岡大徳のポッドキャスト

岡大徳

人を尊重して話を聞かせていただく「アクティブリスニング」エバンジェリスト『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』著者赤羽雄二氏公認|『アクションリーディング』読書会開催|仲間と一緒に成長できる「親子のクオリティタイム」「最速ロールプレイング」「A4メモ書き」などのグループ運営|株式会社miiboのmiibo Designer|一般社団法人 遠隔健康医療相談適正推進機構 正会員 【配信内容】 配信URL;https://www.daitoku0110.news 3つの内容を配信中 1. 岡大徳 アクティブリスニングなどについて配信しています。 ブログなどの内容はこちら ・https://daitoku0110.com ・https://daitoku0110.jp ・https://daitoku.site/ 2. miiboDesigner 株式会社miiboのmiiboDesignerの岡大徳がmiiboについての新しい情報や気になった情報、ノウハウなど話していきます。 miiboデザイナーとは、miiboの会話の精度があがるように設計をしていく人のことです。 ・プロフィールサイト:https://daitoku0110.net/ ・miiboガイド(初めての人はこちらから):https://daitoku0110.net/miibo/ ・miibo情報:https://daitoku0110.net/miibo-information/ ・スライド共有サービスドクセル:https://www.docswell.com/tag/miibo 3. ナレッジマネジメント 岡大徳のNotesをもとにナレッジマネジメントの一環として配信しています。 岡大徳のNotes:https://daitoku0110.wiki 【Clubhouse】 https://www.clubhouse.com/@daitoku0110 ・『アクションリーディング』行動が変わり人生が変わる読書会 https://bit.ly/38uMBJP ・親子のクオリティタイム https://bit.ly/3Rf8X6z 【Peatix】 https://peatix.com/user/1425712/ ・実践『アクションリーディング』自分を変える行動読書 https://action-reading.peatix.com/ 【Facebook】 https://ms-my.facebook.com/oka.hironori.1 グループ ・実践『アクションリーディング』自分を変える行動読書:https://www.facebook.com/groups/practiceactionreading ・実践 最速ロールプレイング:https://www.facebook.com/groups/551556716178832 ・実践『ゼロ秒思考』A4メモ書き:https://www.facebook.com/groups/notewriting 【Unstoppable Domains】 https://ud.me/daitoku0110.x 【ドクセル】 https://www.docswell.com/user/daitoku0110 www.daitoku0110.news

  1. シャープ家電×miibo会話型AI|ヘルシオが実現する音声対話の革新事例

    38M AGO

    シャープ家電×miibo会話型AI|ヘルシオが実現する音声対話の革新事例

    シャープ株式会社が「人に寄り添うAI」の実現に向けて、miiboの会話型AI技術を活用した革新的な取り組みを進めています。研究開発本部ソサイエティイノベーション研究所の蛭川秀一氏が語る導入の背景には、家電製品へのAI実装における短期間でのデモ開発という課題がありました。miiboのLLMフラットな開発環境とノーコード機能により、爆速での開発を実現し、2024年9月のCEATECでの参考出展につながっています。 本事例では、水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」への会話型AI実装により、音声での自然な対話によるレシピ推薦とダウンロードを実現しました。さらに、ウェアラブルデバイス『AI SMART LINK』への展開も視野に入れ、画面のないデバイスでの直感的な情報提供という新たな挑戦も進めています。エッジデバイスとクラウドの最適な連携により、BtoC領域だけでなくBtoB領域への展開も計画されており、AIが生活に自然に溶け込む未来の実現に向けた取り組みが加速しています。 爆速デモ開発を可能にしたmiiboの3つの決め手 シャープがmiiboを選択した背景には、短期間でのデモ開発という明確なニーズがありました。ABBALabとの連携を通じてmiiboと出会った蛭川氏は、「爆速で仕上げる」というキャッチコピーが実際に体現されていることを実感しました。特に映像関連でAI開発に携わってきた同社のエンジニアにとって、違和感なく操作できる点が大きな魅力となりました。 導入の決め手となった第一の要因は、LLMフラットによる柔軟な開発アプローチです。特定のLLMに依存せず、用途に応じて最適なモデルを選択できる環境は、研究開発段階での試行錯誤に最適でした。第二の要因は、エッジデバイスとの高い親和性です。家電製品という特性上、エッジでの処理とクラウドでの処理を適切に使い分ける必要があり、miiboはその要求に応えられる設計となっていました。 第三の要因は、ノーコード環境でありながらエンジニア間での技術的な議論が可能な点です。コーディングなどの詳細な技術的議論もスムーズに行えたことで、開発効率が大幅に向上しました。これらの要因により、社内外でのデモンストレーションに向けた短期開発が実現可能となったのです。 ヘルシオ ホットクックが実現する自然な会話体験 miiboの会話型AI技術は、シャープの水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」に革新的な機能をもたらしました。ユーザーは「今日の献立は?」と話しかけるだけで、AIが好みや条件を理解し、適切なレシピを推薦します。さらに、選択したレシピをその場でホットクックへダウンロードし、調理開始までをシームレスに実現しています。 この実装における技術的な工夫は、シャープのAIoTシステムAPIとmiiboの会話型AIシステムの連携にあります。レシピの推薦から本体へのデータ転送までを一連の流れとして設計することで、従来の複雑な操作を自然な対話に置き換えることに成功しました。プロンプト技術の性能は開発者の期待を超え、ユーザーの曖昧な要求にも適切に対応できるレベルに達しています。 2024年9月のCEATECでは、家電制御Web APIとの連携活用例として参考出展され、来場者から高い評価を得ました。空気清浄機など他の家電との連携操作も検討されており、家庭内のあらゆる機器を音声で制御する未来が現実のものとなりつつあります。 エッジとクラウドの最適化で実現する運用効率 開発過程で直面した最大の課題は、エッジデバイス用とクラウド用のナレッジベースの統合でした。シャープのエンジニアチームは、データ管理の最適化と効率的な運用を実現するため、更新管理の一元化に取り組みました。この取り組みにより、エッジデバイスでの処理最適化に関する独自の知見が蓄積されています。 特に苦労したレシピのダウンロード機能については、前処理をmiiboで実施し、最終処理をシャープ側で行うという役割分担により解決しました。この協調的なアプローチは、それぞれの強みを活かした効率的な開発モデルとなっています。エッジLLMとクラウドLLMの使い分けについても、試行錯誤を重ねる中で適材適所での活用方法が明確になってきました。 画面のないデバイスでの情報提供という新たな課題にも挑戦しています。ウェアラブルデバイス『AI SMART LINK』への実装を見据え、視覚的な情報に依存しない純粋な音声コミュニケーションの確立を目指しています。テキストベースのコミュニケーションでは一定の成果を上げており、音声認識の精度向上と自然な対話の実現に向けた開発が継続されています。 BtoB領域への展開と若手エンジニアが切り開く未来 シャープの会話型AI戦略は、BtoC領域の「人に寄り添うAI」から、BtoB領域の「人と社会に寄り添うAI」へと拡大しています。会議システムへのAI実装や企業向けエージェントソリューションの開発が進められており、音声インターフェースの進化とプライバシー保護の強化が重要なテーマとなっています。 蛭川氏が特に期待を寄せているのは、若手エンジニアの技術革新への取り組みです。「若いメンバーはスポンジのように新しい技術を吸収し、様々な媒体や学術論文等から最新技術をキャッチアップします」と語るように、この積極的な学習姿勢が革新的な製品開発の原動力となっています。AIをはじめとする最新技術への貪欲な姿勢が、次世代の家電開発を加速させています。 シャープが目指すのは「気付かないうちにAIが生活に溶け込んでいる世界」の実現です。miiboとの協業により、その実現に向けた技術開発は着実に進んでいます。家電という身近な存在にAIを実装することで、誰もが自然にAIの恩恵を受けられる社会の創造に貢献していくことでしょう。 まとめ シャープとmiiboの協業は、家電へのAI実装という新たな可能性を切り開きました。短期間でのデモ開発という課題から始まった取り組みは、ヘルシオ ホットクックへの会話型AI実装という具体的な成果を生み出し、さらにウェアラブルデバイスやBtoB領域への展開へと発展しています。LLMフラットな開発環境、エッジデバイスとの親和性、そしてノーコードでありながら技術的な議論が可能な開発環境が、この成功を支えています。「人に寄り添うAI」から「人と社会に寄り添うAI」へ、シャープの挑戦は続きます。 Get full access to 岡大徳のメルマガ at www.daitoku0110.news/subscribe

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  2. miiboで法務DXを実現!ノーコードAI法務アドバイザー構築の完全ガイド

    1D AGO

    miiboで法務DXを実現!ノーコードAI法務アドバイザー構築の完全ガイド

    miibo公式が2025年9月9日に公開したnote記事「ノーコードAIで実現する法務業務の効率化―法務部門・事業部門の課題をまとめて解決」で、法務業務の革新的な効率化手法が詳しく紹介されました。本メルマガでは、この記事で提示された法務DXの実践方法について、重要なポイントを整理してお伝えします。 法務業務の非効率性は、企業全体の成長スピードを大きく左右する重要課題です。事業部門は法務確認に3日待たされ、法務部門は同じ質問対応に追われる―この構造的な問題を、miiboのノーコードAI法務アドバイザーが解決します。プログラミング知識ゼロでも実現できるAI法務アドバイザーの構築方法により、社内の法務知識を一元管理し、24時間365日即答できる体制を、わずか数日で構築可能です。契約書レビューの効率化から外部弁護士費用の削減まで、法務DXがもたらす具体的な成果と、導入時の重要な注意点を実践的にお伝えします。 法務業務の構造的課題―両部門が抱える非効率の実態 法務業務における非効率性は、事業部門と法務部門の双方に深刻な影響を与えています。事業部門では、契約書の条項確認に3日待たされ、専門用語の意味も分からず手探りで進める状況が日常化しています。緊急の判断が必要な場面でも、法務確認のボトルネックが事業スピードを著しく低下させているのです。 法務部門側も同様に苦境に立たされています。毎日繰り返される同じような質問への対応で時間が消費され、戦略的な業務に集中できません。中小企業では外部弁護士への相談費用が月額数十万円に上り、コスト負担が経営を圧迫しています。さらに、法務知識が特定の担当者に集中し、その人材が不在になると業務が停滞するという属人化リスクも抱えています。 このような構造的な課題は、従来の人的リソースの増強だけでは解決が困難です。デジタル技術を活用した抜本的な業務改革が必要となっており、その解決策としてAI法務アドバイザーが注目を集めています。 miiboのAI法務アドバイザーが実現する3つの革新的機能 miiboを活用したAI法務アドバイザーは、法務業務の効率化を実現する3つの中核機能を提供します。これらの機能により、専門知識がなくても実用的な法務支援システムを構築できます。 第一の機能は、法務知識の一元管理システムです。社内規定、契約書テンプレート、過去の法務Q&Aなど、企業固有の法務知識をPDF、CSV、Excelなど様々な形式でそのまま取り込めます。NotionやGoogle Driveとの連携により、既存資料を活用した知識ベースを即座に構築可能です。ChatGPTのように毎回文書をアップロードする必要がなく、一度設定すれば継続的に社内知識を活用できるため、一貫性のある回答を提供できます。 第二の機能は、自然言語による直感的な法務相談機能です。「この条項にリスクはある?」といった日常的な表現での質問に対し、社内文書に基づいた確かな回答を提供します。特に優れているのは「参照知識スコア」機能で、回答の根拠となった情報ソースと関連度を明示することで、透明性と信頼性を確保しています。 第三の機能は、継続的な精度改善メカニズムです。管理画面からプロンプトを調整し、回答の信頼度を確認しながら精度を高められます。GPT、Claude、Geminiなど複数のAIモデルを「LLMフラット」機能で切り替え可能で、要件に応じた最適なモデルを選択できます。使い続けるほどに、より賢い法務アドバイザーへと成長していく仕組みが整っています。 5ステップで完成―エンジニア不要の簡単導入プロセス miiboのAI法務アドバイザー導入は、驚くほどシンプルな5つのステップで完了します。通常なら数ヶ月かかるシステム開発が、法務担当者自身の手で数日以内に実現可能です。 ステップ1では、社内の契約書テンプレートや法務Q&Aをmiiboにアップロードします。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、様々な形式のファイルを一括登録できます。既存の法務資料をそのまま活用できるため、新たな文書作成は不要です。 ステップ2で、会社の方針に合わせた回答スタイルを設定します。プロンプト設定画面では、AIによる自動作成機能も利用可能で、専門的な知識がなくても適切な設定が行えます。丁寧な口調や専門用語の使用レベルなど、企業文化に合わせたカスタマイズが可能です。 ステップ3では、SlackやMicrosoft Teamsなど、普段使用しているコミュニケーションツールと連携します。特別なアプリケーションの導入は不要で、既存の業務フローに自然に組み込めます。 ステップ4で実際に質問を投げかけ、回答の精度を確認します。ログ画面では会話履歴、使用された知識、検索クエリなど、改善に必要な情報をすべて確認できます。この段階で微調整を行い、実用レベルまで精度を高めます。 最終ステップとして社内公開を行います。公開URLが即座に発行され、権限設定により適切なアクセス管理も実現できます。この簡潔なプロセスにより、法務DXへの第一歩を確実に踏み出せます。 導入効果と活用範囲―即効性のある改善から戦略的展開まで AI法務アドバイザーの導入により、事業部門と法務部門の双方に即座に現れる効果があります。これらの効果は、導入初日から実感できる即効性のあるものから、長期的な戦略的価値まで多岐にわたります。 事業部門では、契約書レビューの待ち時間が3日から即答へと劇的に短縮されます。法務相談前に自己判断で法的懸念点を把握できるようになり、より建設的で効率的な相談が可能になります。専門用語の意味もその場で確認でき、業務スピードが格段に向上します。これにより、ビジネスチャンスを逃すリスクが大幅に軽減されます。 法務部門と経営層にとっても、大きなメリットがあります。基本的な質問への対応時間が削減され、より戦略的で付加価値の高い業務に集中できます。外部弁護士への相談を本当に必要な案件に絞ることで、法務コストの最適化を実現します。最も重要なのは、法務知識の属人化から脱却し、組織全体の法務リテラシー向上を図れることです。 活用範囲は段階的に拡大可能です。初期段階では基本的な法務相談対応から始め、徐々に契約書ドラフトの自動生成、コンプライアンス教育、取締役会議事録作成支援へと展開できます。さらに、法務知見を活かした営業提案支援など、ビジネスの競争力強化にも貢献する可能性を秘めています。 安全な運用のための5つの重要注意事項 AI法務アドバイザーを安全かつ効果的に運用するためには、5つの重要な注意事項を理解し、適切に対処する必要があります。これらの注意点を守ることで、リスクを最小限に抑えながら最大の効果を得られます。 第一に、AIの回答を法的助言として扱わないことが重要です。AIは参考情報を提供するツールであり、最終的な法的判断は必ず法務部門または弁護士が行う必要があります。この原則を組織全体で共有し、誤った運用を防ぐ必要があります。 第二に、AIを一次情報収集ツールとして位置づけることです。完全な法務チェックの代替ではなく、法務部門や弁護士への相談準備を効率化するツールとして活用します。これにより、専門家の判断を仰ぐべき事項を明確にし、より質の高い相談が可能になります。 第三に、契約書データの取り扱いには細心の注意が必要です。各企業の情報セキュリティポリシーに従い、データの保管や処理方法を慎重に検討します。必要に応じて、国産AIモデルや自社のAzure環境の利用も検討できます。 第四に、機密情報の保護を徹底することです。個人や企業を特定できる情報は事前に匿名化やマスキング処理を行い、情報漏洩リスクを排除します。この処理により、安全性を保ちながらAIの学習効果を最大化できます。 第五に、自社のセキュリティポリシーに合致したモデル選択を行うことです。miiboでは複数のAIモデルから選択可能で、海外モデルに抵抗がある場合は国産モデルの利用も可能です。これにより、コンプライアンス要件を満たしながら法務DXを推進できます。 まとめ miiboのノーコードAI法務アドバイザーは、法務業務の構造的課題を解決する革新的なソリューションです。プログラミング知識不要で、数日以内に実用的なシステムを構築でき、事業部門と法務部門の双方に即効性のある改善をもたらします。適切な注

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  3. 高専生が生成AIで創る未来|第1回さくらのAIハッカソン受賞作品から見る革新的アイデア

    2D AGO

    高専生が生成AIで創る未来|第1回さくらのAIハッカソン受賞作品から見る革新的アイデア

    2025年8月30日、さくらインターネット東京支社で開催された「第1回さくらのAIハッカソン with Kloud」は、高専生の創造力と生成AI技術が融合した画期的なイベントとなりました。8月19日から29日までのオンライン開発期間を経て、9チームが独創的なAIプロダクトを発表し、日常の課題を解決する実用的なアイデアが評価されました。 本イベントの最大の特徴は、さくらの生成AIプラットフォームという統一された環境下で、高専生たちが純粋にアイデアの独創性で競い合った点にあります。最優秀賞の「Okosite」をはじめ、受賞した3作品はいずれも身近な課題から出発し、生成AIを効果的に活用することで革新的なソリューションを生み出しました。これらの作品が示す技術と発想は、今後のAI開発に重要な示唆を与えています。 ハッカソン開催の背景:高専生と生成AIの出会いが生む化学反応 Kloudが主催した本ハッカソンの開催には、明確な問題意識がありました。過去のハッカソンでAIを活用したプロダクトは多く見られたものの、課金への障壁から十分にAIを活用できないチームが存在していたのです。この課題を解決するため、さくらインターネットが「さくらの生成AIプラットフォーム」を提供し、高専生が生成AIの力を存分に発揮できる環境を整えました。 さくらの生成AIプラットフォームは、フルマネージドの生成AI向け実行基盤として機能します。参加者はインフラ管理の負担なく、純粋にアイデアの実装に集中できる環境を得ました。この統一されたプラットフォームにより、モデルの個性に依存せず、アイデアそのものの独創性が際立つハッカソンとなりました。 審査は独創性・新規性(50点)、実装の完成度(40点)、AI活用力(40点)、実用性(20点)の4つの観点で行われました。審査員には、さくらインターネットのフェロー小笠原治氏、株式会社miiboのCEO功刀雅士氏、さくらインターネットAI事業推進室部長の角俊和氏が参加し、技術とビジネスの両面から作品を評価しました。 最優秀賞「Okosite」:音声対話で実現する理想の目覚まし体験 チーム「あいうえお」が開発した「Okosite」は、誰もが経験する「朝起きられない」という普遍的な課題に着目しました。無機質なアラーム音ではなく、「幼馴染が自室に来て起こしてくれる」というシチュエーションを、LLMと音声生成技術で実現した点が革新的です。 技術的な実装では、単なる音声再生にとどまらず、ユーザーとの対話を可能にしました。デモンストレーションでは、「まだ起きたくないです」というユーザーの応答に対して、「起きて!!」と返答する様子が披露され、会場に笑いを誘いました。この自然な会話のキャッチボールこそが、従来のアラームとの決定的な違いです。 チームリーダーの「愛ゆえの」さんは受賞コメントで、「多くの学びと刺激を得られた貴重な機会」と振り返りました。共通の悩みに対する的確な解決策と、技術の効果的な活用が最優秀賞につながりました。 優秀賞「佐+9」:マルチタスク時代の新たな開発支援ツール チーム「am9:21」の「佐+9」は、Vibe Codingにおける1〜2分の待ち時間を有効活用するデスクトップアプリケーションです。「マルチタスク量をワンランク上へ」というコンセプトのもと、わずかな時間でも効率的にアイデア出しやメモ作成を可能にしました。 Electronで開発されたアプリは、チャットと音声入力の両方に対応しています。さらに重要な機能として、RAG(Retrieval-Augmented Generation)を実装し、過去の会話内容を記憶して文脈を理解した応答を生成します。これにより、複数のプロジェクトを並行して進める開発者にとって、思考の連続性を保ちながら作業を進められる環境を提供しました。 チームリーダーのAM9:21さんは、「初めてマルチウィンドウのデスクトップアプリ開発に取り組み、文字起こしの組み込みやRAGクエリの工夫など、多くの新たな挑戦ができた」と技術的な成長を強調しました。 AI活用賞「NeconoTe」:執筆作業を革新する自動変換技術 チーム「natsune」の「NeconoTe」は、Zenn専用のライター補助拡張機能として、IMEの煩わしさを解消しました。「猫の手も借りたい」というキャッチコピーが示すように、執筆時の細かな手間を徹底的に自動化した点が特徴です。 最も注目すべきは、その変換精度の高さです。固有の英単語を含むローマ字入力のみの文章でも、1文まるごと正確に日本語へ変換する技術力を実証しました。プロンプトエンジニアリングに苦心し、テキストエディタの動作解析に時間をかけた開発努力が、実用レベルの精度を実現させました。 チームリーダーのnatsuneさんは、「普段1人で開発していてあまりリアルで交流する機会がないため、開発していくうえでの良い刺激になった」と、ハッカソンがもたらした技術交流の価値を語りました。 会話型AI開発への応用:miiboプラットフォームで実現する可能性 ハッカソンで生まれた革新的なアイデアは、会話型AI開発プラットフォーム「miibo」でも実現可能です。「Okosite」の音声対話機能は、miiboのシナリオ対話とステート管理を組み合わせることで、パーソナライズされた対話システムとして構築できます。ユーザーの状態を記録し、段階的に応答を変化させる仕組みは、カスタマーサポートや教育分野への応用も期待できます。 「佐+9」が実装したRAG機能は、miiboのナレッジデータストアで同様の実装が可能です。過去の会話履歴や関連情報を蓄積し、検索クエリー生成プロンプトを最適化することで、文脈を理解した高度な応答を実現できます。また、WebhookのFunction Callingを活用すれば、外部ツールとの連携も容易に構築できます。 「NeconoTe」の自動変換技術のアプローチは、miiboのルールベース応答とAI応答の組み合わせで再現できます。頻出パターンはルールベースで高速処理し、複雑な文脈理解が必要な部分はAIで対応する設計により、効率と精度を両立させることが可能です。 ハッカソンが示す生成AI開発の3つの成功要因 今回のハッカソンから明らかになった成功要因の第一は、明確な課題設定です。受賞作品はすべて、日常生活の具体的な問題から出発し、生成AIを「手段」として活用しました。技術ありきではなく、課題解決を起点とした開発アプローチが、実用的なプロダクトを生み出す鍵となりました。 第二の要因は、高速プロトタイピングの実践です。10日間という短期間で成果を出せたのは、アイデアを素早く形にし、実際に動作するデモを作成したからです。完璧を求めず、核となる機能に集中して開発を進めた点が、限られた時間内での成功につながりました。 第三の要因は、ユーザー体験の重視です。技術的な新規性だけでなく、実際に使う人の立場に立った機能設計が、すべての受賞作品に共通していました。デモンストレーションで会場を沸かせた「Okosite」のように、使う楽しさや驚きを提供することが、プロダクトの価値を高めています。 まとめ:高専生の創造力が切り開く生成AIの新たな地平 第1回さくらのAIハッカソンは、高専生の創造力と生成AI技術が融合することで生まれる可能性を明確に示しました。最優秀賞の「Okosite」、優秀賞の「佐+9」、AI活用賞の「NeconoTe」という3つの受賞作品は、それぞれ異なるアプローチで日常の課題を解決し、生成AIの実用的な活用方法を提示しました。これらの作品が示す「アイデア×生成AI」の方程式は、今後のAI開発において重要な指針となるでしょう。高専生たちの挑戦は、生成AIが特別な技術者だけのものではなく、創造的なアイデアを持つすべての人に開かれた技術であることを証明しています。 Get full access to 岡大徳のメルマガ at www.daitoku0110.news/subscribe

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  4. なぜAIは嘘をつく?OpenAI最新論文が解明したハルシネーションの統計的メカニズム

    3D AGO

    なぜAIは嘘をつく?OpenAI最新論文が解明したハルシネーションの統計的メカニズム

    OpenAIが2025年9月に発表した「Why Language Models Hallucinate」は、言語モデルが自信を持って誤った情報を生成する「ハルシネーション」問題の統計的メカニズムを初めて体系的に解明しました。研究チームは、この問題が単なる技術的欠陥ではなく、現在のAI訓練パラダイムに内在する構造的問題であることを数学的に証明しています。 論文の核心的な主張は3つです。第一に、事前学習段階では統計的圧力により必然的にエラーが発生すること。第二に、現行の評価システムが「わからない」という回答にペナルティを課し、推測を奨励する構造になっていること。第三に、この問題の解決には個別のハルシネーション評価の追加ではなく、既存の主要評価システムの根本的改革が必要であることです。 事前学習で生じる統計的必然としてのエラー 言語モデルの事前学習では、大規模なテキストコーパスから言語の分布を学習します。OpenAIの研究チームは、この過程で発生するエラーを二値分類問題との関連で説明し、「生成エラー率は、Is-It-Valid(IIV)分類の誤分類率の2倍以上になる」という数学的関係を証明しました。 特に重要な発見は、「任意の事実」に関するハルシネーションの分析です。人物の誕生日のようなパターンが存在しない情報について、訓練データに一度しか現れない事実の割合(シングルトン率)が、ハルシネーション率の下限となることが証明されています。例えば、20%の誕生日情報が訓練データに一度しか現れる場合、ベースモデルは少なくとも20%の誕生日について誤った情報を生成する可能性があります。 エラーが発生する要因は複数あります。統計的複雑性(誕生日のような任意の事実)、不適切なモデル(文字カウントのような構造的限界)、計算困難性(暗号解読のような本質的に困難な問題)、分布シフト(訓練データと実際の使用状況の乖離)、そしてGIGO(Garbage In, Garbage Out:訓練データ自体に含まれる誤り)です。これらの要因が複合的に作用し、最先端のモデルでもハルシネーションを完全に排除できない状況を生み出しています。 評価システムが推測を奨励する構造的問題 論文の最も重要な洞察は、現在の評価方法がハルシネーションを減らすどころか、むしろ強化している可能性を指摘した点です。多くの評価ベンチマークは、正解率(accuracy)や合格率(pass rate)といった二値評価を採用しており、不確実性の表明に対して一切の部分点を与えません。 研究チームの分析によれば、GPQA、MMLU-Pro、IFEval、SWE-benchなど、影響力のある主要ベンチマークのほぼすべてが二値評価を採用しています。この評価方式では、「わからない」と答えると0点ですが、推測して正解すれば満点を獲得できます。数学的に証明されたように、どのような事後確率分布においても、棄権(abstention)は最適な戦略にはなりません。 実際のデータがこの理論を裏付けています。SimpleQA評価において、GPT-5-thinking-miniは52%の棄権率を示しながら22%の正解率と26%のエラー率を記録しました。一方、OpenAI o4-miniは1%の棄権率で24%の正解率を達成しましたが、75%という高いエラー率(ハルシネーション率)を示しています。精度だけを見ればo4-miniが優れているように見えますが、信頼性の観点では前者の方が明らかに優れています。 キャリブレーションの重要性と限界 論文は、言語モデルのキャリブレーション(較正)についても重要な知見を提供しています。事前学習段階のモデルは一般的に良好なキャリブレーションを示しますが、事後学習(RLHF、DPOなど)を経ると、このキャリブレーションが崩れる傾向があります。 GPT-4の例では、事前学習モデルは期待較正誤差(ECE)が0.007と極めて低い値を示していましたが、強化学習後は0.074まで上昇しています。これは、事後学習が精度向上を追求するあまり、モデルの自己認識能力を損なっている可能性を示唆しています。 重要なのは、完璧なキャリブレーションがハルシネーション問題の完全な解決にはならないという点です。モデルが自身の不確実性を正確に認識できても、現在の評価システムがその表明にペナルティを課す限り、実用的なシステムではハルシネーションが持続します。 OpenAIが提案する解決策:明示的な信頼度目標 研究チームは、評価システムの根本的な改革を提案しています。具体的には、各評価問題に明示的な信頼度閾値を設定し、その閾値を問題文に含めるというアプローチです。 提案される評価指示の例:「信頼度が75%を超える場合のみ回答してください。誤答には2点のペナルティ、正答には1点、『わからない』は0点とします」。この方式により、モデルは状況に応じて適切に不確実性を表明することが奨励されます。 閾値の選択肢として、t=0.5(ペナルティ1)、t=0.75(ペナルティ3)、t=0.9(ペナルティ9)などが提案されています。重要なのは、この閾値を評価の指示文に明示することで、客観的な評価基準を確立できる点です。単に新しいハルシネーション評価を追加するのではなく、既存の主流評価を改革することで、フィールド全体の方向性を変えることができます。 miiboプラットフォームでの実践的対応 OpenAIの研究成果を踏まえ、miiboプラットフォームでは複数の機能を組み合わせることで、ハルシネーション問題に実践的に対処できます。RAG(Retrieval-Augmented Generation)機能を活用し、ナレッジデータストアに正確な情報を格納することで、モデルが推測に頼る必要性を減らします。検索スコアの閾値を0.7以上に設定し、信頼性の低い情報での応答を防ぐことが推奨されます。 プロンプト設計では、「前提データや参考資料に書かれていないことについては一切答えてはいけません」という制約条件を明記し、「現在の私の知識では、応答をすることができません」という適切な応答を促します。さらに、会話のシミュレーション機能で継続的にテストを実施し、AI分析機能で信頼度と解決度の両面から品質を評価することで、実用レベルの信頼性を確保できます。 まとめ OpenAIの「Why Language Models Hallucinate」は、ハルシネーション問題の本質が統計的必然性と評価システムの構造的欠陥にあることを明らかにしました。完全な解決は困難ですが、評価方法の改革と適切な技術的対策により、実用的な改善は可能です。 重要なのは、精度100%を追求するのではなく、不確実な場合に適切に「わからない」と答えられるシステムを構築することです。この研究が示す方向性は、より信頼できるAIシステムの実現に向けた重要な一歩となるでしょう。 Get full access to 岡大徳のメルマガ at www.daitoku0110.news/subscribe

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  5. 自治体DX成功事例:愛媛県が実現したmiibo活用の24時間365日AI移住相談サービス

    4D AGO

    自治体DX成功事例:愛媛県が実現したmiibo活用の24時間365日AI移住相談サービス

    愛媛県が全国に先駆けて、会話型AI構築プラットフォーム「miibo」を活用した移住相談サービスを開始しました。人口減少対策の一環として、窓口時間外にアクセスする若年層への対応強化を目的に、24時間365日対応可能な「AI移住コンシェルジュ」を開発。わずか半年という短期間での開発成功は、自治体DXの新たなモデルケースとなっています。 本事例の最大の成果は、3つの課題を同時に解決したことです。第一に、サイトアクセスの約50%を占める窓口時間外の相談ニーズに対応可能になりました。第二に、愛媛県公式キャラクター「みきゃん」を活用した親しみやすいインターフェースで、若年層の相談ハードルを大幅に低下させました。第三に、RAG機能による高精度な情報提供により、職員の業務効率化を実現し、より複雑な相談への対応に注力できる体制を構築しました。 愛媛県が直面していた移住促進の構造的課題 愛媛県の移住者数は令和5年度に7,254人に達し、9年連続で増加という成果を上げていました。しかし、さらなる移住促進には、潜在的な移住希望者へのアプローチという新たな課題が存在していました。特に、移住相談サイト『えひめ移住ネット』のアクセス分析から、約半数のユーザーが窓口時間外にアクセスしているという重要な事実が判明しました。 日中は仕事で相談が難しい若年層の存在が、この時間外アクセスの主要因でした。従来の電話やメールによる相談体制では、これらの潜在的な移住希望者のニーズに十分に応えることができていませんでした。愛媛県地域政策課の越智慶考氏は、この機会損失を防ぐため、24時間365日対応可能な新しい相談チャネルの必要性を強く認識していました。 こうした背景から、愛媛県はAIを活用した移住相談サービスの開発を決定しました。単なるFAQボットではなく、移住に関する幅広い質問に柔軟に対応できる会話型AIの構築を目指しました。この挑戦的な取り組みが、面白法人カヤックとの協業により、miiboを活用した「AI移住コンシェルジュ」として結実することになります。 miiboのノーコード機能が実現した半年での高速開発 開発を担当した面白法人カヤックの三桃みえこ氏は、miiboの選定理由として2つの要因を挙げています。第一に、AIインフルエンサーによる紹介を通じて、miiboの移住促進への応用可能性を認識したことです。第二に、ダッシュボードの直感的な使いやすさが、非エンジニアでも開発を進められる決め手となりました。 2023年4月に開発を開始し、わずか半年後の9月6日にサービスをリリースという驚異的なスピードを実現しました。このスピード開発を支えたのが、miiboのノーコード機能です。プログラミング知識がなくても、ドラッグ&ドロップやテキスト入力だけで高度な会話型AIを構築できる環境が、開発期間の大幅な短縮を可能にしました。 開発プロセスでは、愛媛県の公式サイトや観光情報サイトの膨大な情報をRAG機能に組み込む作業が中心となりました。単にデータを投入するだけでなく、Q&A形式への変換やプロンプトの最適化により、回答精度の向上を図りました。また、LPからの導線にはシナリオ機能による固定応答を、自由相談にはAI応答を使い分けるなど、用途に応じた柔軟な設計も実装しています。 RAG技術による高精度な情報提供システムの構築 「AI移住コンシェルジュ」の中核技術であるRAG(Retrieval-Augmented Generation)機能は、愛媛県の公式情報を基に正確な回答を生成します。この機能により、最新の移住支援制度や地域情報を反映した、信頼性の高い情報提供が可能になりました。単なるキーワード検索ではなく、文脈を理解した上で適切な情報を抽出し、自然な会話形式で回答する仕組みを実現しています。 RAG機能の精度向上には、データ形式の最適化が重要な役割を果たしました。公式サイトの情報をそのまま使用するのではなく、AIを活用してQ&A形式に変換することで、検索精度を大幅に向上させました。また、回答の幅を適切に調整し、必要十分な情報量で応答するようチューニングを重ねました。 実装面での工夫として、移住フェアやイベント情報を固定表示する機能も追加しました。これにより、タイムリーな情報を確実に伝達しながら、AIによる柔軟な相談対応も両立させています。miiboコミュニティで共有される知見も活用し、より安定した回答品質を実現している点も、本システムの特徴です。 みきゃんキャラクターが生み出す親しみやすい相談体験 愛媛県の公式キャラクター「みきゃん」の採用は、AI移住相談サービスの心理的ハードルを下げる重要な要素となりました。親しみやすいキャラクターが相談相手となることで、特に若年層が気軽に質問できる環境を創出しています。「愛媛に移住したら結婚できますか?」といった率直な質問が寄せられるのも、このキャラクター効果の表れです。 みきゃんの存在は、単なる見た目の親しみやすさだけでなく、愛媛県のブランドアイデンティティを体現する役割も果たしています。地域の魅力を伝える際に、公式キャラクターが案内役となることで、移住希望者により強い印象を与えることができます。AIという無機質になりがちな技術に、地域の温かみを加える効果も生み出しています。 今後はさらにUIの改善を進め、背景色の変更など愛媛県のブランドイメージに合わせたデザイン強化を検討しています。視覚的な魅力を高めることで、より多くの移住希望者にサービスを利用してもらい、愛媛県の魅力を効果的に伝えることを目指しています。 運用開始後に見えてきた具体的な成果と効果 「AI移住コンシェルジュ」の導入により、3つの重要な成果が確認されています。第一に、24時間365日の相談体制により、若年層を中心とした新たな相談者層の開拓に成功しました。仕事や子育て、結婚など、従来の窓口では相談しにくかった幅広いトピックにも対応できるようになりました。 第二の成果は、職員の業務効率化です。基本的な質問はAIが対応することで、職員はより複雑で個別性の高い相談に注力できるようになりました。興味深いことに、実際の相談員もAIを情報確認ツールとして活用するケースが生まれており、職員の業務支援ツールとしても機能しています。 第三の成果として、相談ログの分析による移住希望者のニーズ把握が挙げられます。AIとの会話データを分析することで、これまで見えていなかった潜在的なニーズや関心事項を把握できるようになりました。このデータは、今後の移住促進施策の立案に活用され、より効果的な政策展開につながることが期待されています。 自治体DXの先進モデルとしての今後の展望 愛媛県の「AI移住コンシェルジュ」は、自治体におけるAI活用の先進事例として全国的な注目を集めています。miiboのノーコード機能を活用することで、専門的な技術者を必要とせず、短期間で実用的なサービスを構築できることを実証しました。この成功モデルは、他の自治体にとっても参考になる貴重な事例となっています。 越智氏は、今後も先進的な取り組みを継続し、移住促進につなげていく意欲を示しています。AIを活用した移住相談は全国的にも珍しい取り組みであり、愛媛県が自治体DXの分野でリーダーシップを発揮していく姿勢が明確です。技術の進化に合わせてサービスを継続的に改善し、より多くの移住希望者のニーズに応えていく計画です。 まとめ 愛媛県のmiibo導入事例は、自治体が直面する課題をAI技術で解決する成功モデルを示しています。24時間365日の相談体制構築、若年層へのアプローチ強化、職員の業務効率化という3つの成果は、miiboのノーコード機能とRAG技術、そして地域の特色を活かしたキャラクター活用の組み合わせによって実現されました。わずか半年での開発完了という実績は、自治体DXの可能性を大きく広げるものであり、今後の地方創生における会話型AI活用の指針となることでしょう。 Get full access to 岡大徳のメルマガ at www.daitoku0110.news/subscribe

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  6. GMOペパボがmiiboで実現!CS業務50%削減と新サービス創出の成功事例

    4D AGO

    GMOペパボがmiiboで実現!CS業務50%削減と新サービス創出の成功事例

    GMOペパボ株式会社がmiiboを活用して、カスタマーサポート(CS)部門の問い合わせ対応を50%削減し、さらにそのノウハウを活かした新サービス『GMO即レスAI』を開発した事例を紹介します。この事例は、会話型AIの導入が単なる業務効率化にとどまらず、守りの組織を攻めの組織へと転換させ、新たな収益源を生み出す可能性を示しています。 GMOペパボの取り組みは、3つの重要な成果を達成しました。第一に、有人対応を平均50%削減しながら、問い合わせ数は増加させるという一見矛盾する成果を実現しました。第二に、11名のCS人材がディレクターなど攻めのポジションへ転向するリスキリングを成功させました。第三に、CS部門のノウハウとAI技術を掛け合わせた新サービス『GMO即レスAI』を開発し、新たな収益源を創出しました。 2つの課題を同時に解決する会話型AI導入の背景 GMOペパボがmiibo導入を決定した背景には、CS部門が抱える2つの重要な課題がありました。これらの課題は多くの企業に共通するものであり、会話型AIがその解決策となることを示しています。 第一の課題は、問い合わせ対応が業務全体の9割を占める中で、新しい価値を生み出すための時間確保が困難だったことです。人数を増やすことなく生産性を高める必要がありました。第二の課題は、サイレントカスタマーの存在です。アンケート調査により、「人とのコミュニケーションが苦手」「問い合わせまでの手間」などの理由で問い合わせを躊躇する顧客が多いことが判明しました。 miiboが選ばれた決定的な理由は、RAG環境の構築が簡単で、非エンジニアのCS部門内で保守やチューニングが可能だったことです。GMOインターネットグループの「GMO AIセミナー」でAIを学んだCSメンバーが、自ら会話型AIを構築・運用できる環境が整っていたことも後押しとなりました。 質にフォーカスしたKPI設計と新サービス開発への展開 GMOペパボの成功の鍵は、単なる量的削減ではなく、顧客体験の質を重視したKPI設計にありました。この独自のアプローチが、予想を超える成果と新サービス開発につながりました。 AIによる応答の質を測定するため、回答速度、離脱率、ラリー回数などの顧客行動データを詳細に分析しました。単なる回答率ではなく正答率を重視し、質を担保するための細やかな分析と改善を繰り返しました。読み込ませるデータのフォーマット調整や、CSメンバーからのフィードバックを基にした継続的なチューニングにより、高精度な回答を実現しました。 2024年3月にリリースされた『GMO即レスAI』は、自社のCS運用で培ったノウハウを他社に提供する新サービスです。単純な質問応答にとどまらず、ヒアリングによる回答精度向上やニーズに応じたシナリオ分岐により、顧客体験の質を高めています。リリースまで1ヵ月、チューニングに3ヵ月という自社での経験を活かし、導入企業の負担を大幅に軽減しています。 守りから攻めへ:11名のリスキリング成功と新たな価値創造 miiboの導入は、単なる業務効率化を超えて、CS部門の役割と人材の可能性を大きく変革しました。この変革は、会話型AIがもたらす組織変革の可能性を示す重要な事例となっています。 有人対応を50%削減しながら、サイレントカスタマーからの問い合わせが増加したことで、新たなニーズの発見につながりました。問い合わせをした顧客の70%がAIエージェントを利用し、解決できなかった問題のみ有人対応で解決する理想的な分業体制が確立されました。予想をはるかに上回る効果により、当初の削減時間目標を見直す必要が生じるほどの成果を達成しました。 軽減されたリソースを活用し、11名のCS人材がディレクターなど攻めのポジションへ転向しました。これまで守りの業務に従事していた人材が、新サービス開発などの価値創造活動に着手しています。『GMO即レスAI』では、単純な問い合わせ対応を超えて、提案型コミュニケーションとして活用する企業も現れており、会話型AIの新たな可能性を示しています。 まとめ:会話型AIがもたらす組織変革の実例 GMOペパボの事例は、miiboを活用した会話型AI導入が、CS部門の業務効率化と新たな価値創造を同時に実現できることを証明しました。非エンジニアでも構築・運用可能なmiiboの特性を活かし、CS部門が主体となって推進した点が成功の鍵となりました。今後は『GMO即レスAI』のマルチモーダル化や、問い合わせ対応を起点とした新たな顧客体験の創出など、会話型AIの可能性をさらに広げていく構想が進められています。 Get full access to 岡大徳のメルマガ at www.daitoku0110.news/subscribe

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  7. miiboで実現するアーティストAI活用術:村治奏一氏が語る分身AI開発の全貌

    6D AGO

    miiboで実現するアーティストAI活用術:村治奏一氏が語る分身AI開発の全貌

    クラシックギタリスト村治奏一氏が、会話型AI構築プラットフォーム「miibo」を活用して開発した「A.I. 村治奏一」の事例は、個人のアーティストやクリエイターにとってAI活用の新たな可能性を示しています。本稿では、非エンジニアである村治氏が8ヶ月をかけて開発した分身AIの導入経緯、具体的な活用方法、そして今後の展望について詳しく紹介します。 村治氏は2023年1月にニュースサイトでmiiboを知り、直感的に「自分もやった方が良い」と感じて開発をスタートしました。現在、「A.I. 村治奏一」は公式サイトとLINEで稼働し、ファンとのコミュニケーションだけでなく、SNS投稿の作成、プログラムノートの執筆、演奏曲の選定、インタビュー取材の効率化など、アーティスト活動の多岐にわたる業務で活用されています。特筆すべきは、アーティストとAIの相性の良さです。企業のカスタマーサービスと異なり、個人の表現者としての活動では、AIのハルシネーションに対する許容度が高く、むしろ「珍回答」として楽しむ余地があるという独自の視点を村治氏は提供しています。 運命的な出会いから8ヶ月の開発期間 村治氏とmiiboの出会いは、2023年1月のニュースサイト「GIGAZINE(ギガジン)」での記事がきっかけでした。「これは面白いぞ!自分もやった方が良いな」という直感から、練習時間以外の多くを開発に費やし、8ヶ月後に「A.I. 村治奏一」が完成しました。 開発された「A.I. 村治奏一」には、クラシックギタリストとしての専門知識が詰め込まれています。練習法や楽器に関する情報はもちろん、趣味の話題や、観光大使を務める台東区のおすすめカフェ情報まで、村治氏の人となりを反映した幅広い知識がインプットされています。最近のGPT-4.1へのアップグレードにより、言葉の表現力がさらに向上し、ファンとの会話体験の質が向上しました。 公開プラットフォームは、Webブラウザ版とLINE版の2種類を用意しています。ブラウザ版は匿名での利用が可能で、初めての方や名前を出さずに質問したい方に適しています。一方、LINE版はトーク履歴が保存されるため、日常的な会話や過去のやり取りの振り返りに便利です。LINE版の開発も簡単で、miiboの公式ガイドに従って5〜10分程度で設定が完了したという手軽さも、非エンジニアのクリエイターにとって大きな利点となっています。 4つの革新的な活用シーンが示す可能性 村治氏の「A.I. 村治奏一」活用法は、単なるファンサービスを超えて、アーティスト活動の様々な場面で実践的な価値を生み出しています。以下、4つの主要な活用シーンを詳しく見ていきます。 第一の活用法は、SNS・Webコンテンツの作成です。InstagramやFacebookの投稿、演奏会やイベントのリリース情報など、日常的な情報発信の一部を「A.I. 村治奏一」が担当しています。AIが素早くドラフトを作成し、村治氏が「かたい感じがするから絵文字使って」といった指示で調整することで、効率的かつ高品質なコンテンツ制作を実現しています。 第二の活用法は、プログラムノート(曲の解説)の作成です。演奏会で配布する曲解説や作曲家の背景情報を、村治氏が与えた想いや基本データをベースに、AIがインターネット上の情報を補完しながら自動生成しています。専門的な内容でありながら、聴衆にわかりやすく伝える文章を効率的に作成できることは、演奏活動の質向上に直結しています。 第三の活用法は、演奏曲の選定支援です。演奏会のテーマと既に決定した曲をAIに伝えることで、学習済みのレパートリーから次に演奏すべき曲を提案してもらっています。曲の背景や流れを考慮した提案により、プログラム構成の質が向上し、将来的には演奏会全体の構成を複数パターン提案することも期待されています。 第四の活用法は、インタビュー取材の効率化です。記者が事前に「A.I. 村治奏一」と会話して基本情報を収集することで、対面取材では、より専門的で深い質問に時間を使えるようになりました。これは取材の質向上だけでなく、より価値の高いコンテンツ制作にもつながっています。 アーティスト×AIが切り拓く新たな創作活動の地平 村治氏は、AIがアーティストやクリエイターといった個人の表現者と非常に相性が良いと強調しています。その理由として、2つの重要な観点を提示しています。 第一の理由は、AIが表現者の新しいパートナーとして機能することです。名刺代わりやコミュニケーションツールとしての役割を果たし、ファンとの関係を深め、アートの世界を拡張する手助けをしてくれる存在となっています。TwitterやYouTubeが登場した頃と同様に、5年後10年後には想像もできないような可能性を秘めているという村治氏の展望は、クリエイターにとって希望に満ちています。 第二の理由は、ハルシネーション(事実でない内容の発言)に対する許容度の違いです。企業のビジネス利用と比較して、個人のアーティスト活動では致命的なミスになる可能性が低く、むしろ「珍回答」としてSNSで紹介するなど、エンターテインメントとして活用できる余地があります。この柔軟な姿勢は、AIとの創造的な協働を促進する重要な要素となっています。 今後の展望として、村治氏は音楽や画像理解の進化に期待を寄せています。音源のストックによるプレイリスト生成、画像の自動分類、コンサート後のアンケート収集と分析、チケット予約やグッズ販売の自動化など、クリエイティブな領域での更なる発展を見据えています。 アーティスト・クリエイターのAI活用への道 村治奏一氏の「A.I. 村治奏一」開発事例は、非エンジニアのアーティストでもmiiboを活用して実用的な分身AIを構築できることを証明しました。8ヶ月の開発期間を経て完成したこのAIは、SNS投稿からプログラムノート作成、演奏曲選定、インタビュー効率化まで、創作活動の様々な場面で価値を生み出しています。アーティストとAIの相性の良さ、特にハルシネーションへの寛容さという独自の視点は、今後のクリエイター×AI協働の可能性を示唆しています。 Get full access to 岡大徳のメルマガ at www.daitoku0110.news/subscribe

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  8. 鹿児島大学が実証!miiboで実現する教育DXと方言継承の新たな可能性

    SEP 3

    鹿児島大学が実証!miiboで実現する教育DXと方言継承の新たな可能性

    鹿児島大学の坂井美日准教授が、ノーコードAI開発プラットフォーム「miibo」を活用して教育現場の革新に挑戦しています。大学1年生の半数以上がAIを一度も使用していない現状を打破するため、論理力向上クイズボットとレポート添削支援システムを開発しました。さらに、30年以内に消滅の危機にある鹿児島方言を守るため、方言チャットボット「カルカンちゃん」の開発にも着手しています。 本事例では、プログラミング知識がない文系教員でもmiiboを活用することで、教育課題の解決と文化継承の両立を実現できることを実証しています。3クラス90人分のレポート添削業務の効率化に成功し、ゲーム感覚で楽しく学べる環境を構築しました。また、医療・介護現場でのコミュニケーション課題解決にも貢献する、実用的なAIアプリケーションの開発を実現しています。 AI教育の現状を変える挑戦 「大学1年生の半数以上が一度もAIを使ったことがない」という驚くべき現実に直面した坂井准教授は、教育現場のAI活用に革新をもたらしました。多くの教員が「使わずに警戒している」状況を打開するため、miiboのノーコード環境を活用して実践的な解決策を開発しています。コードは大学1年生と同じレベルの知識しかない完全な文系人間である坂井准教授が、専門知識なしでAIアプリケーションの開発に成功したことは、教育現場におけるAI活用の新たな可能性を示しています。 学生が苦手とする「問いを立てる」という課題に対しては、対話型の論理力向上クイズボットを開発しました。このボットは、AIとの会話を通じて楽しみながら論理的思考を養うことができる仕組みです。学生たちは「AIが褒めてくれる」という特徴に好意的な反応を示し、積極的に学習に取り組むようになりました。 1クラス30人、3クラス計100人近いレポートの添削という業務負荷に対しても、AI活用による解決策を実装しています。坂井准教授の知識をAIに組み込んだ事前チェックシステムにより、初期段階のレポートチェックの時間を大幅に削減しました。学生はまずAIのチェックを通してから提出する仕組みにより、教員の負荷軽減と指導の質向上を両立させています。 方言継承への革新的アプローチ 30年以内に鹿児島県の方言が消滅する危機に直面する中、坂井准教授は方言継承の新しい道筋を見出しました。「おじいちゃんの言葉が理解できない」という個人的な経験から始まった方言研究は、miiboを活用した実用的なソリューション開発へと発展しています。標準語での入力に対して鹿児島方言で応答するチャットボット「カルカンちゃん」は、70代の方言話者の言葉遣いを自然に再現することに成功しました。 医療・介護現場では、方言しか話せない高齢患者と標準語しか理解できない若い医療スタッフとの間で深刻なコミュニケーションギャップが生じています。この課題に対し、「カルカンちゃん」は実用的な解決策として期待されています。高齢になるほど起こる「方言返り」現象により、母語である方言でしか自己表現できなくなる患者との意思疎通を支援する可能性を秘めています。 実証実験では、方言を話すAIに対して予想以上の好反応が得られました。高齢者のQOL(生活の質)向上への貢献が期待される一方、方言学習者からも「AIなら気軽に練習できる」という声が寄せられています。miiboのRAG機能を活用した方言知識ベースの効率的な実装により、奄美方言特有の7母音体系への対応など、技術的な課題も克服しています。 教育現場に適したAI活用の工夫 教育効果を高めるため、坂井准教授は独自の工夫を施しています。学生がAIとの対話を適切に行ったことを確認するため、特定のキーワード(「花子」や「もちまる」など)をAIが会話の中で発するよう設定しました。このキーワードを課題の一部として記入させることで、適切なAI活用を確認する仕組みを実現しています。 レポート添削支援ボットにおいては、「レポートの丸写しはダメですが、添削ならOK」という使い方の指針をAI自体に組み込みました。学生が「答えを教えて」と依頼しても、AIが明確に禁止事項として伝える設定により、適切な活用を促進しています。このような細かな配慮により、教育的価値を損なうことなくAIを活用できる環境を構築しています。 miiboのシナリオ機能を活用した会話フローの細かな制御により、教育目的に特化したAIの振る舞いを実現しました。API連携機能を使用した音声合成技術の実装も進めており、約80%の認識精度を達成しています。これらの技術的な工夫により、より自然で効果的な学習体験を提供することが可能になっています。 今後の展望と期待される成果 「文系の学生や教員は実はアイデアをたくさん持っています。ただ、技術がないために実現できないでいました」という坂井准教授の言葉は、miiboが開く新たな可能性を象徴しています。学校の先生の業務負荷軽減とデジタル化の両立を目指し、実践例の共有や活用方法の普及を進めています。「使わせない」から「正しく使わせる」への転換により、教育現場の働き方改革が期待されています。 方言継承においては、AIを人による継承を補完する存在として位置づけています。核家族化が進む中、普段はAIで方言を練習し、週末に実際の方言話者と交流するという新しい継承モデルを提案しています。このアプローチにより、失われつつある地域文化の保護と次世代への継承が可能になると期待されています。 まとめ 鹿児島大学の事例は、miiboを活用することで非エンジニアでも実用的なAIアプリケーションを開発できることを実証しています。教育現場の課題解決と文化継承という異なる領域において、それぞれ具体的な成果を上げている点が特筆されます。今後、より多くの教育機関や地域でmiiboを活用した革新的な取り組みが広がることで、教育DXの加速と地域文化の保護が同時に実現されることが期待されています。 Get full access to 岡大徳のメルマガ at www.daitoku0110.news/subscribe

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人を尊重して話を聞かせていただく「アクティブリスニング」エバンジェリスト『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』著者赤羽雄二氏公認|『アクションリーディング』読書会開催|仲間と一緒に成長できる「親子のクオリティタイム」「最速ロールプレイング」「A4メモ書き」などのグループ運営|株式会社miiboのmiibo Designer|一般社団法人 遠隔健康医療相談適正推進機構 正会員 【配信内容】 配信URL;https://www.daitoku0110.news 3つの内容を配信中 1. 岡大徳 アクティブリスニングなどについて配信しています。 ブログなどの内容はこちら ・https://daitoku0110.com ・https://daitoku0110.jp ・https://daitoku.site/ 2. miiboDesigner 株式会社miiboのmiiboDesignerの岡大徳がmiiboについての新しい情報や気になった情報、ノウハウなど話していきます。 miiboデザイナーとは、miiboの会話の精度があがるように設計をしていく人のことです。 ・プロフィールサイト:https://daitoku0110.net/ ・miiboガイド(初めての人はこちらから):https://daitoku0110.net/miibo/ ・miibo情報:https://daitoku0110.net/miibo-information/ ・スライド共有サービスドクセル:https://www.docswell.com/tag/miibo 3. ナレッジマネジメント 岡大徳のNotesをもとにナレッジマネジメントの一環として配信しています。 岡大徳のNotes:https://daitoku0110.wiki 【Clubhouse】 https://www.clubhouse.com/@daitoku0110 ・『アクションリーディング』行動が変わり人生が変わる読書会 https://bit.ly/38uMBJP ・親子のクオリティタイム https://bit.ly/3Rf8X6z 【Peatix】 https://peatix.com/user/1425712/ ・実践『アクションリーディング』自分を変える行動読書 https://action-reading.peatix.com/ 【Facebook】 https://ms-my.facebook.com/oka.hironori.1 グループ ・実践『アクションリーディング』自分を変える行動読書:https://www.facebook.com/groups/practiceactionreading ・実践 最速ロールプレイング:https://www.facebook.com/groups/551556716178832 ・実践『ゼロ秒思考』A4メモ書き:https://www.facebook.com/groups/notewriting 【Unstoppable Domains】 https://ud.me/daitoku0110.x 【ドクセル】 https://www.docswell.com/user/daitoku0110 www.daitoku0110.news

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