生命科学の冒険者

038.科学者『キャリー・マリス』:Part.6~研究職からの逃避行

前回に引き続き、PCRの発明者キャリー・マリスをご紹介していきます。

毎日ラットを殺す研究に嫌気がさしたキャリーは、1975年に研究職を辞め、なんとコーヒーショップで働き始めます。化学畑出身の彼が直面したバイオ研究の曖昧さと苦悩。この異色の経歴が、後の彼の運命を大きく変えることになっていきます。