PLENUS RICE TO BE HERE J-WAVE
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この番組は作家・文献学者の山口謠司が、日本の食文化を通して全国各地で育まれてきた“日本ならではの知恵”を紐解くポッドキャストです。(FMラジオ局 J-WAVE 81.3FM では毎週月曜日から木曜日 15:10〜15:20にオンエア中。)
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EP.238「@浜松 - 其ノ二、凧を揚げてもちガツオー」
砂丘と言うと多くの方が鳥取を思い浮かべるかと思いますが、実は浜松にも幅4キロに及ぶ立派な中田島砂丘があるのです。何も遮るものがない広い空、そして強い風が吹いている事から、この砂丘では毎年ゴールデンウィークに凧揚げまつりが行われています。モチモチした食感の地元の名物「もちがつお」に舌鼓を打ちながら、凧揚げ合戦を観戦するのも粋なものですね。
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EP.237「@浜松 - 其ノ一、ウナギ背開き腹開き」
静岡県最大の都市、浜松と言えば浜名湖、そして浜名湖といえば「鰻」。上方では鰻は腹開きであるのに対し、江戸は背開き。浜松は「腹開き」「背開き」両方の鰻を楽しめる全国でも珍しい場所の一つです。江戸っ子は腹開きを嫌ったために背開きとなったのですが、さて、なぜ江戸っ子は鰻の腹開きを嫌がったのでしょう?
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EP.236「@五島 - 其ノ四、信仰と塩の結晶ピラミッド」
長崎港でルーマニアからやってきた女性が泣きそうな顔をして港の係の方と話をしていました。この女性は五島の「ハリノメンド」というところに行きたいとだが、どうすればいいのかと言っています。そもそも「ハリドメンド」って何?と思い調べてみると、かつてこの辺りに多くいた、隠れキリシタンの人たちにとって信仰の上でとても大切なある場所である事が分かってきました・・・・。
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EP.235「@五島 - 其ノ三、ミジョカー池田レンタカー」
五島の福江港にある「池田レンタカー」にいる、いつもニコニコしているおばあちゃんは「後藤にはいっぱいミジョカ人おらすよ〜」と仰りました。この「みじょか」という言葉は「可愛い」「綺麗」という意味で使われますが、実は平安時代から室町時代にかけて、この表現は普通に使われていました。つまり一般的には死語となってしまった単語がこの五島ではまだ使われているという事になります・・・。
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EP.234「@五島 - 其ノ二、手仕事いっぱい五島」
長崎県五島市富江町には築140年の古民家をとってもおしゃれに改装したカフェ、ショップ、そして宿泊施設であるte to ba <手と場>というところがあります。このお店にあるグッズのラインナップからも、この五島という土地ではいまだに多くの職人さんが素晴らしい手作りの品を作り続けている事が分かります。
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EP.233「@五島 - 其ノ一、アラカブ くうかい?」
長崎県五島の福江島の岬「三井楽」。東シナ海に面したここは文字通り絶海と呼ぶにふさわしい場所です。この岬の先端は遣唐使として空海が日本を離れた場所であり、記念碑が建っています。ここではアラカブという魚がよく釣れるようですが、この「アラカブ」は関東などでは「カサゴ」と呼ばれております。