ナオト博士の地球のこと知ってる!?

#216 雨が降ると砂漠が息をする?地球の40%が隠していた炭素のヒミツ


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地球の陸地の40%を占める乾燥地帯で、雨が降るたびに起きていた驚きの現象が2025年に初めて明らかになりました。カラカラの砂漠に雨が降ると、土の中の微生物たちが一斉に目覚めて大量のCO2を放出していたのです。しかも、この「隠れた炭素放出」は年間の生態系呼吸の17%も占めており、これまでの気候モデルが最大34%も過小評価していたことが判明。地球温暖化の予測を根本から見直す必要がある、という衝撃の研究をわかりやすく解説します。

Nature Geoscience

Widespread underestimation of rain-induced soil carbon emissions from global drylands