生命科学の冒険者

039.科学者『キャリー・マリス』:Part.7~DNA合成奮闘記

前回に引き続き、PCRの発明者キャリー・マリスをご紹介していきます。

バイオ企業シータスに入社した彼の仕事は、鎌形赤血球症の診断薬開発のためDNAを手作業で合成することでした。ただ、手間と時間がかかり、放射性物質を使用する上に感度が低いという課題に直面。この「面倒」を嫌う彼の探求心が、後のPCR開発へと繋がっていきます。