政治経済情勢活用ラジオ[PESUニュース]

[15-3] 日本銀行は参院選の結果を◯◯◯と捉えているかも。「基調的な物価」というシレっと使われている単語を知ってますか?ガソリン代電気代エネルギー価格の先行き見通しについてな

概要欄のチャプターを見ながら視聴もオススメ!

4月と7月の差分をテキストで端的に抜粋しておきました。

by 飯田

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▼本日の番組チャプター▼

(00:00) 日本銀行『経済・物価情勢の展望(2025 年7月)』

⁠⁠https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor2507a.pdf⁠⁠

(00:58) P3-4: 物価の先行き見通し(基調的な上昇率)

追加文言:もっとも、賃金と物価が相互に参照しながら緩やかに上昇していくメカニズムは維持され

(02:59) 【★重要】日本銀行は参院選を「インフレどうにかしろ」というものとして捉えている。金利と日本銀行の存在意義について

(05:05) 基調的な物価上昇率ってなんですか?10年前から使い始めた生鮮食品とエネルギーを除く消費者物価

(09:37) 【★重要】自分たちが身動きをしやすいように「証拠」を残しておくというカドを立てず大人な立ち回りを学べる展望レポート。人間の一貫性と断定の危険性

(12:07) P4: 原油価格の前提、変更点

4月(以前):原油価格については(中略)「概ね横ばいで推移」していく前提

→ 7月(今回):原油価格については(中略)「緩やかに低下」していく前提

(13:26) 【★重要】経済構造と経営の関連性。環境は全員に影響を与えるからマクロ経済もミクロ経済も重要。社外取締役としての経済学者、アドバイザリーボードの重要性

(15:18) P5: 経済のリスク要因(財政拡張的な動き)

中国経済について先行きの成長ペースを巡る不確実性は引き続き高いことについて、「政策効果も含めて」という単語の削除。

(17:04) P5: 経済のリスク要因(財政拡張的な動き)

7月追加文言:このほか、最近の米国や欧州等における財政拡張的な動きなどが、世界経済を押し上げる可能性にも留意する必要がある。

(19:44) 軍需、軍事産業は最終消費財にならなく生産物を破壊する財だから付加価値を産まないという言説について

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↓前回放送[2025年4月度の展望レポート解説]はコチラ↓

[10-1]今後の物価や金利や経済はこうなる!を書いた日本銀行が発信する展望レポートは文学だ?読み解くための本質は「察して!」日銀文学と言われる一見簡単で簡潔だが、深い伏線あり【日銀展望レポート2025年4月編-1】

⁠⁠⁠https://open.spotify.com/episode/5nD8VKx27uaVQqln4fGHMa?si=xbnHzpRqRGS916VLViG7Ng⁠⁠⁠

※政治経済情勢は刻一刻と変化していますが、この放送は【2025年8月14日】時点で収録した内容です。ご了承下さい※

■政治経済情勢活用会とは?

設立趣意:私たちが目指すこと (note)

→ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://note.com/pesu1759/n/nf02fcb099e48⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

政治経済情勢活用ラジオは、毎日6時間以上国内・海外のニュースや経済レポート情報を見ている野村さんと、インタビューワーの飯田が、政治経済情勢を経営活動に活用できないかを目指して情報を読み解いていく試みの番組です。

普段から政治や経済のニュース新聞等を複数読んで精査する時間のない経営層やビジネスパーソンを対象に、時代や環境の流れをお伝えします。

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株価の上下や為替の上下、個別の業界や個別の企業などといった投資情報を取り上げているのではまったくなく、日本や海外の政治経済の環境が自分の会社や人生に与える影響を知ったうえで選択できるようになることを目指します。放送中のいかなる表現においても将来を断定するものではなく、あくまで私たちが想定した仮説に過ぎません。