5分 de ヒストリー ~歴史・世界史・日本史・学び直し/クロノ

#116【通史】世界史⑥東アジア文化圏の形成と発展19:魏晋南北朝時代

教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第104回目は東アジア文化圏の形成と発展「魏晋南北朝時代」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

◇オリジナル基本文

後漢滅亡以降の370年にわたる分裂時代を魏晋南北朝時代という。歴代王朝は、豪族や貴族の大土地所有を抑制し、農民を保護して税収を安定化させようとした。魏では屯田制、西晋では占田・課田法、北魏では均田制を実施した。これらは一定の効果はあったが、根本的に解決するには至らなかった。人材登用では魏が九品中正を行うが、かえって豪族が上級官職を独占し、門閥貴族を生み出す結果となる。民族や風土の違いを超えて適用できる制度は隋・唐にも継承された。