2兆7736億円借りた女将、尾上縫事件。バブルが生んだ史上まれにみる巨額詐欺事件。

さむいぼラジオ〜ニッポンのタブー〜

大阪なんば千日前の料亭の女将だった尾上縫は、1980年代後半に「北浜の天才詐欺師」「7000億円の資産を持つ女将」などと呼ばれたバブル期の有名人。

カエルの置物に祈りをささげ、お告げによって株を売買する手法は、テレビを通じて全国へ広がった。

そして、千日前の小さな料亭には、連日銀行の頭取や支店長クラスが通い、また一流の証券会社の担当者が料亭の奥の座敷に常駐するなど、尾上の金に多くの人間がむらがった。

しかし、その実態は信用金庫などの金融機関に預金証明書を偽造させ、その偽造預金証明書を担保にする詐欺的な手法で多額の富を築いていた。

尾上縫はバブル崩壊後の1991年2月に逮捕され、懲役12年の判決を受けた。

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