絵本を扉に世界を覗く■望遠鏡ラジオ■

#001【ほっきょくでうしをうつ】ヒトはだから家畜を育てる!?10歳のイノチ感

エピソード#001【ほっきょくでうしをうつ】

『ほっきょくでうしをうつ』角幡 唯介・作、 阿部 海太・絵

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冒険家・角幡唯介さんの北極単独行。『狩りと漂泊』という書籍を読んだあとでこの絵本を開くと、想像でしかなかった「自分の命のための狩り」が突然目の前に、質感のある経験として立ち現れます。

文字は少ないけれど、白と黒を基調にした絵の世界からふくらむイメージは果てしない。命や死に興味の出てくる小学校高学年の子どもがどのようにこの絵本を読むのか、はじめから興味津々でした。

話はどんどんアブダクションして、最後には家畜の話まで。そんなこと、考えてたんだ…と第1回目から興味深いコドモの世界を覗くことができました。