5分 de ヒストリー ~歴史・世界史・日本史・学び直し/クロノ

#113【通史】世界史⑥東アジア文化圏の形成と発展16:五胡十六国時代

教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第101回目は東アジア文化圏の形成と発展「五胡十六国時代」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

◇オリジナル基本文

晋では司馬炎の死後、皇帝一族による帝位をめぐる抗争(八王の乱)が発生し混乱が続いた。4世紀初め、匈奴・鮮卑・羯・氐・羌の五胡と総称される諸民族が華北への移住をすすめる。311年、匈奴による永嘉の乱(えいかのらん)で、晋は洛陽を攻略され長安に移るが316年に滅亡した。その後、華北は五胡十六国時代となり、約130年間に16の王朝が興亡を繰り返した。この間に漢民族の多くが混乱を逃れて華北から江南に移住。その結果江南では稲作が普及し開発が進んだ。