性たちは激変する社会の中で、日々憤り、悲しみ、喜び、そして戦っている。開国から現代にいたるまで、朝鮮・韓国の女性はどう生き、どう変わっていったのか。有名・無名のさまざまな女性たちに光を当て、近現代韓国の歴史を描きだす。時代としては19世紀末の朝鮮の開国から始まり、21世紀の「今」までをも扱っている。 【ゲスト:崔誠姫プロフィール】1977年北海道生まれ。2001年東京女子大学文理学部史学科卒業、2006年一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了、2015年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科特別研究員、聖心女子大学ほか非常勤講師・日本女子大学客員准教授を経て、現在大阪産業大学国際学部准教授。専門は、朝鮮近代史、教育史、ジェンダー史。著作に『近代朝鮮の中等教育〜1920~30年代の高等普通学校・女子高等普通学校を中心に』(晃洋書房、2019年)がある。2024年4月~9月NHK連続テレビ小説「虎に翼」朝鮮学生考証/朝鮮文化考証を担当。 【インタビュアー:長澤裕子プロフィール】専門は国際政治・日米韓外交史。高麗大学大学院政治外交学科修了、博士(政治学)。元東京大学大学院総合文化研究科特任准教授。現在、早稲田大学国際和解学研究所・招聘研究員。論文に「金日成唯一支配体制期の学術定期刊行物と「1965年体制」批判」(中戸祐夫・森類臣『北朝鮮の対外関係』晃洋書房、2022年)など。好きな文化財は、開城の恭愍王陵。見たい文化財は、徳源修道院の建物(現在は元山農業総合大学)。残したい文化財は、古代の文化遺蹟、朝鮮王家の神道碑。 ◎ブック・ラウンジ・アカデミア ☆ 月2〜3回水曜日配信 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.bookloungeacademia.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Podcastでも配信中 Apple ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://apple.co/3srJkpY⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ Spotify ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://open.spotify.com/show/0BI0ASpdhqQy1f116PGA3f⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎X ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/bookacademia⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Facebook ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.facebook.com/bookloungeacademia/⁠⁠

    ٣٠ من الدقائق
  7. ٧ يناير

    第86回 堅田智子さんインタビュー『アレクサンダー・フォン・シーボルトと明治日本の広報外交』

    今回は2023年に思文閣出版より出版された『アレクサンダー・フォン・シーボルトと明治日本の広報外交』の著者である堅田智子さんにお話を伺いました。インタビュアーは久野譲太郎さんです。 【著作概要】青木周蔵、伊藤博文、井上馨、井上勝之助。彼ら親独派のかたわらには「もう一人のシーボルト」がいた。 明治政府に外交官として約40年間奉職したアレクサンダー・フォン・シーボルトが外交官人生を賭して取り組んだのは広報外交だった。高い先見性をもち、「〈視覚〉による広報」と「〈文字〉による広報」が両翼をなすシーボルトの広報外交戦略では、ウィーン万博を成功に導き、条約改正や黄禍論との戦いに挑んだ。広報外交を通じ、シーボルトが母国ドイツに発信した明治日本の姿(イメージ)とは、いかなるものだったのか。 本書では、「日本帝国近代史の化身」と表された外交官人生と明治日本にもたらされた広報外交の裏面史を明らかにした。明治日本の「ドイツ化」や「独日関係の黄金時代」の一例としての意義も問うた。 本書はシーボルトに関する世界初の体系的な学術書である。執筆にあたり、マルチリンガル、マルチアーカイヴァル的手法を用い、日独双方に所蔵される外交文書、日記、書簡、ブランデンシュタイン=ツェッペリン家所蔵資料、シーボルト自身が執筆した論文・新聞記事を分析した。 【ゲスト:堅田智子プロフィール】1987年生まれ、東京都出身。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了、博士(史学)。関西学院大学教育学部助教。専門は、19世紀から20世紀の世紀転換期における日独関係史、アレクサンダー・フォン・シーボルト研究、広報文化外交。 「アレクサンダー・フォン・シーボルトと黄禍論」(『上智史学』第57号、2012年)により、第6回石橋湛山新人賞受賞。「シーボルト兄弟にとってのウィーン〜日独澳関係史、広報文化外交史の交点として」(『異文化を伝えた人々Ⅱ)「ウィーン万国博覧会後のジャポニスムをめぐって〜『日本古美術展』とシーボルト兄弟寄贈日本コレクション」(『1873年ウィーン万国博覧会』思文閣出版、2022年)「青木周蔵とアレクサンダー・フォン・シーボルト〜『国家を診る医者』を目指した二人の外交官」(『プロイセン気質の日本人』久米美術館、2022年)など。 【インタビュアー:久野譲太郎プロフィール】愛知県出身。同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻博士後期課程修了、博士(文化史学)。同志社大学文学部嘱託講師、ハイデルベルク大学客員研究員。専門は、大正・昭和戦前期を中心とした近代日本の思想史。 『恒藤恭の平和主義とナショナリズム〜「世界民」と民族』(晃洋書房、2023年)、「『総力戦体制』下の恒藤法理学〜「統制経済法」理論をめぐって」(『ヒストリア』第231号、2012年)、「恒藤法理学における『新カント派』受容の理路〜『法の理念』をめぐって」(『政治思想研究』第24号、2024年)、『ヴァイマール期ハイデルベルク大学の日本人留学生〜在籍者名簿および現存資料目録』(科学研究費研究報告書、2022年)など。 ◎ブック・ラウンジ・アカデミア ☆ 月2〜3回水曜日配信 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.bookloungeacademia.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Podcastでも配信中 Apple ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://apple.co/3srJkpY⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ Spotify ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://open.spotify.com/show/0BI0ASpdhqQy1f116PGA3f⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎X ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/bookacademia⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Facebook ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.facebook.com/bookloungeacademia/⁠⁠

    ٣١ من الدقائق
  8. ١٧‏/١٢‏/٢٠٢٤

    第85回 甲斐義明さんインタビュー『ありのままのイメージ〜スナップ美学と日本写真史』

    今回は2021年に東京大学出版会より出版された『ありのままのイメージ〜スナップ美学と日本写真史』の著者である甲斐義明さんにお話を伺いました。インタビュアーは鶴見太郎さんです。 【著作概要】手持ちの小型カメラで素早く撮影した写真のことを指す「スナップ」が、日本の写真界においてプロ写真家とアマチュア写真家の双方を巻き込みながら、ひとつの独立したジャンルとして形成され、展開してゆく過程について論じた。「人の手によって作り込まれていない」写真に最大の価値を見出す「スナップ美学」が1930年代から現代に至るまでの日本写真史において、ひとつの規範となっていることを明らかにした。 【ゲスト:甲斐義明プロフィール】1981年東京都生まれ。専門は写真史および近現代美術史。ニューヨーク市立大学大学院センター博士課程修了(Ph.D. in Art History)。2013年より新潟大学人文学部准教授。著書に本インタビューの『ありのままのイメージ:スナップ美学と日本写真史』(東京大学出版会、2021年)、『時の宙づり〜生・写真・死』(IZU PHOTO MUSEUM、2010年。ジェフリー・バッチェン/小原真史共著)など、編訳書に『写真の理論』(月曜社、2017年)がある。 【インタビュアー:鶴見太郎プロフィール】1982年岐阜県神岡町(現飛騨市)生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻准教授・博士(学術)。専門は、歴史社会学、ロシア・ユダヤ人、イスラエル/パレスチナ、エスニシティ・ナショナリズム。主な著書:『ロシア・シオニズムの想像力〜ユダヤ人・帝国・パレスチナ』(東京大学出版会、2012年)、『イスラエルの起源〜ロシア・ユダヤ人がつくった国』(講談社、2020年)、From Europe’s East to the Middle East: Israel’s Russian and Polish Lineages(共編著、ペンシルベニア大学出版局、2021年) ◎ブック・ラウンジ・アカデミア ☆ 月2〜3回水曜日配信 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.bookloungeacademia.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Podcastでも配信中 Apple ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://apple.co/3srJkpY⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ Spotify ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://open.spotify.com/show/0BI0ASpdhqQy1f116PGA3f⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎X ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/bookacademia⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ◎Facebook ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.facebook.com/bookloungeacademia/⁠⁠

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