🌸5分でわかる日本語🌸Dive into Japanese in just 5 minutes

🌸435:「顔を出す」「顔を売る」など、“顔を”を使った日本語表現5つ!〈日本語聴解 Japanese Podcast〉

「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。

① いろいろな日本語をわかりやすく説明します

② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます

③ 忙しい人にもぴったり!

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【台本/Script】

日本語には「顔」という言葉を使った表現がたくさんあります。「顔を出す」「顔を貸す」「顔を売る」など、どんな意味だと思いますか?今日は、「顔を」を使った表現を5つ、例文といっしょにわかりやすくご紹介します。

こんにちは。今日は9月8日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。

では、まず「顔を出す」です。この言葉には2つの意味があります。1つ目は、「表面に出てくる」という意味です。たとえば、「春になると、植物の芽が顔を出す」というと、土の中から植物が少し出てきた様子がわかります。2つ目は、「会議などに少しだけ参加する」という意味です。たとえば、「今日は、パーティーに顔を出してから帰ります」と言えば、短い時間だけ参加するということです。

次は、「顔を合わせる」です。これは「会う」という意味ですが、友だちや家族にはあまり使いません。たとえば、「毎朝、駅で昔の同僚と顔を合わせます」と言うと、ただ会うだけで、親しく話すわけではありません。友だちというほどの関係ではありません。

3つ目は、「顔を売る」です。これは「人を有名にする」という意味です。たとえば、「若い俳優がテレビにたくさん出て、顔を売っている」や、「まずは顔を売ってから、仕事が増えました」のように使います。商売は、人に覚えてもらうことが大事ですね。

4つ目は、「顔を貸す」です。これは「頼まれて、人に会いに行く」という意味です。「ちょっと顔を貸して」と言われたときは、「少し会って話がしたい」ということです。この言葉は、ていねいな言い方ではないので、けんかや犯罪の話など、ドラマや映画の中で使われることが多いように思います。知識として知っておくだけで、実際には使わない方がいいと思います。

最後は、「顔を立てる」です。これは「相手の立場を大事にする」という意味です。たとえば、「社長の顔を立てるために、本当のことは言いませんでした」と言えば、社長が困らないように気をつけたということですね。相手の立場や気持ちを大事にする考えが、この表現に出ていると思います。

今日は、「顔を出す」「顔を合わせる」「顔を売る」「顔を貸す」「顔を立てる」の5つの表現をご紹介しました。「顔を」を使ったさまざまな表現を知ると、日本語がもっとおもしろくなりますね。

では、ここで問題です!

たくさんの人に名前を覚えてもらいたいので、テレビに出ています。これは何をしていますか?

1. 顔を立てる

2. 顔を合わせる

3. 顔を売る

もう一度、問題を言います。答えは「3. 顔を売る」です。

今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。毎週日曜日日本時間夜9時30分からYouTube Liveもしています。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね! 

【自己紹介】

こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!

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